みなさんのお宅の夕食風景ってどのようなものですか?沈黙系?ワイワイ系?祈ってから食べる系?
個人的には祈ってから食べる系ってお金持ちの貴族って感じがして、なんか憧れるのですが私見はひとまず置いておきましょう。
我が家の夕食風景は「長男ぼっち系」です!何それって感じですよね。
では「今回は家族と食事をすることとはどのようなことか」という切り口でまとめていきたいと思います。
いつの間にかTVを観ながら食べる癖がついた息子
ある日帰ってきて、さぁ晩御飯だと思い食卓につき食べ始めると息子の姿がない。
「〇〇(息子)は?」
と妻に聞いたら
「TV観て食べてるよ」とのこと。
まぁそれほど夢中な番組があるのかと思い、その日は息子抜きで夕食を終えました。
次の日、晩御飯を食べていると息子がまたTVを観て一人で食べている。
次の日も、またその次の日も。
なぜ?と妻に聞くと「まぁ観たいもの観て静かに食べていればそれでいいんじゃない?」とのこと。
昔から夕食は家族みんなで食べていた私が、TVを観ながら一人で食べることはあまりよろしくないのでは?と提案すると「あの子も昼間頑張って園に行っているんだから好きなことさせてあげて」と妻。
喧嘩になるのも不本意だったので、その場は引きましたが腑に落ちない部分が結構ある。
なぜなのかちょっと説明させてくださいね。
一人でTVを観ながら晩御飯を食べる弊害
まとめてみました。これらのポイントは各家庭によって違うので正解・不正解はないものだと思ってください。
コミュニケーションが取れない
例えば、楽しいことがあった・悲しいことがあったという会話も家族を前にして椅子に座れば、様々なアドバイスができます。
子どもがどのように過ごしているかや成長ぶり、顔つき、体調などは食事を共にしないと分からないことがたくさんあります。
私も父親ですから顔を見れば「何かあったんだな」という察しもつくというものです。でもテーブルを囲まないと家族の輪が欠けてしまいますよね。
それはいかがなものか。
一緒に笑えない
夕食は楽しいものです。ちょっとおちゃらけた話をしたり、みんなの今日あった面白い出来事を報告しあったり、相手の笑顔を楽しむ場です。
でも、TV相手に食事をしていては嬉しいんだか悲しいんだか全くわかりません。
自分でその行動を選択しているにせよ、一人で食べている姿を見ていると何だか可哀想にも思えてきます。
ネコとネズミの喧嘩アニメよりも面白い話題は夕食の場にたくさんあるのです。
料理を楽しむということを実感できない
私は3食を心から楽しんで食事をしています。特に夕食は帰宅時に「今日は何が出てくるのか」とハラハラドキドキしますし、料理に合うお酒を選ぶことも楽しみの一つです。
味わうことを疎かにすることは、料理に対して失礼ですし、作ってくれた人にも失礼だとも言えます。
どのような料理でも「ながら食べ」をすることなく「美味しい!」という気持ちや、もちろん「あまり好みじゃない!」ということを覚えていくことも幼児教育の一つの根底だと思っています。
この3点をまとめると……
やはり家族みんなで夕食をとったほうがいいと大多数の親御さんは思われると思います。
「昔なんて…」という話は所詮昔話ですが、私が小さい頃TVをつけて晩御飯を食べてようものなら雷を両親から落とされましたから。
でも、この問題は結構根っこが深かったのです。
私の母も違和感を抱いていた
ある日「ちょっとちょっと」と母に呼び止められた私。(両親とは同居です)
話を聞いてみると「なぜ長男だけ一人で食べているのか、そして注意しないのか」を妻に言ったほうがいいと言うのです。
私はあまり家庭内で火種を炎に変えたくない平和主義者なので、その時は「うんわかった」と言っておきました。
数日後に母と二人でいるとき「この前の話ね」と妻と母が夕食のあり方について話したことを教えてくれました。
TVをつけて晩御飯を食べていても注意されなかった妻
妻の言い分はこうでした。
「私が小さい頃はTVがいつもつけてあって、TVを観ながらみんなで夕食を食べていた」とのこと。
ふんふん。
でも私は「それは一人で食べてもいい」ということには繋がらないんじゃないのかい?と思いました。
確かにゴールデンタイムのTVは面白いですから話の種にはなるでしょう。
でも、それはみんなでテーブルを囲んだうえでの話です。孤独に食べていいという話ではありません。
この問題を改善しようとしたのですが……
私の家庭はかなり特殊でして、妻が裁定者であり家の9割方の決定権を持っています。それだけ家に尽くしてくれているとも言えるので、文句を言える立場ではありません。家事・炊事・選択などそつなくこなし「もったいないくらいの嫁さんだね」とよく言われます。
