【2019年度版】東京モーターサイクルショーで気になったバイク まとめ

東京モーターサイクルショー2019の会場(スズキブース)

こんにちわ、さすライダーです。

去る2019年3月23日、年に一度のバイクの祭典「東京モーターサイクルショー」に行ってきました。

当日はかなりの人混みでしたが、それでも見たいバイクを見て、跨りたいバイクには、片っ端から跨りまくりました!

今回はその中でも、個人的に特に気になったバイクを紹介していこうと思います。

なお、完全に僕の独断と偏見によるバイクチョイスであることをご了承ください。

東京モーターサイクルショーとは?

東京モーターサイクルショー2019の会場(KTMブース)

今年で46回目を迎える「東京モーターサイクルショー」とは、国内最大級のバイクイベントで、いわば「バイクだけのモーターショー」です。

国内4大メーカーはもちろんのこと、海外バイクメーカー、バイク用品メーカー、タイヤメーカー、バイク雑誌社などなど、バイクに関する会社が一堂に集うイベントで、最大の魅力は、ほとんどのバイクに跨がれることです。

今では東京の他に、大阪と北海道(札幌)でも、毎年モーターサイクルショーが開催されており、バイクシーズン幕開けの3月を彩る風物詩になっています。

なお、すべての会場において、モーターサイクルショー は有料のイベントになっており、東京は当日券が1600円、前売り券が1300円です(2019年の場合)

東京モーターサイクルショーで気になったバイクまとめ

寝ても覚めてもバイクのことしか考えていない!

そんなバイク馬鹿の僕が、当日の会場内で、特に気になったバイク達を紹介していきます。

電動バイクの最先端「KIMCO SUPER NEX」

電動バイクの最先端「KIMCO SUPER NEX」

去年発表されるや否や、一躍注目の的になっているバイクが「KIMCO SUPER NEX」です。

台湾の大手スクーターメーカー「KIMCO」が開発した電動バイク(EV)で、まさかのスクーターではなく、スーパースポーツバイクという点で注目されています。

従来の乗り物は電動化すると、バイクに限らず基本は「オートマチック化」されますが、SUPER NEXは「あえて6速ミッションを搭載する」という世界初の試みがなされています。

さらには、時速0〜100km/hが2.9秒、0〜200km/hが7.5秒、0〜250km/hが10.9秒と驚異的な加速性能を持ち、ガソリン車顔負けの性能を誇っています。

会場で実車を見たところ、エッジを効かせた近未来的なスタイルがカッコよく、予想以上にコンパクトなことに驚きました。

車両の右側には、EVの証である「充電ポート」が付いており、一緒に展示されていた充電器から察するに「急速充電が可能」であることが推測されます。

これが市販化されれば、バイクのEV化が一気に加速することは間違いありません。

伝説のバイク復活「SUZUKI 新型KATANA」

伝説のバイク復活「SUZUKI 新型KATANA」

80年代のバイクブームを牽引した伝説のバイク「SUZUKI KANATA」が、2019年に満を満たして復活します。

イタリアの有名バイクデザイナー「ロドルフォ・フラスコ―リ」さんがデザインした新生KATANAは、特徴的なショートテールを持つ、スリムでスタイリッシュな現代的デザインに仕上がっています。

このデザインには、旧型ファンから賛否両論があるようですが、僕は実車を見て、素直に「カッコイイ!」と思いました。

車体には、トラクションコントロールなど電子制御も装備されており、伝説のバイクの名に恥じない作りになっています。

なお、会場内に跨がれる実車がありましたが、並ぶのが嫌いなので素直に諦めました、、、しかし、見た目では足つき性は良さげでした。

バイク業界の革命児「YAMAHA NIKEN / NIKEN GT」

バイク業界の革命児「YAMAHA  NIKEN GT」

2018年のバイク業界の話題は、全てこのバイクに持っていかれたと言っても過言ではありません。

YAMAHAの革命的なスリーホイーラー「NIKEN」は、これまでのバイクの常識を打ち破るべく登場した、新世代の新しい乗り物です。

見た目のインパクトが強烈なフロント二輪、まるでSF映画に出てきそう車体デザインなど、どこを切り取っても気になるバイクです。

当日、ワクワクしながら実車に跨ってみたところ、その圧倒的な存在感とは裏腹に、意外なほどに足つきが良かったです(身長173cmの場合)

さすがにタンク周りのボリュームは凄いですが「案外普通に乗れそう」というのが正直な感想でした。

また、サイドケースや大型スクリーンなど、よりツーリング向けに仕上げた「NIKEN GT」も展示されており、こちらの市販化も今から楽しみです。

世界最強旅バイク極まる「BMW R1250GS アドベンチャー」

世界最強旅バイク極まる「BMW R1250GS アドベンチャー」

僕の愛車である、世界最強旅バイクこと「GS」のフラッグシップモデルがバージョンアップされました。

昨年12月、それまでの1200ccのエンジンを、1250ccに拡大した「R1250GS」が発売され、そのアドベンチャー仕様の「R1250GS アドベンチャー」が今年の1月に発売されました。

GSのアドベンチャーシリーズは、通常版よりも大きなガソリンタンク、大型のスクリーン、各種ガードバーを装着した「世界一周仕様」のバイクです。

早速、会場内で実車を見たところ、その圧倒的な存在感に度肝を抜かれました!

