Webライターのメリットとして、いつでもどこでも好きなところで仕事ができるという点が挙げられます。
たとえば行きつけのお店や公園などといった外出先でも、執筆の作業を行うことができるでしょう。
しかし外にパソコンを持ち出すのはちょっと面倒ですし、いつもと違う環境が影響して落ち着いて仕事ができないということにもなりかねません。
そんなときにおすすめしたいのが、スマホアプリを使ったライティングです。
手元でささっと執筆を行えるスマホなら、どんなタイミングであっても気軽にWebライティングの仕事を始めることができます。
ライターとして少しでも早く、そして少しでも充実した執筆を行うのなら、こちらで厳選した執筆用のスマホアプリを使って快適さを追求してみてください。
スマホアプリで執筆を行うメリットとは?
ライティング開始までの時間を短縮できる
パソコンで執筆を行う場合、電源を入れて立ち上がるのを待ち、それから執筆ソフトを起動するといったいくつかの手順が必要となります。
さらにそこにメールの確認などの雑務がはさまることもあるので、書き始めるまでに時間がかかることも珍しくはありません。
たとえ少しの時間であっても、毎日執筆を行うライターにとっては、その時間がスムーズな仕事を阻害することにもつながってしまうでしょう。
その点スマホアプリでのライティングは、多くの場合アプリをタップするだけで文章を書き出すことができるので、無駄な時間を削減してすぐ仕事に取り掛かることができるのです。
書き始めまでの時間を短縮できれば、それだけ多くの記事に手を付けることができるようになるため、Webライターらしく本格的な作業工程を組むことができるでしょう。
直観的なアイデアや文章構成をまとめるのにもスマホアプリは適しているので、ライターとして文章を書き続けるのなら最低1つはお気に入りの執筆用アプリをスマホにインストールしておくといいでしょう。
パソコンと併用することでより快適なライティング環境を作り出せる
執筆用のアプリを使うことで、日々のライティング活動は手軽に充実したものとなるでしょう。
しかしスマホアプリ最大のメリットは、アプリ単体ではなくパソコンと併用することで、より高度なライティング環境を作り上げられることにあるのです。
年々便利になっていくスマホアプリは、今やライティングのすべてを任せることもできるようになりつつあります。
しかしWebライターの仕事として通用するだけの効率を求めるのなら、やはりパソコンとつなげて両方の良い面を利用することがおすすめされるでしょう。
アプリによるライティングはパソコン環境と連携して初めて、Webライターにとって最高のメリットを与えてくれます。
たとえばスマホアプリで文章構成の骨組みを作って、後からパソコンで清書するといった手順を踏めば、常に高水準のライティングを行うことも難しくはなくなるのです。
執筆した文章はアプリの機能やクラウドサービスによって簡単に別端末とつなげることができるので、この機にWebライターとして最高のライティング環境を作り出してみましょう。
ライティングに使える厳選スマホアプリ6選!
1.Bear
単純なライティングアプリとしては、おそらく最高峰といえるのがこちらの「Bear」です。
軽い、早い、書きやすいというシンプルな機能面は、多くのWebライターにとってメリットになることでしょう。
とにかく「書きやすさ」と「書き始めやすさ」を求めるのなら、Bearをインストールしてその使い心地を体験してみてください。
Bearはそのインタフェースの美麗さも特徴的で、毎日記事を執筆する場合も飽きにくく感じるかもしれません。
画面のテーマやフォントも変更可能となっているため、ストレスのないスムーズなライティングが実現されます。
執筆画面の見た目は意外なほどライティングのモチベーションに関わってくるので、Bearが仕事全体の効率を高めてくれることもあるでしょう。
簡単な構成だけでなく本格的な長文作成にも適しているため、Bearで内容を完成させてそのまま納品に移ることも可能です。
その場合はBluetoothキーボードなどを別途用意して、素早く書き進められるような環境を準備することをおすすめします。
他にもタグによる簡単な仕分けやタスクの追加など、執筆時に役立つ細かなメリットがたくさん搭載されているのが特徴。
私もよく書いたメモやアイデアをそのまま放置してしまうことがあるので、このタグやタスクといったサポートは非常にありがたいものとなっています。
単純な書き心地以上の性能があるからこそ、スマホで執筆を行うメインアプリを探している人には、これからもBearがおすすめされることになるでしょう。
2.Evernote
個人的にとってもお世話になっているノートアプリです。
簡単なメモはもちろん、長文執筆やクライアントに提出するための構成の作成、その他Webリンクや画像の保存といったあらゆる使い道が考えられる高性能アプリとなっているので、Evernote1つでさまざまな場面に対応することができるでしょう。
パソコンにもインストールしておけば、ノートの内容を自動で同期してくれるので、手間をかけずに執筆環境を移行することができます。
スマホとパソコンを最大限に活かして執筆を行うためにも、自動同期が便利なEvernoteはぜひ日常的におすすめしたいアプリだといえるでしょう。
書いた内容を自由にまとめて1冊のノートにしておくことが可能なので、後から引き出したい情報を保存する貯蔵庫として利用することも可能です。
私も依頼事に執筆アイデアをまとめたり、過去に書いた記事を簡単に確認できるようにしたりすることで、ライティングに必要な情報の取得を簡略化しています。
仕事の自己管理が求められるWebライターにとっては、執筆に直結する自分だけの情報源を作れるEvernoteが、将来的に1つの財産になるかもしれません。
