PlayStation VR(PSVR)が発売してから2年近くの時間が経ちましたが、みなさん本格的なVRは体験済みでしょうか?
1度でもVRを味わってみるとわかることですが、その没入感は素晴らしく、特にPS4をはじめとしたゲームでの利用は多くの人におすすめできます。
しかし360度のゲーム世界をより楽しむには、音にもまたこだわる必要があるでしょう。
PSVRを購入したけれど、付属のイヤホンや一般的なヘッドホンだけで音を聴いてきたという人は、ぜひこの機にヘッドホンにもこだわってみることをおすすめします。
ヘッドホンが変わるだけでPSVRの持つ圧倒的なリアル感はさらに現実味を帯び、感動はもっと大きなものとなるかもしれません。
PSVRに使えるヘッドホンは多種多様となっているので、以下では一般ユーザーにもおすすめできるヘッドホンを4種類ご紹介してまいります。
音の臨場感にも気を使いたいという人は、こちらを1つ実装の参考にしてみてください。
PSVRにヘッドホンをおすすめする理由とは?
本体の音響効果を最大限に引き出す
PSVRはVR画面を映し出す端末ですが、そこによりリアルな感覚を投影するにはやはり「音」が大きな役割を担います。
しかし本体がどれだけ綺麗な音を出力していても、受け取る側であるイヤホンやヘッドホンとかみ合わなければ、その感動は薄まってしまうでしょう。
だからこそ本格的なVR体験をするのなら、PSVRにピッタリのヘッドホンを用意して、その音響性能を最大限に引き出してあげる必要があります。
PSVRで見る映像を存分に味わえるというメリットこそ、ヘッドホンを使う1番のメリットとなるでしょう。
例えばFPSのゲームや音ゲ―を楽しむ場合にも、ヘッドホンの存在がプレイに大きな影響を及ぼすことが予想されます。
単純に1段階上のゲーム体験をしてみたいと考えるのなら、PSVRプラスヘッドホンという環境はぜひそろえておきたいですね。
PSVRで使いたいヘッドホンは増えてきている
PSVRは既に一般的に購入することができるアイテムとなっているので、それにピッタリのヘッドホンも需要が高まりつつあります。
使いたいヘッドホンがそろいつつあるという今だからこそ、積極的にPSVR専用のヘッドホンを購入すべきだといえるでしょう。
PSVRは自身の頭に装着して利用するものであるため、以前はヘッドホンのサイズや形によっては上手く使えないということもありました。
しかし今は多くのメーカーがPSVRの存在を認知しているため、本体にあったヘッドホンをいくつも販売しています。
そのためそれぞれのこだわりを大事にしながら、簡単に魅力的な商品を手に入れることができるでしょう。
少しでも音に対するこだわりが芽生えてきた人は、以下のポイントをチェックして、まずは購入に値するヘッドホンを選別してみてください。
PSVRならではの音響機能と注意点
3Dオーディオプロセッシングという機能
PSVRには、「3Dオーディオプロセッシング」という機能が備わっています。
これは音を360度に出力するシステムとなっていて、装着中はよりリアルな雰囲気を実感させてくれるのです。
ヘッドホン側に特別な機能は必要なく、簡単に立体的な音を楽しめるようになっているのが特徴。
そのためPSVRに使えるヘッドホンの種類は多くなり、誰でも気軽に本格的なVR音源を楽しむことができるのです。
このPSVRならではの3Dオーディオプロセッシングをよりじっくりと味わうには、やはりヘッドホンが欠かせません。
ゲームや映像への没入感を楽しむためにも、ぜひ3Dオーディオプロセッシングの良さを体験できるヘッドホンを探してみましょう。
ヘッドホン側のサラウンド機能には注意
PSVRには既に3Dオーディオプロセッシングをはじめとした高性能な音響機能が備わっているため、それ単体で十分に立体的な音を作り出すことができます。
一方でヘッドホン側にも臨場感を生み出すサラウンド機能が備わっていると、PSVRの機能に干渉してしまい、逆に音の邪魔をしてしまう可能性があるのです。
そのためPSVR用のヘッドホンを選ぶ際には、あえてサラウンド機能のついていないものか、ON/OFFで切り替えられるものを選ぶようにしましょう。
既にサラウンド機能のあるヘッドホンを持っている人も、PSVRの本格的な音響を楽しむためにも新しいものを新調するのがおすすめです。
このサラウンド機能にさえ注意すれば、PSVRからの充実した音を楽しむことができるでしょう。
無線での接続には未対応
近年は無線接続のヘッドホンが市場に増えてきてはいますが、PSVRでは今のところ有線接続以外に対応していません。
なのでPSVR用のヘッドホンを購入する際には、必ず有線接続が可能なものを選びましょう。
有線での接続となるため、コードの長さなどにも気を配る必要があります。
使いやすさを追求するためにも、有線ならではの注意点をしっかりと把握しておくのもポイントです。
有線コードは意外な盲点となるので、ヘッドホン購入時は注意しておきましょう。
PSVRにおすすめのヘッドホン4選!
