我が子がいじめの加害者・被害者にならないために親ができること

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自分の娘・息子に元気に学校へ行ってほしいというのは、親の切なる願いです。しかし学校の中で度々問題視されるのがいじめです。

子どもにとっていじめる方になることも、いじめられる方になることもデメリットでしかありません。

では子どもがいじめに関わらず、楽しく学校へ行くには親はどのような教育を施せばいいかまとめてみました。

いじめが起こる環境は大人たちが作り出した

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まず現代でもいじめという悪習が残っている原因は、今の大人たちの怠慢が作り出したと言えます。

  • 臭いものには蓋をする
  • 面倒臭いことには関わりたくない
  • 私は悪くない
  • 誰かが何とかしてくれるだろう

このような気持ちで、親や担任・教育に従事する方は少なからず持っていたのではないかと思います。

しかし全てが全てではありませんし、中には教育熱心で正義感バリバリの先生もいたと思います。そのような先生が周囲にいると心強いですが、そのような先生は希少であると言えます。

いじめがニュースになった時、偉いさん方は「そのような事実は確認できなかった」と口をそろえて言いますが、確認しようという努力を怠っているに過ぎません。

では誰がいじめから子どもを守るか。それはあなた、親しかありません。

いじめによる自殺は他人事ではない

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ニュースでいじめが理由で自殺をした子どもたちのニュースを度々目にします。こんなに悲しいことはありません。

死を選ぶ直前の子どもの気持ちを考えてみてください。

「怖くて」「悲しくて」「情けなくて」「生きてたくても生きられない」そんな思いで死を選ぶのです。

自殺する子どもというのは必ずサインを出してきます。

それに気づいてやれるかどうかが子どもを救う最終ラインと言えます。

我が子がいじめの加害者・被害者にならないためのポイント

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大切なポイントをまとめましたので、ゆっくり読んでみてください。難しいことは書いていないので大丈夫ですよ。

いじめはかっこ悪いと刷り込む

いじめは卑劣でしかありませんし、いじめられる方はもちろんのこといじめる方も心は荒んだままです。

歳をとって自分が過去を振り返った時「人をいじめていた事実」があるということは、何とも言えない悲しい気持ちになりますし、後悔と自責が襲ってきます。

いじめにはデメリットしかなく、すごくかっこ悪いことなのです。

人の嫌なことはしない

人の嫌なことをあえてする、それがストレス発散であっても気に入らない相手であっても、一方的な暴力や陰口を使うことは子どもであっても許されません。

「自分がされてどんな気持ちになるか」をアクションを起こす前に、考える癖をつけましょう。

学校の授業でも道徳や倫理について教わるかとは思いますが、授業ではカバーできない部分もあると思います。そのはみ出た部分は親の教育で補ってあげましょう。

いろいろな人がいて当然だという多様性思考を伸ばす

世の中にはいろいろな人がいます。ハンディキャップを持っている人、背が低い人高い人、肌の色が違う人、裕福な人貧乏な人、みんなそれぞれ生きることに必死です。

どのような人が良くてどのような人が悪いのかという二分化をすることは、ナンセンスな話です。

子どもに広い視野を持ってもらうことは多様性を認めることに繋がります。

決して何かに長けているから偉いという社会ではないという意識を持つべきだと言えます。生きてるだけでみんな偉いのです。

担任の教師と密に連絡を取る

学校の先生と密に連絡を取ることもいじめ防止策の一つと言えます。残念ながら腰が重い先生がいるのも事実です。

しかしここは先生を責めずに「説明」を求めましょう。

親が感じている子どもの生活態度や変化を、担任と擦り合わせると何か子どもの悩みが見えてくるかもしれません。

親の義務として学校の担任と信頼関係を築くことは必須です。

担任なりに教育現場を見て、変わったところがないか目を光らせる先生にするのも、親の思いや働きかけ次第です。

1日1回でいいから学校であったことを話し合う

家庭で子どもとはコミュニケーションをとっていますか?帰ってきてご飯を別々に食べて、あとは各々でスマホやTVを見る。それでは子どもの悩みや気持ちに気づいてあげられません。

「今日学校でどんなことがあった?」

この一言だけでいいのです。子どもは昼間起きた辛いことを隠そうとすることが多々あります。

親に心配をかけたくないという思いもありますし「チクるなよ」と念押しされているのかもしれません。

何にせよ、子どもとのコミュニケーションを取らないと、どんどん親と子どもとの距離は遠くなっていきます。子どもにとって自宅はセーフティーで心落ち着ける場所でなくてはいけません。

親の行動次第で子どもの人生が決まると言っても過言ではないのです。

もし自分の子がいじめられていると分かったら……

自分の子が学校を嫌いになることは大変悲しいことです。いじめられていると分かったら、以下のようなポイントを試してみましょう。

担任に相談する

担任の先生に気になる子どもの行動を相談しましょう。これは一度や二度の訴えかけでは解決しないかもしれません。しかし子どもの異常を担任に話すのと話さないのとでは大きな差が出ます。