3.Dropbox Paper
ファイル共有アプリとして有名なDropboxが提供する「Dropbox Paper」も、日々のライティングをサポートしてくれます。
Dropboxとの連携が非常に簡単に行えるので、普段からファイルをオンラインで管理している人には特におすすめされるでしょう。
出先でアプリから執筆を行い、帰宅してから大きな画面で修正をするといった作業も簡単に行えるので、Webライターらしい1日をDropbox Paperだけで実現可能です。
簡易的なメモとしても有効活用できるため、仕事のないオフの日でも思いついたアイデアをまとめておくことができるでしょう。
ネットワークのないオフラインでも使用可能なことから、利用場所を選ばないのもポイントですね。
またDropbox Paperは複数人で共有することに長けたアプリでもあるので、できることなら自分以外の誰かといっしょに利用することがおすすめです。
ライターにとっては自分の文章を客観的に読んで評価してもらえる相手がいるとクオリティの向上につなげやすくなるため、積極的に友人や家族に依頼するのがスキルアップのきっかけになります。
しかし文書ファイルを1つずつ送信するのは面倒ですし、相手に時間的な手間や負担を強いることに気が引けて、なかなか読んでもらえないこともあるでしょう。
その点Dropbox Paperならスムーズに文書ファイルへのアクセスが可能で、さらにその場でのコメントや返信も行えるため、内容のチェックを気楽にお願いすることができます。
もし自分の文章を読んでくれる相手がいるのなら、Dropbox Paperの共有と簡易的なコミュニケーション機能が大きな魅力になることでしょう。
4.Microsoft Word
言わずと知れた文書作成ツールのアプリ版「Microsoft Word」は、Webライターの仕事でも大いに役立つアイテムとなります。
安定感のあるMicrosoft Wordならではのシステムとインターフェースは、慣れている人にとっては外せない魅力となるため、とりあえずスマホにインストールしておくといいでしょう。
Webライターの仕事をしていると、「Wordファイルで納品してほしい」というライティング依頼は非常に多く、場合によってはかなりの頻度で利用することになると思われます。
そんなときに互換性のないアプリで執筆を行うと、後からWordファイルに変換する際に不具合やレイアウトのずれが起こる可能性があるので、修正による余計な手間がかかるかもしれません。
そんな事態を避けるためにも、あらかじめMicrosoft Wordのアプリ版を利用して、納品時のスタイルに合わせられるようにしておきましょう。
文書作成の原点ともいえるMicrosoft Wordは、企業も好んで仕事に採用することが多いため、今後も広く利用され続けていくことが予想されます。
仕事を請け負う側のWebライターとしては、Microsoft Wordは好き嫌い以前に標準で準備しておく必要のあるアプリとなるかもしれませんね。
もちろん単純にライティングツールとしての完成度も高いので、普段からスマホでのメインアプリとして利用するのもおすすめです。
5.iテキスト
スマホでの充実した執筆環境を作る「iテキスト」は、いくつかの点から非常におすすめできるライティングアプリとなっています。
特に複数のファイルを開きながら執筆・閲覧できる機能は大きなメリットで、ライターにとっては執筆スピードのアップにもつながる大事な要素となるでしょう。
記事の構成を確認しながら、または記事に関する情報を見ながら執筆することもiテキストなら簡単に行えるので、より効率的なライティングを実行できます。
スマホの画面には限りがあるため、基本的に複数のファイルを同時に使うことは難しいとされるでしょう。
そういったスマホによる執筆の弱点を補うiテキストは、ライターの働くスタイルに新しい可能性を提示してくれるかもしれませんね。
他にも文字数カウントや文章の検索、Dropboxとの連携やレイアウトの変更などにも対応しています。
とにかく書くことだけに集中したいときは、iテキストによる作業を行ってみましょう。
6.SimpleNote
その名の通り、「SimpleNote」はとにかくシンプルなノートアプリです。
思いついたアイデアや執筆途中の文章の続きを書き出すことに使えるので、単純に文章をメモしたいときに効果を発揮するでしょう。
Webライターは常日頃から書きたいことについて考え、クライアントからの依頼に最大限応えられるような構成や文章作成スキルを高めていくことが理想となります。
SimpleNoteはそういったライターの日常を充実させる、シンプルイズベストなアプリとなるかもしれません。
最低限の機能だけを搭載していることこそがSimpleNoteの特徴であり、ライティング時のメリットとなります。
改めて使い方を覚えたりログインや登録といった作業を行ったりする必要はないので、「ただ書くだけ」の行為に集中することができるでしょう。
ひたすらにシンプルなアプリがお好みなら、SimpleNoteはぜひチェックしておいてください。
まとめ
高性能なライティングアプリを利用すれば、スマホでも十分執筆を行うことは可能です。
いつもと違った環境でライティングを行うことは良い気分転換にもなるので、この機会に1つ専用のアプリをホーム画面に置いておくといいでしょう。
上記でご紹介した執筆アプリはどれもライターの生活に深く根付き、さまざまな場面でのサポートに活躍してくれます。
これから本格的にライティングを行っていくのなら、アプリという媒体を上手に利用していくことを意識してみるといいでしょう。