あのLINEの格安スマホ「LINEモバイル」の料金や速度など まとめ

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2016年の9月にスタートした「LINEモバイル」は、あのSNSの王者LINEが手がける格安スマホとして大変話題を呼びました。

そもそもLINEトークやLINE通話など、まるで通信会社のようなサービスを提供しているLINEが、携帯電話事業に参入するのは自然な流れだったといえるでしょう。

ほとんどのサービスを無料で提供しているLINEと、利用料の安い格安スマホとの組み合わせは、果たしてどのような相乗効果を生み出したのでしょうか?

その気になるLINEモバイルの、利用料金や通信速度、他社からの切り替え方法などを説明していきます。

LINEモバイルとはどのような格安スマホなのか

LINEモバイルとは、docomoの通信インフラを借り受けて営業している格安スマホのサービスです。

つまり、通信エリアはdocomoのエリア、使える端末はdocomoのスマホとSIMフリーのスマホということになります。

はじめは自社サイトでのオンライン契約のみのスタートしでしたが、現在では家電量販店での対面契約、Amazonでの販売を介したオンライン契約も可能になっています。

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LINEモバイルの最大の特徴「カウントフリー」について

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格安スマホのサービスは、通信インフラを大手から借り受けている都合上、その回線をフルに使うサービスは提供できない代わりに、各社趣向を凝らしたサービスを提供しています。

このような状況の中で、LINEモバイルの最大の特徴ともいえる「カウントフリー」のシステムが生まれたのです。

カウントフリーとは「LINE、Twitter、facebook、Instagram」すなわち、SNSの4大サービスの利用において、通信量や通信速度が制限されずに使い放題になるというシステムです。

通常、格安スマホのサービスは毎月の通信量をオーバーすると、通信速度が著しく低下するのが一般的です。

しかし、LINEモバイルのサービスは「LINE、Twitter、facebook、Instagram」の利用に限り、通信量のカウントをしない、つまりはカウントフリーを定めたのです。

これにより「LINE、Twitter、facebook、Instagram」に限っては、仮に毎月の通信量をオーバーしていたとしても、通常の通信速度で文字通り「使い放題」で使うことが可能です。

多くのユーザーが、LINEをはじめとするSNSに最も時間を費やしている昨今、カウントフリーのシステムは、まさにLINEだからこそ思いついた魅力的なサービスと言えます。

LINEモバイルの料金プランについて

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LINEモバイルの料金プランは、一般的な格安スマホのサービスと同じ料金体系で、ユーザーの毎月の通信量によってプランを選んでいきます。

しかし、カウントフリーにより、SNSの利用が通信量に含まれないので、今まで他社で契約していた通信量より少ない容量で済む場合がほとんどです。

例えば、他社で毎月平均5GBの通信量だったユーザーは、LINEモバイルに変更すると3GBで済む可能性があるということです(2GBがSNSの利用だったという仮定において)

それを踏まえた上で、LINEモバイルの料金プランを説明していきます。

最も一般的なものは、3GBの通信量が含まれている1690円(税抜き)のコミュニケーションフリープランです。

コミュニケーションフリープランとは、カウントフリーが含まれているLINEモバイルの基本料金プランで、基本料以外にかかる費用は音声通話をした際の通話料金です。

しかし、LINE通話はカウントフリーの対象なので、音声通話ではなくLINE通話をメインに使っていけば、通話料はほとんど発生しません。

つまり、1690円(税抜き)でLINE通話を含むSNSの使い放題と、3GBまでの通信量が含まれているので、LINEモバイルがかなり安くて使えるサービスであることが分かります。

なお、コミュニケーションプランは10GBまであり、それでも月額3220円(税抜き)と大手に比べれば格安です。

また、カウントフリーの対象をLINEだけに絞り、通信量は1GBで音声通話を省いた「LINEフリープラン」は、最低500円(税抜き)から利用することが可能で、ワンコインでスマホを利用することもできます。