SONY ヘッドホン MDR-ZX660
PSVR専用のヘッドホンを購入するのなら、「SONY ヘッドホン MDR-ZX660」は最初におすすめできる商品です。
本体と同じSONY製という利点と、かつてPSVRの体験会で使用された経歴から、その相性は抜群だといえるでしょう。
小柄ながら臨場感たっぷりの音を感じるのに十分な機能が備わっていて、PSVRからの出力をきちんと受け取ってくれます。
重低音を捉えるビートレスポンスコントロールによって、リアルな音響がしっかりと表現されるのも魅力。
PSVRの3Dオーディオプロセッシングと合わさることで、音の聴こえ方が大きく変わってくるでしょう。
耳を覆う部分を横向きにして収納できるので使わないときも邪魔にならず、持ち運びも楽に行えます。
携帯性と収納性の高さは使用時のストレスを軽減してくれるので、意外と重要な点となることが多いです。
長く使い続けるきっかけとなるため、PSVRを本格的に使いこなすならぜひMDR-ZX660をチェックしておきましょう。
コードもからみにくさを重視したセレーションケーブルを採用しているので、PSVRを装着しながらでもスムーズに利用できます。
有線だからといって困ることが少ないようにできているため、初めてPSVRとヘッドホンを組み合わせて使う人にもおすすめです。
またカラーバリエーションが豊富なのも魅力で、4色の中から自分の好きな色を選択できます。
PSVRの見た目はかなりおしゃれとなっているため、なるべく並べても見劣りしないヘッドホンを選びたいですよね。
MDR-ZX660はそんな見た目にこだわりたい人にとっても、魅力的なヘッドホンとなるでしょう。
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ワイヤレスサラウンドヘッドセット CUHJ-15007
PSVRだけでなく、それ以外の用途にも使えるヘッドホンをお探しなら、「ワイヤレスサラウンドヘッドセット CUHJ-15007」もおすすめです。
SONYが販売しているこちらのヘッドホンは、無線と有線の切り替えが可能となっているため、PSVRで使うとき以外はワイヤレスでの利用ができるのです。
付属のワイヤレスアダプターで簡単にペアリングできるのも魅力で、特にPS4との連携は非常にスムーズに行えます。
普段PS4でゲームや動画を鑑賞するときはワイヤレスで、PSVRを使って没入感を味わうときは有線でといった使い分けをすることで、PS4の機能を存分に体験できるでしょう。
PS4でのワイヤレス接続時限定ですが、「7.1chバーチャルサラウンド」の臨場感あふれる音は、これまでにないサラウンドを提供してくれます。
SONYが作ったPS4特化の製品であるため、有線時にサラウンド設定がPSVRの性能を妨げることもありません。
また前作のCUHJ-15001から軽量化とサイズ感の調整に成功していて、よりPSVRを装着しながらの使用がしやすくなっています。
PS4を中心にさまざまなコンテンツを楽しむなら、圧倒的におすすめしたいヘッドホンとなるでしょう。
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/03/08
- メディア: Video Game
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PlayStation VR用ヘッドホン
名前の通りPSVR専用のヘッドホンとして設計された「PlayStation VR用ヘッドホン」は、ピッタリとハマるような感覚でその使用をサポートしてくれます。
多くの場合ヘッドホンを使いながらPSVRを外すには、一度ヘッドホンもいっしょに取り外す必要がありました。
しかし後頭部の方にバンドをつけるこちらのヘッドホンなら、耳に装着したままPSVR本体を外すことができます。
VRを快適に楽しむにはこまめな休憩も大事ですが、その際にいちいちヘッドホンごと外すのは意外と面倒です。
そのためこちらのヘッドホンのようにずっと着けたままでいられるタイプは、思いのほか役に立つアイテムとなるでしょう。
密閉式のイヤーパッドとネオジム磁石ドライバーを使った音質の効果は、VR中の没入感を高めてくれます。
またしっかりと頭に固定するためのヘッドバンドも付属するので、体を動かすようなゲームプレイでも安心して使えるでしょう。
フィット感があると目の前の映像に集中しやすくなり、より楽しんでPSVRを使用できますよ。