子どもを救うのは大人しかいませんし、学校の先生というのはかなり重要なポジションです。担任を利用するというわけではありませんが、注意深く子どもの行動を見てもらいましょう。

子どもに笑顔が戻るまで担任とのコミュニケーションは続けるべきです。状況は改善したかを子どもと話し合い「先生・親・子ども」のトライアングルでいじめに立ち向かうべきと言えます。

子どもの辛さや悲しさを共有する

もし我が子がいじめで悩んでいたら「学校に行きたくない」と言い出したら、まずは同調しましょう。そして悩みを聞き「大丈夫」だということをはっきり言いましょう。

いじめを受けている子は不安や悲しさでいっぱいです。

「よく頑張ったね、もう頑張らなくていいよ」と安心を与えましょう。話次第では通学を少しお休みする可能性はあるかもしれませんが、個人的な観点からいうと「いじめという事実を回避しているだけ」なので、根本的な解決にはなっていません。

子どもが学校を本当に嫌がっているのなら仕方のないことですが、なるべく通学しながら周囲の環境を修正していくことの方がベストだと言えます。

いじめに負けないメンタルを持つ

「いじめ?やれるもんならやってみろよ」くらいのマイノリティーがある子どもにすることも大切です。例えば現役のプロレスラーに喧嘩をふっかける輩はいないと思います。それは報復を恐れているからです。

子どもも同じく断固としていじめに屈しない心があれば、メンタルが揺れ動くことはありません。

ではどうやってメンタルを強くするかですが、精神面と肉体面に分かれます。

精神面でいうと「いじめは低俗である」「いじめてくる奴なんかどうでもいい」といった一種の達観を持つこと。

肉体面では「空手や柔道などの格闘技を習う」といったところですね。私の学校も柔道部がありましたが、ガタイもよく強靭さがにじみ出ていました。

特に格闘技というものは正当な理由であれば、大人になっても何かを守る場面で利用できるのでオススメです。

目には目を歯には歯を

もし相手が殴ってきたら……同じくこちらも1発殴ればいい話なのです。平和主義の方には突っ込まれそうですが、それくらいの度胸があってこその子どもです。

特に女の子のいじめに関しては陰湿さが目立ちますが、男性も女性も関係なく目には目を歯には歯をの精神で、いじめに立ち向かうべきだと言えます。

例えばの話ですが、北朝鮮が技術云々の話は別にしてなぜアメリカにミサイルを打たないか分かるでしょうか?

それは非常にリスキーだからです。

そんなことをした日には、経済的・軍事的報復が待ち受けています。同じくいじめっ子は自分より力のない人しか手出ししません。

つまり相手に「こいつヤバいわ」と思わせればいいのです。

「されたことをそっくり返してやる」それくらいのメンタリティーは持つべきです。

「みんなに優しい人」から脱却する

殴られてもヘラヘラ媚びへつらう、みんなと仲良くしたい!暴力反対!このような思想はナメられます。

イヤなことは「イヤ」と言っていいですし、やりたくなければ「やりたくない」と言っていいのです。残念ながら現代環境では大人にせよ子どもにせよ、みんなに好かれる人になるというのは無理な話です。

優しい人は損をする世の中だとも言えます。

自分の意見をハッキリと通す子どもは確かに処世術がうまいです。そのような自分の意見を言うことに躊躇しないメンタルを伸ばしてあげたいですね。

子どもは学校と家の往復がこの世の全てだと思っています

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社会人もそうですが、朝早く会社に行って終電で帰ってくる、土日は泥のように眠るという生活をしていると今生きている世界がすごく狭いものだと感じてしまいませんか?

子どもも同じです。

毎日学校や園に行って家に帰ってくる、それだけ。

これでは子どもの世界観がすごく狭いものになってしまいます。ここはあえて家族で旅行に行くとか、高校生ならバイトにチャレンジしてみるとか世界を広げましょう。

ライブハウスに入り浸っていた私

私の学生の時のいるべき場所というのは学校ではありませんでした。学校はあくまで学校です。それ以上でもそれ以下でもありません。

私は音楽が大好きだったので、中学生の頃からライブにせっせと出かけていました。そこで会う歳上の男性・女性、大人たち、ギターのウネリやドラムの鼓動、ライブハウスこそが私の居場所だったのです。

学校でどんなことが起ころうが、嫌味を言われようが喧嘩しようがライブハウスが私のセーフスポットなので全然苦になりませんでした。

要するに学校や勉強や学校の友情関係が全てではないのです。子どもは子どもなりに「気持ちのいい居場所」を見つければいいのです。

まとめ

子どもやその親にとって「いじめ」という問題は切っても切れない関係です。それにどう対処するかを今一度考えましょう。

実際いじめを目にしたらどうするか?もつけ加えましょう。

見たくないものには目を瞑る。それが本当に正解なのでしょうか?子どもを救うのは大人です。これ以上泣いている子どもを増やさないようにするのは、今の大人の義務と言えます。

いじめを許さない! 

いじめのある世界に生きる君たちへ - いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉

いじめのある世界に生きる君たちへ – いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉

 

 

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