スマートフォン時代に家計を圧迫する「通信費」という存在は、スマホユーザーの共通の悩みの種と言えます。
仕事やプライベートにまで深く入り込んでいるスマートフォンを使わないわけにはいかず、高いとは思いつつ毎月通信費を払い続けているケースがほとんどではないでしょうか?
しかし、一般的に高いと言われているスマートフォンの通信費は、多くの場合少しの工夫や少しの知識で今より料金を抑えることができます。
それがたとえ少ない金額だとしても、1ヶ月単位、1年単位で考えればかなりの通信費の削減に繋がりますので、ぜひ一度自身の契約を見直してみることをおすすめします。
- 1:スマートフォンの料金プランを見直してみよう
- 2:スマートフォンの各種オプションを見直してみよう
- 3:音声通話は「WiFi+IP電話サービス」に切り替えよう
- 4:最新の端末は不要(分割で端末を買わない)
- 5:自宅の固定回線を見直してみよう
- 6:格安スマホを検討してみよう
- スマートフォンの通信費を削減する6つの方法 まとめ
1:スマートフォンの料金プランを見直してみよう
多くのユーザーが、スマートフォンを契約した際の料金プランをそのまま使い続けています。
たとえば、大手通信3社の主力プランは話し放題プランですが、話し放題プランには無制限の話し放題プランと5分間の話し放題プランがあり、両者には毎月1000円の利用料金の開きがあります。
つまり、年間に換算すると12000円も通信費が違ってきます。
また、月々のデータ量は適切な容量で契約していますでしょうか?ショップで薦められるがままに20GBや50GBの大容量プランで契約していても、実際に使っているのは数GBではないでしょうか?
あまり通話をする機会がないのなら、無制限の話し放題プランは5分間の話し放題プランに変更するべきですし、毎月のデータ量は自分にあったデータ量に変更すべきです。
このように、契約時に加入したプランが、必ずしも自身の使い方にあっているとは言えず、各社の個人ページなどで契約内容や請求金額を確認した上で適切な内容に変更する必要があります。
また、各社の「旧プラン」と呼ばれる、新規申し込みができない旧型プランに加入しているユーザーは、今よりお得なプランが出ていないか最新の料金プランを一度チェックしてみることをおすすめします。
2:スマートフォンの各種オプションを見直してみよう
「契約の際はこちらのオプションに全てご加入いただくようになっております」
スマートフォンの契約時に、特に使う予定のないオプションを大量に契約させられてはいないでしょうか?
それ自体は、各々の携帯ショップのルールなので致し方ないですが、問題なのはその後、オプションに加入していることを忘れて、毎月不要な料金を払い続けてしまうことです。
携帯ショップで契約時に加入を勧められるオプションは、主に1ヶ月ないし2ヶ月間の無料期間があるものが多く、その無料期間内に解除すれば料金は一切発生しません。
自分が現在どのオプションに加入していて、何が必要で何が不要なのか?を把握し、不要なオプションならば無料期間中、または極力早めに解除することが最も簡単な通信費の削減に繋がります。
この手のオプションで多いのが、留守番電話などがセットになった通話系のオプションパック、スマートフォンの万が一のトラブルに対応する保険サービス、音楽や動画の聴き放題・見放題サービスなどです。
3:音声通話は「WiFi+IP電話サービス」に切り替えよう
仕事で電話を使ったり、毎日のように電話する必要がないユーザーは極力音声通話を避けるべきです。
大手通信3社の時間無制限の話し放題プランに入っている場合は特に問題がないですが、時間制限がある話し放題プランや従量課金性の通話プランでは、ちょっとした通話料が後々全体の通信費に響いてきます。
どうしても通話が必要な場合は音声通話ではなく、LINE電話やスカイプなどのIP電話サービスがオススメです。
これらはインターネット回線を用いた電話なので、通話料の代わりにデータ量を消費します。
しかも「WiFi」に接続した状態でIP電話をかければ、実質データ量も消費せずに(固定回線経由で)電話ができるので、つまり無料で無制限の話し放題が実現できます。
iPhone同士であれば、iOSの標準機能の「facetime」を使った通話も同じ理屈で無料で電話ができます。
4:最新の端末は不要(分割で端末を買わない)
携帯ショップに行くと「実質ゼロ円」の端末が数多く並んでいますが、実質ゼロ円の端末は文字通り「実際にはゼロ円ではなく(実質)」端末の分割代金と同額の金額を毎月の基本料金などから割引しているのです。
つまり、端末代が実質ゼロ円や実質負担〇〇円と表記されていても、端末代金は2年間で必ず全額払っているわけです。
具体的には、高額な端末を2年間のローンで買っている行為と同じと言えます。
この「実質〇〇系」の端末は、主に最新や準最新端末であることが多く、それ以外の旧端末は「正真正銘のゼロ円(無料)」で売られているケースもあります。
iPhone3G発売を皮切りに、どんどん進化を遂げているスマートフォンは、何も最新端末ではなくでも十分なスペックを誇っています。
少なくても、ここ1〜2年以内に発売された端末であれば、よほどのハードユースでもない限り日常使いで困ることはありません。
例えばiPhoneなら、いまだにiPhoneSE、さらにはもっと前のモデルのiPhone5sを使っているユーザーも普通にいます。
つまり、ガジェット好きや新しいもの好きのユーザーではない限り、実質〇〇円の最新端末は必要なく、正真正銘0円のお得な旧端末を狙うべきです。
5:自宅の固定回線を見直してみよう
大手通信3社では、それぞれ携帯電話と固定回線のセット割を提供しています。
docomoならdocomo光、auならau光、softbankならsoftbank光がそれに該当します。
例えば、携帯電話がdocomoで自宅の固定回線がsoftbankの場合、どちらも正規の料金がかかってしまいますが、仮に固定回線をdocomoに変えることにより、docomoの携帯電話料金がセット割で割引されます。
つまり、携帯電話の契約と固定回線の契約は、同じ会社で揃えた方がお得になるということです。
最近では格安スマホにおいても、固定回線とのセット割を提供している会社が増えてきていますので、現在契約している会社に固定回線とのセット割がないか、一度チェックしてみる価値はあります。
6:格安スマホを検討してみよう
現在、大手通信3社を契約しているユーザーは、ぜひ格安スマホへの乗り換えを検討してみましょう。
格安スマホは乗り換えるだけで簡単に月数千円、家族単位なら月数万円単位でお得になるケースも多々あります。
今使っている会社がdocomoなら、docomoの電波を使った格安スマホ、auならauの電波を使った格安スマホ、softbankならsofbtbankの電波を使った格安スマホを選ぶことにより、今使っている端末でそのまま乗り換えが可能です。
大手から格安スマホへ乗り換える際に、いわゆる「2年間縛りの解約金」が発生するケースもありますが、仮に1万円近くの解約金がかかっても、格安スマホに乗り換えれば数カ月で元が取れます(通信費が安くなった差額で)
一部の格安スマホでは大手と同じようにショップを構えたり、各種サポートも充実してきていますので、乗り換えのハードルは以前に比べて確実に下がっています。
スマートフォンの通信費を削減する6つの方法 まとめ
スマートフォンを契約した時の内容のままで使い続けていると、大抵損をしているケースが多いです。
まずは自身の契約内容をチェックして、通話頻度やデータ量が合っているか、使っていない不要なオプションはないか?をチェックすることから始めてみましょう。
思っているよりもずっと簡単に通信費は削減できます。