こちらもコミュニケーションの手段をLINEだけに絞れば、十分活用できるプランと言えるでしょう。

LINEモバイルの通信速度について

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LINEモバイルは、通信インフラを借り受けている格安スマホなので、通信速度は大元のdocomoの回線状況に影響を受けてしまいます。

大まかに言えば、一般的に回線が混雑すると言われている、朝と夕方の通勤帰宅ラッシュの時間帯、お昼のランチタイムの時間帯は速度が大幅に遅くなってしまいます。

何度か通信速度を計測したところ、混雑していない時間帯は平均20M前後と快適そのものですが、混雑している時間帯は平均3M前後と若干遅めの速度であり、これがLINEモバイルの通信速度の目安と言えます。

SNSやブラウジングの利用程度では、そこまで通信速度の影響を受けないですが、動画などを見る際は、時間帯によっては厳しい場合もあります。

通信速度が安定せず、時間帯によっては遅くなる、これはLINEモバイルに限らず全ての格安スマホに言えることで、通信インフラを借り受けている都合上、避けては通れない道と言えます。

しかし、日中はすこぶる快適に使えますし、混雑時は適度にWiFiを駆使したり、動画は早い時間帯にあらかじめダウンロードしておくなど、ユーザの工夫次第で問題は解決できそうです。

LINEモバイルへの変更の手順について

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現在使っている通信サービスを、LINEモバイルに変更する場合の手順を説明していきます。

なお、LINEモバイルを新しい電話番号で新規契約する場合は、LINEモバイルのホームページから簡単に申し込むことができます。

1:LINEモバイルで使えるスマホを用意する

現在契約している通信サービスをLINEモバイルに変更する場合、docomoからの場合はそのまま今のスマホでLINEモバイルに変更可能です。

auとsoftbankからの場合は、各キャリアでSIMロックを解除してらうか、SIMフリーの端末を新たに購入する必要があります。

これは、LINEモバイルがdocomoの通信インフラを使用している格安スマホだからです。

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2:移転元でMNP予約番号を取得する

LINEモバイルで使えるスマホを確保できたら、次は移転元(現在契約している通信サービス)にて「MNP予約番号」を発行してもらいます。

MNP予約番号は、今使っている電話番号をLINEモバイルへ移す際の識別番号のようなもので、移転元各社のショップまたはコールセンターでの取得が可能です。

なお、MNP予約番号を取得する際は、移転元の契約解除料や最終月の請求方法などの説明がありますので、必ず説明を聞いておきましょう。

3:実際にLINEモバイルの契約をする

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MNP予約番号を取得できたら、次は実際にLINEモバイルの契約へと移ります。

LINEモバイルの申し込み窓口は、LINEモバイルのホームページからのオンライン申し込みか、家電量販店の格安スマホコーナーです。

ある程度知識がある場合は、来店が不要でいつでも契約できるオンライン申し込みがオススメですが、自信がない場合は家電量販店での対面での契約をおすすめします。

なお、MNP予約番号と本人確認書類、LINEモバイルで使うスマホを忘れずに持参しましょう。

4:電話番号をLINEモバイルに移して契約完了

オンラインで契約した場合には、ユーザー自身で今の電話番号をLINEモバイルに移し替える必要があります。

オンライン上で契約が終了すると、最短で翌日、遅くても3日以内にLINEモバイルのSIMカードが自宅に届きますので、あとは説明通りに操作をすると電話番号がLINEモバイルのSIMカードに移ります。

現在の通信サービスは、LINEモバイルのSIMカードに電話番号を移すまでは使えますので、実際にはオンライン上で契約を終えた段階では移転元の解約も、LINEモバイルの新規契約も行われていない状態となります。

なお、家電量販店でLINEモバイルを契約した場合には、その場で即日LINEモバイルに変更となります(全て店員がやってくれます)

LINEモバイルのまとめ

LINEモバイルはSNSのサービスが使い放題になる、LINEならではサービスが魅力の格安スマホです。

回線もdocomoの通信インフラを使っているので、時間帯における速度のムラはありますが、概ね安定して使うことができます。

今の通信サービスの利用料が高いと思っているユーザーは、一度検討する価値があるサービスと言えます。

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