こんにちわ、ツーリング中に鍾乳洞を見つけると、ついつい寄っちゃうさすライダーです。
鍾乳洞って、気軽に冒険気分が味わえて(一部ハードなものを除いて)見応えもあるので、今まで寄ってハズレたことがない、旅の鉄板コンテンツだったりします。
鍾乳洞は基本、辺鄙な場所にあるので、そこまでバイクで行く過程も楽しかったりしますが、、、なんと今回、想像を絶するとんでもない場所にある鍾乳洞に行ってきました。
北海道?四国?九州?それとも離島?、、、いやいやいや、、、そのとんでもない場所とは、まさかの「TOKYO」です。
え?東京に鍾乳洞?なにそれ?渋谷のスクランブル交差点の下とか?凄くない?
、、、果たして、東京の鍾乳洞とは一体どういう場所なのか、早速レポートしていきます( ・∇・)
東京に存在する鍾乳洞「日原鍾乳洞」とは?
旅好きライダーの9割が持っているバイブル「ツーリングマップル」の関東版を、ある日パラパラとめくっていたら、僕の目はとある場所で「?」マークになりました。
日原鍾乳洞(東京にある国内有数の鍾乳洞)というコメント、、、え?東京に鍾乳洞?しかも国内有数?
国内有数ってとこは、例えば山口県の秋芳洞とか、岩手県の龍泉洞とか、福島県のあぶくま洞とか?そういうレベルってこと?そんな鍾乳洞が大都会東京に?
、、、そんな訳ないじゃん、ワロタ(笑)それが僕のファースト感想でした。
しかし、色々と調べてみると、東京の奥多摩の奥地に、確かに「日原鍾乳洞」という場所があって、写真を見る限りはかなり広い鍾乳洞のようで、、、これは行って確かめないと、と思った次第なのです。
まさかの東京に国内有数の鍾乳洞
東京は東京でも、場所が奥多摩なので、まぁ鍾乳洞があることは百歩譲って認めても、幾ら何でも国内有数は言い過ぎじゃない?
と、かなり半信半疑な僕でしたが、調べてみると、何やら日原鍾乳洞は関東エリア最大(最大級じゃなくて最大です)の鍾乳洞で、日本観光鍾乳洞協会で紹介されている、国内9つの鍾乳洞のうちの1つであると判明しました。
流石に、ここまでのデータが揃えば信じるしかなく、東京に国内有数の鍾乳洞があるなんて、これはもう行って確かめるしか無いわけです。
あっと驚く自然の濃さ
今回、2日間の奥多摩ツーリングの道中で、日原鍾乳洞(ちなみに読み方は「ニッパラ」です)に寄りましたが、あまりの自然の濃さに驚きました。
後から説明しますが、鍾乳洞までの道がかなりのアドベンチャーロードで、入口は怒涛の勢いで流れる滝の麓の川沿いです。
こんな場所が東京にあったんだ、、、というのが素直な感想で、個人的には四国の山奥のような秘境っぷりを感じる場所でした。
実際に「日原鍾乳洞」に行ってみた
ここまでかなり引っ張りましたが、いよいよ実際に日原鍾乳洞に行ってみた感想などをレポートしていきます。
日原鍾乳洞の場所・アクセス・駐車場について
東京の秘境「日原鍾乳洞」は、車・バイクでも公共交通機関でも行くことができます。
車・バイクの場合は、国道411号線沿いにある奥多摩の市街地まで行き、そこから「都道204号線(日原鍾乳洞線)」へスイッチ、あとは道なりに鍾乳洞まで行くだけです。
しかし、この都道204号線はかなりのアドベンチャーロードで、全体的に道幅が狭く、急勾配でカーブがきつい場所も数カ所あります。
車の場合は対向車が来ると、通り抜けが困難な場所もあるので、くれぐれもスピードの出し過ぎには注意して(出せないと思いますが)注意深く落ち着いて運転しましょう。
ただし、周囲の景色の自然の濃さは必見です!
