バイクツーリング向けの便利でおすすめのキャンプグッズ10選

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いつもより早く目覚める、キャンプ場での清々しい朝。淹れたてのコーヒーを片手に、ツーリングマップルを眺めながら、今日の旅路を思い描く。

愛車とのキャンプツーリングの朝は、毎日が特別なものになります。

日常の喧騒をはなれ、心と体が解放されて行く様は「バイクに乗っていてよかった」と、心から思える瞬間でもあります。

そんな愛車とのキャンプツーリングを彩る、おすすめのキャンプグッズを紹介していきます。

ファミリーキャンプとバイクツーリングのキャンプグッズの違い

バイクツーリングでのキャンプグッズと、いわゆるファミリーキャンプや仲間内でのキャンプグッズでは、そもそも求めるものや考え方が異なります。

一般的に、ファミリーキャンプで求められるキャンプグッズは、いかにキャンプを快適に過ごせるかがポイントになっています。車での移動が前提なので、キャンプグッズの積載量に制限がなく、単純に快適にキャンプができることを考えたグッズ選びが可能です。

対して、バイクツーリングに求められるキャンプグッズは、バイクでの限られた積載スペースを前提とした上で、快適性と積載性のバランスをどこに定めるかがポイントになってきます。

ファミリーキャンプの場合は、広くて大きい居住性の良いテントをいくらでも選ぶことができますが、バイクツーリングの場合は、大きなテントを選ぶと積載スペースの都合上、それ以外の荷物が積載できなくなってしまいます。

つまり、ファミリーキャンプの場合は「足し算の考え」が基本であり、バイクツーリングにおいては「引き算の考え」の考えが、キャンプグッズ選びの基本になります。

例えば、テントは可能な限り大きいほうがいいので、そのほかのグッズは最低限にしようという考えや、逆にテントは寝るだけで構わないので、できる限りコンパクトにして、寝袋は場所を取っても大きくて快適なものにしようなど、こういった考え方が必要になってきます。

自分なりのこだわりや、譲れないポイントを把握した上で、それ以外の要素を削ったり、バランスをとって行くことが、バイクツーリングでのキャンプグッズ選びのポイントです。

収納がコンパクトはことはバイクツーリングにおける正義である

キャンプグッズにおける自分なりのこだわりや、譲れないポイントを把握することができたら、次にすべきことは、それらを満たすことができる「最大限コンパクトなキャンプグッズ」を見つけることです。

バイクツーリングでのキャンプにおいては「荷物がコンパクトなことは絶対的な正義であり」逆に、荷物が多く重たくなることは、バイクの利点である機動力を、著しくスポイルすることになります。

つまり、最大限コンパクトであること、これがバイクツーリングのキャンプグッズ選びの基本マインドです。

具体的には、各アウトドアメーカーから出ている「ツーリング用やソロキャンプ用」というカテゴリーで出されているキャンプグッズを探していきます。

これらは、基本性能は押さえた上で、最大限コンパクトに収納できるように作られていますので、早速チェックしてみましょう。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのテント編

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バイクでのキャンプツーリングをするにあたり、何よりも真っ先に購入する必要があるものといえば「テント」です。車なら、車内に寝ることもできますが、バイクの場合はテントがないと寝床の確保ができません。

そんな、ライダーの家とも言えるテントですが、オススメのものは「ツーリング用」と書かれている、1〜2人用の小型テントです。

ツーリング用として売り出されているテントは、主にバイクや自転車でのソロユースでのキャンプを想定して作られているので、収納がコンパクトにまとまるものが多いです。

1〜2人用というのは、大人一人が足を伸ばして問題なくテント内で寝ることができて、周辺の荷物をテント内で保管できるレベルの大きさです。もちろん2人で寝ることでもできますが、相手が女性ならともかく、男性同士ぴったり密着して寝るのは、絵的に問題があります(笑)

バイクの積載スペースが小さく、最大限コンパクトにしたいライダーや、自身が小柄なライダーなら、1人用の大きさのテントでも問題はありませんが、一般的には1〜2人用の大きさのテントをチョイスしておけば間違いがありません。

また、キャンプツーリングの場合は、基本的にライダーは一人でテントを設営することになるので、テントの設営のしやすさも重要な判断ポイントなってきます。

そして、これらの条件を高次元で満たしているのが「モンベルのムーンライトシリーズ」です。

アウトドアメーカーの老舗モンベルのロングセラー商品で、収納がコンパクトなのに設営後の居住性がよく、名前の通り月明かりでもテントが設営できるほど、簡単に組み立てができるというテントです。

基本の1型、より居住性をアップした2型3型もあるので、自身の体型や他の荷物の量によって選んでみましょう。

モンベル(mont-bell) ムーンライトテント 1型 グリーン(GN) 1122286

モンベル(mont-bell) ムーンライトテント 1型 グリーン(GN) 1122286

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのシュラフ編

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テントがキャンプにおける「家」だとすると、シュラフは「布団」に相当します。家の中で、床でそのまま横になることはなく、布団があってはじめて寝ることができます。

