こんにちわ、バイクで日本中の離島を攻める旅人、さすライダーです。
離島が好きな旅人の聖地といえる場所が「瀬戸内海」で、いったい幾らあるのか分からないほどの離島があります。
その中でも、特に人気のある離島が、香川県の離島「小豆島」です。
ということで今回は、日本のエーゲ海とも呼ばれるオシャンティアイランド「小豆島」を紹介していきます。
日本のエーゲ海?小豆島ってどんな島なの?
香川県の離島「小豆島(しょうどしま)」は、淡路島に次いで、瀬戸内海で2番目に大きな離島です。
島の面積は153.3平方キロメートルで、海岸線の総延長は126kmにも及びます。
古くは「古事記」や「日本書紀」にも登場したことがある、とても歴史のある離島で、現在の人口は約14,000人です。
瀬戸内海の温暖な気候を生かした、オリーブやミカン、スモモなどの栽培が盛んで、どことなく垢抜けた風景や、ギリシャ風車があることから「日本のエーゲ海」と呼ばれています。
小豆島の旅情報のまとめ
実際に小豆島に行った経験をもとに、小豆島の各種旅情報をまとめてみました。
小豆島へのアクセス方法について
小豆島には空港がないので、旅行者はフェリーを使ってアクセスする必要があります。
小豆島へのフェリーを運航しているのは「香川県・岡山県・兵庫県」の3県で、香川県からの便が一番本数が多いです。
香川県からは「四国フェリー・国際フェリー・内海フェリー・ジャンボフェリー」岡山県からは「両備フェリー・瀬戸内観光汽船・小豆島豊島フェリー」兵庫県からは「小豆島フェリー・ジャンボフェリー」が小豆島への便を運行しています。
僕は香川県の高松市から出ている、最もポピュラーな「四国フェリー」を利用しましたが、小豆島までの所要時間は約60分で、運賃は大人690円でした。
また、車やバイクを運ぶことも出来るので、ドライブやツーリング目的でも利用できます(僕はバイクを積んで乗りました)
小豆島の島内での交通手段について
小豆島の島内での交通手段には「路線バス・観光バス・タクシー・レンタカー(バイク)車両持ち込み」という選択肢があります。
このうち、最も使い勝手が良く経済的なのは、路線バスのフリー乗車券(1日乗車券)の利用で、1日1000円で乗り放題になります。
小豆島の路線バス「オリーブバス」の路線は、島内の主要スポットをほぼ網羅しているので、これで十分観光することが出来ます。
ルートはお任せするので、楽チンに観光をしたいという人には「観光バス」の利用がオススメで、3980円で島内の主要スポットを巡ってくれます。
タクシーとレンタカー(バイク)については、正直なところ自分の車両をフェリーで持ち込んだ方が、はるかに経済的で利便性が高いです。
小豆島の宿泊施設について
小豆島は観光業に力を入れているので、離島としては各種宿泊施設が充実しています。
島内にはリゾートホテルや旅館、ビジネスホテルやゲストハウス、さらにはキャンプ場まであるので、自分の予算や目的に合った場所を選ぶことが出来ます。
ちなみに僕は、小豆島のユースホステル「小豆島オリーブユースホステル」に宿泊しました(1泊3348円〜)
小豆島の天候とベストシーズンについて
温暖な瀬戸内海に位置する小豆島は、年間の平均気温が15度前後で、とても過ごしやすい離島です。
観光のベストシーズンは、オリーブの花が咲く5月〜6月の時期と、オリーブの実がなる7月〜8月の時期です。
小豆島のおすすめ観光スポット5選
小豆島の観光スポットの中から、特にオススメの場所を5か所ピックアップして紹介していきます。
秋の紅葉は圧巻の一言「寒霞渓」
小豆島屈指の観光スポット「寒霞渓」は、島の中央に位置する壮大な渓谷です。
約200万年とも言われる、途方もない時間をかけて、風雨の浸食で生まれた奇岩・巨岩・岩壁が織りなす景観は「日本三大渓谷美」の一つに選ばれるほどです。
特に、秋の紅葉時は圧巻の景観が広がり、ロープウェイから見える景色に目が奪われます。
これぞ日本のエーゲ海「道の駅 小豆島オリーブ公園」
まさに日本のエーゲ海的な風景が広がる「道の駅 小豆島オリーブ公園」は、小豆島のシンボル「オリーブ」にフォーカスした道の駅です。
