家族で同じサービスを契約すると「家族割」が適用される。
この、大手通信サービスでは当たり前の「家族割」が、格安スマホでも適用されることをご存知でしょうか?
そもそも格安スマホは、最低限の料金で利用できるサービスなので、これまで家族割とは無縁のサービスでした。
しかし、格安スマホのユーザーが増えてきたことにより、結果として会社間の競争力が増し、差別化の一環として家族割を提供するサービスが増えてきたのです。
果たして、格安スマホの家族割とは一体どのようなサービスなのか?早速解説していきます。
- 格安スマホにおける家族割とは?
- 格安スマホで家族割を組む際に必要な書類とは?
- 大手通信サービスと格安スマホの家族割との違いは?
- 家族割を提供している格安スマホの一覧
- 人気の家族割のある格安スマホのまとめ
格安スマホにおける家族割とは?
格安スマホの家族割には、主に3つのパターンの割引タイプがあります。
その1:基本料金割引タイプ
通信サービス会社の家族割として、誰もが思い描く割引方式です。
その名の通り、主回線(親)に付随する副回線(家族・子)の基本料金が割引になるタイプの家族割です
家族回線としての2回線目以降の基本料金が割引になるので、回線数が多ければ多いほどお得になります。
その2:家族間通話割引タイプ
同一家族グループ内の通話料が割引になるタイプの家族割です。
家族内の通話が一定時間通話し放題になったり、通常より安い通話料が適用されます。
その3:データシェアタイプ
格安スマホ特有の家族割がデータシェアです。
データシェアとは、ひとつのプランのデータ容量を、複数のSIMカードでシェアすることです。
例えば主回線が5GBプラン、副回線がデータシェアの契約ならば、2枚のSIMカードで主回線5GBのデータを分け合うことになります。
主回線が契約しているデータ量を有効に活用することで、2回線目以降の維持費を抑えるという、まさに格安スマホならではの家族割がデータシェアタイプと言えます。
格安スマホで家族割を組む際に必要な書類とは?
格安スマホで家族割を組む際は、大手通信サービスと同じく「家族であることの各種証明書類」が必要になります。
原則的に「同一姓、同一住所」の場合は、それぞれの本人確認書類が必要で、 苗字や住所が異なる場合は、戸籍謄本や住民票などの書類が別途必要になります。
また、家族割は基本的に本人の2回線目にも適用されます。
大手通信サービスと格安スマホの家族割との違いは?
大手通信サービスと格安スマホの家族割の違いは、主に家族間無制限通話し放題の有無や、基本料金の割引率の違いです。
大手通信サービスでは、家族間の24時間の通話し放題を提供していますが、格安スマホの家族間通話は通話料割引か、指定時間内の通話し放題になっています。
基本料金などの割引額も大手よりは低いですが、格安スマホはもともと料金が安いので致し方ないと言えます。
家族割を提供している格安スマホの一覧
割引のタイプ別に、家族割を提供している格安スマホを紹介していきます。
基本料金割引タイプ:au系格安スマホの定番「UQモバイル」
auの電波を利用した格安スマホ「UQモバイル」の家族割は、2回線目以降の子回線の基本料金が一律540円割引になる「基本料金割引タイプ」です。
対象プランは、1回の通話が5分まで通話し放題の「おしゃべりプラン」、または毎月指定時間内の通話がし放題の「ぴったりプラン」の2種類です。
格安スマホで500円以上の割引額はかなり大きいので、家族で格安スマホへの乗り換えを検討しているユーザーにはオススメの会社です。
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基本料金割引タイプ:docomo系とau系のマルチキャリア「mineo(マイネオ)」
docomoとau、2つの電波を選べるマルチキャリアの「mineo」の家族割は、主回線を含めた全ての回線の基本料金が一律54円割引になる「基本料金割引タイプ」です。
割引額はわずかな金額ですが、主回線も割引になる家族割は非常に珍しい存在です。
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基本料金割引タイプ:今や第四の携帯キャリア「Y!mobile(ワイモバイル)」
「Y!mobile(ワイモバイル)」は、大手から通信インフラを借り受けている訳ではなく自社網なので、厳密にいうと格安スマホとは言えないサービスです。
しかしながら、システムや料金体系は格安スマホに沿うものなので、第四の携帯キャリアでありながら格安スマホに分類されることが多いです。
家族割のタイプはUQモバイルと同じく、2回線目以降の子回線の基本料金が一律540円割引になる「基本料金割引タイプ」です。
一部、前身のウィルコムやE-mobile時代の旧プランも家族割の対象となるので、古くからのユーザにとってはありがたい家族割と言えます。
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家族間通話割引タイプ:ユーザーの満足度が高い「IIJ mio」
高品質な通信サービスでユーザーの満足度の高い「IIJ mio」の家族割は「家族間通話割引タイプ」です。
家族割引グループ内での通話料金が通常でも20パーセントオフ、専用アプリの「みおふぉん」からの通話だと、さらに割引率がアップして最大60パーセントオフになります。
また3分、もしくは10分の通話し放題オプションを付けている回線だと、家族間通話に限り3分が10分まで、10分は30分までと通話し放題の対象時間が延長されます。
家族間通話が多いユーザーには魅力的な家族割ですが、IIJ mioの家族割は同一名義で契約する必要があります(例:副回線の使用者は子供でも契約の名義は主回線と同じ親)
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データシェアタイプ:シェアプランの大本命「BIGLOBEモバイル」
docomoの電波を利用した格安スマホとしては定番の「BIGLOBEモバイル」の家族割は「データシェアタイプ」です。
毎月のデータ量が3GB以上のプランを選ぶと、最大で4枚のSIMカードを追加(シェアプランとして)することができます。
主回線と合わせて、5枚のSIMカードでのデータシェアは、工夫次第で様々な用途に使えます。
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データシェアタイプ:日次プランでのデータシェアが可能「OCN モバイルONE」
月間のデータ容量ではなく、1日ごとのデータ容量で契約可能な「日次プラン」を持つ「OCN モバイルONE」の家族割は「データシェアタイプ」です。
月単位ではなく1日110MBまで、または170MBまで高速通信が可能という「日次プラン」でも、データのシェアが可能な唯一のサービスです。
日次プランは、当日分のデータを使い切っても翌日にはリセットされるので、使いようによっては月単位プランより便利なサービスです。
OCN モバイル ONE 音声通話+LTEデータ通信SIM 月額1,600円(税抜)~(マイクロ、ナノ、標準) 4959887000640
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データシェアタイプ:基本料金の安さが魅力「DMMモバイル」
基本料金の安さが魅力のdocomo系の格安スマホ「DMMモバイル」の家族割は「データシェアタイプ」です。
1GBから20GBまでのプランにおいて、最大3枚のSIMカードでデータシェアを組む事が可能です。
DMMモバイルは基本料金が他の格安スマホより割安なので、データシェアでさらにお得に使うことが可能です。
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データ量を変動制と固定性から選択できる「エキサイトモバイル」
月々のデータ通信量にばらつきがあるユーザーは従量制の「最適料金プラン」おおよそ決まったデータ量のユーザーは定額制の「定額プラン」が選択できる「エキサイトモバイル」の家族割は「データシェアタイプ」です。
合計3枚までのSIMカードを発行することが可能で、4〜5枚目のSIMカードを発行する際は基本料金に390円が加算されます。
人気の家族割のある格安スマホのまとめ
格安スマホでも家族割が使えるということは、もともと安い格安スマホをさらに安く使えるということです。
現在、格安スマホを使っているユーザーは、是非家族の格安スマホへの乗り換えも検討してみましょう。