そんなキャンプにおける布団の役割のシュラフですが、まずは自身がキャンプをする時期を考慮する必要があります。

何故なら、シュラフは快眠できる温度が商品ごとに決まっているので、夏用と冬用ではシュラフの厚さと大きさが全然違ってきます。つまり、夏しかキャンプをしないライダーは、必然的にシュラフが軽くなり、冬もキャンプをするライダーは、シュラフが大きく重くなります。

つまり、自分がキャンプするシーズンはいつなのか?まずはそれを把握した上で、シュラフを選ぶ必要があります。もちろん、バイクツーリングに最適なシュラフは、対応するシーズンのシュラフの中で、可能な限り収納がコンパクトなものを選びましょう。

モンベルのアルパイン ダウンハガー800は、ツーリングや夏の低山向けのコンパクトなシュラフで、最低基本は8度まで使えるので、夏はもちろん秋でも使えるオススメのシュラフです。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのマット編

DOD(ディーオーディー) ライダーズエアマット 【ツーリング仕様】 防水ドライバッグ付属 CM1-288

テントとシュラフと並んで、キャンプグッズにおける3種の神器の最後のアイテムがマットです。テントとシュラフがあれば寝ることはできますし、実際マットを使わないライダーもいますが、マットを使うと格段に睡眠の快適性が上がります。

また、マットを使うことによって、地面との断熱効果も得られるので、特に気温が低いときのキャンプにおいては必需品とも言えます。バイクツーリング向けのオススメのマットは、空気でマットを膨らませることができる、「インフレーターマット」です。

インフレーターマットは、使う場合は空気を入れてフカフカの寝心地を味わえて、収納時は空気を抜いてコンパクトに収納できる、まるでライダーのために作られたような便利なマットのことです。

つまり、収納面と快適性のバランスが最初から確立されており、バイクでのキャンプツーリングなら、インフレーターマットの一択と言ってもいいほどです。

さらに、インフレーターマットの多くは、自動的に空気を取り込んでくれるので、マットを膨らます際の空気入れが不要なことも、見逃せないポイントです。

これらのインフレーターマットのメリットを、高いレベルでバランスよく実現しているのが「DOD(ディーオーディー)のライダーズエアマット CM1-288」です。インフレーターマットの中では比較的価格も安く、はじめてのマットにも最適な逸品です。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのバイク用シートバック編

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キャンプをする上での3種の神器、テント、シュラフ、マットを揃えたら、次に必要なものは「バイク用のシートバック」です。

キャンプツーリングに必要なグッズを、バイクへの積載を前提に安定的に積むとなると、やはりバイク用のシートバック一番です。

他には、バイク用のツーリングバックとしては、サイドバックもありますが、サイドバックにはキャンプ用品以外の日用品を入れる用途が向いています。

なぜならキャンプ場に到着したら、まずはシートバックを外してテントやシュラフを設置したほうが効率が良いからです。これなら雨が降っている際も、少なくてもサイドバック内の荷物は濡れずにテントに持っていけます。

そんな、バイク用シートバックのオススメの商品は、今まで数多くのバイク用シートバックを販売している老舗メーカー「TANAX」の「キャンピングシートバッグ2」です。

この「キャンピングシートバッグ2」は、バイクでのキャンプツーリングの定番中の定番商品で、どんなバイクにも似合うシンプルなデザイン、荷物の量によってバックの容量を変えられる可変容量システムなど、バイク専用品としての機能がたくさん詰まった逸品です。

タナックス(TANAX) キャンピングシートバッグ2 モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MFK-102 (可変容量59-75?)

タナックス(TANAX) キャンピングシートバッグ2 モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MFK-102 (可変容量59-75?)

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのキャンピングチェア編

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テント、シュラフ、マットの3種の神器を揃えれば、とりあえず最低限のキャンプは可能ですし、まずはこれだけでキャンプしてみることをオススメします。

何度かキャンプをしていくうちに、自分のやりたいことや欲しいものが、きっと分かってくるはずです。

それを踏まえた上で、ここからはより快適に、より楽しくキャンプをするためのキャンプグッズを紹介して行きます。

キャンピングチェアがあると、キャンプの快適性はかなりアップします。キャンプ場で地べたに座ってばかりいると、知らぬ間に疲労は溜まっていくものです。

また、キャンピングチェアがないと、キャンプ中は必然的にテントの中にいる機会が多くなるので、外に出て自然の中でゆっくりと過ごしたい人には、必須のアイテムとも言えます。