R1250GSから新たに備わった、可変バルブ機構の「BMWシフトカム」も組み込まれており、世界最強旅バイクのブランドが更に極まりました。

新しいCBワールド「HONDA CB125R / CB250R」

新しいCBワールド「HONDA CB250R」

ホンダ伝統の「CBシリーズ」に、新たな風を吹かせているのが「CB-Rシリーズ」です。

レトロとも近未来とも取れる、特徴的な車体デザインは、それまでのCBシリーズとは一線を画すものです。

その「CB-Rシリーズ」の、125ccと250ccの車体に跨りましたが、どちらもクラスとしては大柄な車体で、足つきも高めの設定でした。

どちらも車体が軽量なので、そこで足付きの悪さを、多少はカバー出来るとは思いますが、気になる方は一度実車に跨る事をオススメします。

しかし、ライダーの所有感を満たしてくれるデザインは、眺めながらコーヒーでも飲みたくなります。

シティコミューター電動バイク「Munro e-Bike」

シティコミューター電動バイク「Munro e-Bike」

会場内を歩いていて、ふと目に留まった、、、可愛い電動自転車、、、というより、電動自転車だと思っていたら、実は電動バイクだったのが「Munro e-Bike」です。

「Munro e-Bike」は、電動バイクに力を入れている「プロト」の新型電動バイクで、法律的には50ccと同じ扱いになるマシンです。

説明文を見て、これが電動バイクだと分かるまでは、僕は本気で「電動自転車」だと思っていたので、本当に驚きました。

クラシカルな可愛らしいデザインの車体は、シティコミューターとして確固たる地位を築きそうな予感がします。

見た目よりも乗りやすい「KTM 790アドベンチャー」

見た目よりも乗りやすい「KTM 790アドベンチャー」

昨年発表されたばかりの「KTM」のブランニューモデル「KTM 790アドベンチャー」が、会場内で日本初公開されていました。

本格的なオフロード走行を視野に入れた、徹底的な低重心化がなされているモデルで、エンジンには、799ccのパラレルツインを採用しています。

近年のKTMのバイクといえば、まるで千と千尋の神隠しに出てくる「カオナシ」のようなデザインのフロントマスクが賛否両論ですが、アドベンチャーの世界観には合っているように思います。

見た目がかなり大柄なバイクですが、実際に跨ってみると、意外にもコンパクトな乗車ポジションで驚きました。

他のKTMのアドベンチャーモデルは、かなり凶悪な足付き性ですが、これなら緊張感なく乗れると思います。

憧れのサイドカー「ウラル」

憧れのサイドカー「ウラル」

ライダーなら誰でも一度は「サイドカーに乗ってみたい」と思うはずです。

その憧れのサイドカー専門メーカーにして、世界唯一のメーカーがロシアの「ウラル」です。

元々は戦時中に開発された、軍事車両メーカーとしてのスタートでしたが、その後世界唯一のサイドカーメーカーとして独立しました。

通常のサイドカーは、市販のバイクを改造した上で、サイドカーが連結されていますが、ウラルはバイクもサイドカー専用バイクとして開発されています。

中には、サイドカー側のタイヤも駆動する「2WD」のモデルもあり、ウラル独特の世界観を構築しています。

会場内に跨りOKの実車があったので、バイク側にもサイドカー側にも乗ってみましたが、これで旅に出たら絶対最高!とテンションが上がりました。

GSとウラルがあったら、多分僕は人生に満足しそうです(笑)

東京モーターサイクルショーで気になったバイク まとめ

かなりの独断と偏見に満ちたチョイスではありましたが、どのバイクも個性的で、これからが楽しみなマシンばかりです。

バイクでエベレストや南極大陸(!)に挑んだ、世界的な冒険家「風間深志」さんは「バイクは夢の製造機」と言っていますが、本当に僕もそう思います。

何かと大変な世の中ですが、これからもバイクという乗り物が、我々ライダーに夢を与え続ける存在であることを願って止みません。

この記事を書いた人

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