日原鍾乳洞の駐車場は平日は無料で、土日祝日やGW、夏休み期間中は500円かかります。
駐車場の規模が小さいので、休日は1〜3時間くらいの駐車待ちが発生する場合もあるようなので、ヤバそうな日は早めに行くか、今から説明するバスの利用を検討しましょう(バイク置き場もありますが10台も置けないです・写真参照)
公共交通機関でのアクセスは、まずは電車で奥多摩駅まで行き、そこからバスに乗って日原鍾乳洞まで行きます。
平日は、日原鍾乳洞行のバスに乗り、終点から徒歩5分くらい、休日は東日原行のバスに乗り、終点から徒歩25分くらいの道のりです。
普通は観光客の多い、休日の方を徒歩5分のバスにしたらどうか?とは思いますが、非常にユニークなシステムなので、変なツッコミは入れずに、郷に入れば郷に従う精神で行きましょう。
なお、車・バイクの場合も、公共交通機関の場合も、都道204号線は通行止めになることが多い道なので、事前情報はしっかり収集しておきましょう。
日原鍾乳洞の営業時間や休洞日・混雑状況について
日原鍾乳洞は年末年始(12月30日〜1月3日)を除いて通年営業しており、4月1日〜11月30日までは午前8時から午後5時まで、12月1日から3月31日までは午前8時半から午後4時半まで営業しています。
この手の鍾乳洞にしては、営業期間も時間も長めですが、なにぶん周囲の自然が深いので、天候状況などによっては臨時休業もあり得ます。
実は今回、大型台風経過後の2日目(快晴)に行ったのですが、鍾乳洞へ電源を供給している電信柱が倒れた影響で、まさかの臨時休業に当たってしまいました。。。
もちろん、気を取り直して翌日リベンジしたのですが、このような事態はちょくちょく起きるようなので、確実に営業しているか否かを知りたい場合は、当日公式ホームページに掲載されている電話番号で確認しましょう。
なお、今回僕は10月の平日の9時頃に現地に行きましたが、全然人がおらず、ほぼ貸切状態でした。
場所が場所なだけに、おそらく夏休みや秋の行楽シーズンを除けば、平日は常にこんな感じだと思われますが、逆に「休日は混みます」と公式ホームページ上に明記されています。
なので、可能な限りは平日をオススメしますが、仕事の都合で休日しか行けない場合は、極力朝イチで行くことをオススメします。
日原鍾乳洞の料金や割引券について
日原鍾乳洞の入場料は大人700円(子供400円)と、いくら奥多摩とは言え、東京都にしては良心的な価格だと思います。
しかも、公式ホームページ上の「割引券」の項目をクリックすると、誰でも100円引きになる割引券が簡単にゲットできるので、事実上は600円で入場が可能です。
しかも、スマホ時代なのに、その割引券が、、、プリントアウトして当日持って行くという非常にレトロなシステムで、ってか、、、そもそも公式ホームページに割引券を置くなら、そもそも600円で良くない?というツッコミはしない事にしておきます。
結局何が言いたいかと言えば、日原鍾乳洞は内容を考えると、とてもリーズナブルです。
日原鍾乳洞の洞内の気温と服装について
日原鍾乳洞は季節に関係なく、洞内は年中11度前後の気温を保っています。
つまり夏は涼しく、冬は暖かく感じるわけですが、特に春〜秋にかけては、いくら下界が暑くても、何か上に羽織るものを持って行った方がオススメです。
間違っても、半袖短パンは辞めたほうが良く、洞内で寒い思いをするのが目に見えています。
また、洞内では至る所で地下水が滴り落ちていますので、全体的に滑りやすい箇所が多く、かなり急な階段を登る箇所もありますので、歩きやすいスニーカーがオススメです。
日原鍾乳洞はとんでもない鍾乳洞だった
日原鍾乳洞の入り口は、川を挟んで受付がある場所の反対岸にあるのですが、この時点でかなりのアドベンチャー感を醸し出しています。
僕が行った時は、台風経過の2日後でしたので、川が増水してて若干の恐怖を覚えるレベルでした。
いざ洞内に入ると、ひやっとした空気とコウモリさん(びっくりした、、、)が出迎えてくれると共に、まずは回廊のよう場所を歩く事になるのですが、この時点でかなり広い鍾乳洞であることを実感できます。
途中にある洞内の案内板を見る限り、少なくても10分くらいで終了というライトな鍾乳洞ではない事が明らかです。
幾つもの見どころを見ながら、時に狭い箇所や急な階段を登って行くと、全体の工程の約半分くらいのところで、ど〜んと突き抜けた広い広場に出ます。
ここの広場のスケールの大きさは圧巻の一言で、確かに日原鍾乳洞が国内有数の鍾乳洞である事に間違いはないと確信が持てる規模です。
あの日本最大の鍾乳洞、山口県の秋芳洞を彷彿とさせる地下の巨大空間は、ここが東京であることを忘れさせてくれる、かなりの一見の価値がある場所です。
洞内は狭い箇所も多く、全体的に湿っているので、くれぐれも走ったりはせず、常に頭上に注意しましょう。
僕は身長173cmですが、普通に歩いていたら頭をぶつける箇所が何箇所もありました。
日原鍾乳洞の所要時間の目安について
僕は今回妻と日原鍾乳洞に行きましたが、かなりガッツリ目に見て、トータル1時間ちょくらいの所要時間でした。
仮に僕一人だけなら、1時間はかからずに見れたとは思いますが、急いで見るのはあまりに勿体無い場所なので、都道204号線の往復も含めて、トータル3時間程度は見積もっておくのが確実です。
日原鍾乳洞周辺の飲食店について
日原鍾乳洞の駐車場の手前には「日原鍾乳洞売店」があり、ここで食事をとることが出来ます。
今回僕は行きませんでしたが、うどんやラーメン、丼モノなどを食べれるようです。
それ以外は、極力奥多摩の市街地で食事は済ませるべきで、都道204号線を走っている時に、数件飲食店らしき店を見ましたが、おそらく営業時間がタイトな気がするので(笑)あまり当てにしないほうがいいかと思います。
日原鍾乳洞のアクセス・駐車場・料金・所要時間のまとめ
失礼ながら、東京に国内有数の鍾乳洞があるなんて、にわかには信じ難い事実でしたが、、、実際に行ってみたら、それは浅はかな考えだったと反省するに至りました。
日原鍾乳洞は、大都会東京が持つ別な顔「秘境の東京」を味わうのに最適な場所でした。