快適なキャンピングチェアの代名詞「ヘリノックスのチェアワン 」は、一度座ると2度と動きたくなくなる、別名ダメ人間製造装置です。

天気のいい日に、キャンプ場でチェアワンに座るとその時点でアウト、そのまま何もせずに、ボーッとしてしまうこと間違いなしの逸品です。

チェアワンは、多少値は張りますが、収納もコンパクトにまとめることができるので、ライダーには非常にオススメのアイテムです。

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのキャンピングテーブル編

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キャンピングテーブルを揃えると、何かと便利なことは間違いないですが、まず前提として、愛車にパニアケースやトップケースを装備しているライダーは、それらをテーブルとして代用することを検討しましょう。

収納がコンパクトなことが正義のバイクツーリングにおいては、現状あるものの中で、代用できるものがあれば、それを利用するのが一番だからです。

それを踏まえた上で、キャンピングテーブルを検討する場合は、ソロキャンプ用のローテーブルがオススメです。

「キャプテンスタッグのアルミ ロールテーブル」は、ツーリングライダーの定番商品で、必要にして十分な大きさで収納もしやすい上に、リーズナブルな価格が魅力のコスパに優れた商品です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのバーナー編

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キャンプ場でご飯を食べるなら、自炊派でもコンビニ派でも、バーナーは必要なキャンプグッズの一つです。自炊はもちろんですが、コンビニ派のライダーも、例えばカップ麺を食べる際には、お湯を沸かすためにバーナーは必要です。

バイクツーリングに適したバーナーは、ソロユースのコンパクトなもので、燃料が手に入りやすい、カートリッジ式のものがオススメです。

カートリッジの燃料が切れたら、そのまま捨てて新しいものに変えればいいので、無駄がありません(カートリッジは必ずキャンプ場の指定の場所に捨てましょう)

この手のカートリッジ式のバーナーは、岩谷産業の商品を選んでおけば、まず間違いがなく、中でも「iwatani ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」は、多くのライダーやソロキャンパーが手に取る、安心の定番商品です。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのランタン編

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ランタンは、キャンプ場内に照明がある場所は、スマホのライトでも代用できますが、照明がないワイルドなキャンプ場では必須のキャンプグッズです。

キャンプの夜にテント内で読書をしたり、コーヒーを飲みながら静かな夜を満喫したいライダーも、揃えたほうがいいキャンプグッズです。

バイクツーリング向けのランタンは、一人で使用することが多いので、ファミリーキャンプのような、専用の燃料を使う大光量のランタンは不要です。

そこでオススメのランタンは、バッテリーか乾電池で駆動するもので、燃料が別に必要なランタンより、荷物の量を減らすことができます。

ライダーズシリーズと名乗る「DOD(ディーオーディー)のポップアップランタンプロ」は乾電池駆動で、ランタンとしても懐中電灯しても使用できる優れもので、収納時はかなりコンパクトにすることが出来る、まさにライダーズ向けのランタンです。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめの食器編

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自炊派のライダーには必須のキャンプ用の食器は、アウトドアメーカーから様々なものが出ていますが「スタッキング」することが出来るかできないか、ここがバイクツーリング用としてのポイントなります。

スタッキングとは、異なる食器を重ねてコンパクトに収納できることで、例えば大小2枚の皿とフライパンが、まとめて一個として収納できることを言います。

最初からスタッキング前提の食器もありますが、中には同じメーカー同士の食器であれば、スタッキング可能なものもあります。

そんな中「モンベルの アルパインクッカー シリーズ」は、調理の用途によってスタッキング前提の食器がセットになっているので、選ぶのが非常に楽なオススメのキャンプ用の食器です。

ツーリングに必要なキャンプグッズ おすすめのモバイルバッテリー編

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キャンプツーリングに必要なものが、モバイルバッテリー?と思うかもしれませんが、現代のライダーはスマホにインカム、車載動画用のアクションカメラなど、充電が必要なガジェット類をたくさん持っています。

走行中に充電するにも、バイクだと雨が降ればできないですし、大きさや形状によっては、走行中に充電できないガジェットもあります。

そう考えると、キャンプツーリング中の充電は、基本的にテント内でモバイルバッテリーから充電するのが現実的なのです。

モバイルバッテリーといえば「Anker」と言われるほどの、Amazonのモバイルバッテリー販売数が常にNo.1のAnkerの製品は、軽量コンパクトな上に大容量という、まさにライダー向けの商品を数多く販売しています。

中でも「Anker PowerCore 10000」は、クレジットカードほどの大きで、10000mAhの大容量を備えたベストセラー商品で、これを選んでおけばまず間違いないと自信を持ってお勧めできる逸品です。

ツーリングに適した便利でおすすめのキャンプグッズ10選 まとめ

愛車にキャンプ道具を積んで、まだ見ぬ景色を求めて走り出す。

そんな男のロマンを満たしてくれる、バイクでのキャンプツーリングは、道具を揃えることによって、より楽しくより深く楽しむことができます。

今回の記事が、自分に合ったキャンプグッズ選びの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

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