園内には約2000本にも及ぶオリーブがあり、白いギリシャ風車との組み合わせは、ここが日本であることを忘れてしまうような景観です。
近年のインスタブームの流れで、当然のように「映えるスポット」として人気を集めています。
世界で一番狭い海峡「土渕海峡」
小豆島の土庄町前島(土庄地区)と本島(渕崎地区)の間を流れる「土渕海峡」は、世界で一番狭い海峡として、ギネス記録に認定されている場所です。
最も狭いところで、幅が「9.93メートル」しかないので、海峡というよりは川にしか見えません。
ここに行った暁には、土庄町役場で横断証明書(100円)を発行してもらうのがマストです。
映画の世界そのまま「二十四の瞳 映画村」
日本映画の不朽の名作「二十四の瞳」のロケ地となった場所が、小豆島の観光スポットになっています。
実は小豆島は、原作の「二十四の瞳」の作者である「壺井栄」の出身地で、その縁で小豆島がロケ地となったという経緯があります。
園内では、実際のロケで使ったオープンセットや、昔懐かしい「給食セット」が楽しめます。
見えるか見えないかはエンジェル次第「エンジェルロード公園」
土庄町の前島と余島の間に、干潮になった時だけに現れる道(細長い砂浜)が「エンジェルロード」です。
ここを「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」と言われており、今では恋人の聖地として、若者の人気スポットになっています。
道の出現時間はWeb上でチェックできますが、あえて調べないで「見えるか見えないかはエンジェル次第」の方が、恋が盛り上がるのではないでしょうか?
小豆島のおすすめの食堂・カフェ5選
小豆島の飲食店とカフェの名から、特にオススメの5店舗を紹介していきます。
オリーブグルメが楽しめる「サン・オリーブ」
小豆島の人気スポット「道の駅 小豆島オリーブ公園」には、オリーブグルメが楽しめるレストラン「サン・オリーブ」があります。
オリーブを使った素麺や、オリーブを食べて育った「オリーブ牛」のメンチカツバーガー、オリーブソフトクリームなどのメニューが満喫出来ます。
目の前に広がる「日本のエーゲ海」の風景を眺めながら、優雅なランチタイムを過ごすことが出来ます。
美味しい素麺が味わえる「なかぶ庵」
小豆島がある香川県といえば「うどん県」として有名ですが、実は小豆島は日本で3本の指に入る「素麺」の産地です。
数ある小豆島の素麺店の中でも「なかぶ庵」では、出来立ての美味しい素麺を味わうことが出来ます。
また、事前の予約が必要ですが、素麺作りの一部を体験する事も出来ます。
醤油スイーツを味わえる「ヤマロク茶屋」
小豆島はオリーブや素麺の他に「醤油」の産地としても有名で「ヤマロク醤油」はその老舗です。
予約不要で見学できる園内には、醤油スイーツが味わえる「ヤマロク茶屋」があり、醤油アイスや醤油プリン(!)などを味わうことが出来ます。
醤油のしょっぱさとスイーツの甘みが、絶妙なハーモニーを奏でてくれます。
醤油ラーメンの名店「小豆島ラーメン HISHIO」
店の名前の「HISHIO」とは、小豆島の「醤(ひしお)=醤油」のことで、その名の通り美味しい醤油ラーメンが味わえる店です。
ラーメンはもちろんですが、島の佃煮やジャコを載せた「島めし」や「炙りチャーシュー」も美味しく、ぜひセット味わうことをオススメします。
小豆島の人気スポット「エンジェルロード」近くにあるロケーション良さも最高の一言です。
古民家をリノベーションしたオシャレ食堂「こまめ食堂」
小豆島の美味しい米を使った定食が人気の食堂が「こまめ食堂」です
各種定食の他に、オリーブ牛バーガーなどの軽食もあり、マフィンやスコーンなどのスイーツも販売しています。
こまめ食堂がある「中山地域」は、美しい棚田が広がるエリアなので、観光がてら寄ってみることをお勧めします。
日本のエーゲ海 小豆島のアクセス・レンタカー・観光 まとめ
小豆島は穏やかな海の風景が広がる、まさに日本のエーゲ海と呼べる場所です。
1泊2日の旅行に、ちょうど良い大きさの離島なので「週末離島旅」を楽しむことが出来ます。