ですので、裁定者が妻である以上この問題は妻の倫理観や価値観で動かされるわけです。そして「一人で夕飯を食べる」ということは妻の中で悪とはされていません。
つまり誰も文句は言えないのです。
ちょっと私も頑張ろうかなと思っています
しかしながら、このまま息子を一人飯させるわけにはいきません。
妻が怖いから、昔はTVを観て食べていたからというのは度外視して、息子をテーブルにつかせる努力を根気よくしようと思います。
将来塾通いになったとき、みんなと夕食が食べられない日が続くかもしれません。コンビニ弁当の日が続く可能性だって0ではないのです。
「やっぱりみんなと一緒に食べるのが一番だな」とか、息子が結婚して引越し先で「あぁまたみんなとご飯食べたいな」と思ってくれたら嬉しいですよね。
それでふらっとお嫁さんや子どもを連れて帰ってきてくれたら、すごく幸せだと思うんです。
一緒にチャレンジしたい食育
「魚の切り身が海で泳いでいて、それを漁師さんが釣っている」という誠か嘘か微妙なネタ話を最近聞きましたが、誠なら世の中かなり終わっているなと感じたことを覚えています。
そのネタ話から言えることは「食育はかなり重要だ」ということです。
なぜ「いただきますと言うのか」とか「お肉になる牛を屠殺して捌いてくれている人はどのような人たちなのか」さらに「世界の貧困と相反する日本の大量消費社会」とか。
言葉にするとすごく難しい話題だと思えますが、私にとって食に関する普段触れられない知識は、分かりやすく噛み砕いてどんどん与えていきたいと思っています。
私たちは美味しいものを食べて、美味しいと言えばそれで満足します。でもその裏にはいろんな人たちのどのような努力や貧しさや想いがあるのかを、この先も伝えていかなくてはいけない義務があります。
「魚の切り身〜」の話は大げさかもしれませんが、日々の当たり前に感謝できる大人に育って欲しいですね。
ところで皆さんのお子さんって嫌いな食べものありますか?
我が家は息子・娘ともに野菜嫌いです。ピーマンなんてもってのほか!私も小さい頃は茄子が苦手でした。
今は秋茄子とか言われたら「漬物?揚げ浸し?どれどれ……」と心躍ります。
ですので、子供の味覚って大人になると変わるんだなと最近思いました。野菜嫌いに悩んでる親御さんも多いと思いますが、そこまで心配する必要はないかなと感じたりもします。
でも「頑張って食べる」という行為はさせたほうがいいと思うので「ちょっとだけ食べてみなさい」と一応口は付けさせるようにはしていますね。
ちょっと番外編:ジュースっ子を持つ親御さんへ
実は私も相当のジュースっ子でして、コーラや甘い飲み物大好きだったんです。
常に冷蔵庫にコーラの2Lがあって、ラッパ飲みするような生活をしていた結果「メタボ」になりました。軽度のメタボリックシンドロームと言われてショックを受けました。
お腹の贅肉もポヨポヨでコレステロール値も中性脂肪も若干高めです。
そこで妻が提案してくれたのが「炭酸水」です!いわゆる水に炭酸を含ませただけの、糖分0・カロリー0の飲み物ですね。(三ツ矢サイダーは透明ですが炭酸水ではありませんよ!)
最初はシュワシュワが痛いし、味もなんだか辛い感じがするし、オエーとなっていたのですが、数日飲み続けると「炭酸水はどこだぁぁ!どこなんじゃぁぁ!」と言うまでにジュース卒業できます。
個人差はあると思いますが息子も娘も、あまり「ジュース飲みたい」と言わなくなったし、私自身も「コーラ飲みたいなー」と思わなくなりました。
甘いジュース依存症は「炭酸水」で矯正できるかもしれません!
しかも炭酸水には大きなメリットがあります!それが……
普通の清涼飲料水よりも断然安い!
今500mlのペットボトル飲料を自動販売機で買おうとすると160円は取られますよね。高い!Expensive!
でも炭酸水をスーパーで買う場合、ウィルキンソンの500mlの12本入りだったら1500円くらいで買えます。つまり1本50〜60円くらいで済んじゃうんです。
経済的ですよね。Amazonや楽天で買うともっと安く手に入ります。通販だったら重いダンボールを運ぶ必要もないので、楽チンですね。
しかも!ここだけ!大人だけ!の秘密ですが、ハイボールなんかも簡単に作れちゃいます!コストカットです!
まとめ
いろいろ我が家にとっての食事のあり方をまとめましたが、結論、晩御飯はできるだけみんなで食べたほうが楽しいということです。
もし、塾や習い事などの事情でバラバラで食べている家庭なのでしたら、子供が食べている間だけでもそばに座ってお話しして欲しいと思います。
食べる楽しみを人から取ってしまうと心が荒んでしまいます。「美味しい?」とか「今日はどうだった?」といろいろ話して楽しい食事の形作りに励んでみませんか。