特に長時間PSVRを楽しむときには、こちらのヘッドホンの購入を検討してみてください。
- 出版社/メーカー: ホリ
- 発売日: 2016/10/13
- メディア: Video Game
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SONY ヘッドホン MDR-ZX770
上記でご紹介したMDR-ZX660ではサイズが小さいという方には、「SONY ヘッドホン MDR-ZX770」をおすすめします。
イヤーパッドが大きめに作られているので耳全体を覆いやすく、より密閉された状態でPSVRからの音を楽しめるでしょう。
低反撥ウレタンフォームを使用しているため、装着性が高いのも特徴。
PSVRを装着しながらでも疲れにくい設計となっているので、鑑賞の最中にヘッドホンに気を取られたくない人におすすめです。
ヘッドバンド部分には金属スライダーが採用されていて、自身の頭の大きさに簡単に合わせることができます。
その他MDR-ZX660と同じようにセレーションケーブルやビートレスポンスコントロールがついているので、快適さは抜群だといえるでしょう。
イヤーパッドの部分にさらなる気密性と安心感が欲しいときには、こちらのヘッドホンをチェックしてみてください。
ソニー ステレオヘッドホン ブリックオレンジ MDR-ZX770/D
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: エレクトロニクス
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どのヘッドホンを選べばいいのかわからないときは?
まずは安価なものからお試しを
普段からヘッドホンを使っていないと、どの部分を重視して購入すればいいのか自分でもわからないということがあるでしょう。
そんなときはとりあえず安価なものを使って、ヘッドホンの基本的な使い心地を確認してみることをおすすめします。
自分にピッタリなイヤーパッドの大きさやバンドの長さ、その他装着時に気になることは、実際に使ってみることでわかってくるでしょう。
PSVRを着けるとさらにピッタリなヘッドホン選びは難しくなるので、できればいくつかの種類をあらかじめ試してみた方が安心できます。
今は1000~2000円前後のヘッドホンもかなり多いため、品質にこだわらなければお試しで利用できるものを見つけることは簡単です。
いきなり高額のヘッドホンを買うことに不安があるという人は、まずは値段だけで選ぶのも1つの方法となるでしょう。
とりあえず有線ならOK
基本的に有線のヘッドホンであれば、PSVRで問題なく利用することができるでしょう。
そのため本当にどんなヘッドホンでもかまわないという方は、とりあえず有線スタイルのものを購入すれば間違いはありません。
ワイヤレスであってもケーブルを差し込むことで有線化できる製品も多いので、気に入ったヘッドホンの商品詳細はしっかりとチェックしておきましょう。
ステレオヘッドホンの方がPSVRの機能に干渉しなくて済んだり、密閉型の方が音の臨場感を体感しやすかったりといった違いは当然ありますが、それらはヘッドホンに詳しくなってからこだわっても大丈夫です。
PSVR用のヘッドホンを買うときは、「とりあえず有線のものを選ぶ」ということを忘れないでおいてください。
デザインにこだわることは意外と大事!
ヘッドホン選びでは疎かにされがちですが、意外とデザインが気に入っているかどうかも重要なポイントとなります。
特に見た目の美しさにも定評があるPSVRとセットで使う場合は、おしゃれなヘッドホンの方がしっくりとくることでしょう。
インテリアとしての価値も出てくるため、機能面で選ぶことがなくてもヘッドホンのデザインにはこだわっておくことをおすすめします。
デザインの良さはそのヘッドホンを長く使うきっかけとなり、大切に扱う理由にもなるでしょう。
どうせ見慣れるのだからと見た目を妥協するのではなく、ぜひ自分で納得のいくデザインを選んでみてください。
まとめ
PSVRの持つ可能性を引き出すためにも、ヘッドホンの存在は今後も欠かせないものとなるでしょう。
この機にPSVRを利用している人は、こちらでご紹介したおすすめのヘッドホンを1度チェックしてみてください。
今回まとめたヘッドホンは、PSVRを持っている人にこそ使ってもらいたいものばかりです。
もし最近PSVRそのものを起動していないというのなら、専用ヘッドホンを持つことが再ブームのきっかけになるかもしれませんよ。