こんにちわ、冬も余裕でバイク旅、さすライダーです。
冬ツーリングのポイントは、いかに良い装備に投資するかですが、中でもジャケットとパンツは体の大半を覆うものなので、最も重要な装備です。
僕は昔から下半身が冷えやすい体質なので、どちらかといえばジャケットよりもパンツの方を長年重視していました。
冬のバイク用パンツは「オーバーパンツ」が主流で、その名前の通り通常のパンツの上から履くタイプのパンツです。
なぜオーバーする必要があるのか?一体どんな機能があるのか?これらを解説しながらオススメのオーバーパンツを紹介していきます。
- 冬のライディングで下半身は最も冷えやすいポイント
- オーバーパンツの特徴と選び方
- メーカー別 おすすめオーバーパンツ10選
- ゴールドウイン ライディングオーバーパンツ GSM13653
- RSタイチ ウォータープルーフ カーゴオーバーパンツ RSY549
- コミネ ウインターオーバーパンツII PK-908
- シンプソン バイク用オーバーパンツ SOP-8131
- ラフアンドロード クイックオープンオーバーパンツ RR7716
- KUSHITANI サイドフルオープンオーバーパンツ K-2648
- パワーエイジ スマートカーゴパンツ PP-7203
- アーバニズム サイドオープンオーバーパンツ UNP-114
- バギー サイドフルオープンオーバーパンツ BAW1508
- アルパインスター ANDES V2 DRYSTAR PANTS
- メーカー別 おすすめオーバーパンツ10選 まとめ
冬のライディングで下半身は最も冷えやすいポイント
これは僕自身が下半身が冷えやすい体質だからではなく、バイクという乗り物は必然的に下半身が冷えやすい乗り物です。
上半身はウインドスクリーンや、バイクの形よってはメーターパネルやヘッドライトが多少の風除けの効果を発揮する場合がありますが、多くの場合、下半身は走行中モロに寒風にさらされています。
また、運転中は常にニーグリップをしているので、冬の冷気で冷えた、タンクの金属の冷たさが下半身に伝わりやすいのも原因です(あくまで一般論で、バイクの種類や形状によります)
また、ジャケットは大半のライダーが気を遣いますが、パンツは予算や優先度の違いなどで、どうしても揃えるのが後回しにされやすいライディングアイテムです(特に冬用)
下半身が冷えてくると、体感的には上半身が冷えているより寒さを感じやすいので、楽しいツーリングのはずが、どんどん苦行ツーリングへと向かってしまいます。
オーバーパンツの特徴と選び方
冬ツーリングの強い味方、オーバーパンツの特徴と選び方を各項目ごとに解説していきます。
脱着のし易さなのか圧倒的な暖を取るのか?
オーバーパンツ選びで一番悩ましいポイントは、脱着のし易さを取るのか?暖を取るのか?という究極の2択です。
ゴツくて厚いオーバーパンツであればあるほど、当然防寒性能は高まりますが、オーバーパンツはあくまで通常のパンツの上に被せて履くものなので、脱着する機会が多いアイテムです。
例えば、冬ツーリング中に、旅先の食堂でご飯を食べるときは、オーバーパンツを履いたままだとゴワゴワして辛く、おそらく暖房が入っているであろう店内では、汗ばむほど暑くなってしまいます(熱い食べ物ならなおさら)
ツーリング中に歩く系の観光地に立ち寄った際も、できればオーバーパンツは脱ぐべきで、履いたままだと歩き難い上に、汗で蒸れてしまいます。
オーバーパンツを脱ぎ履きする際に、最も面倒なのは靴を脱ぐことで、靴を脱がずに脱着できるモデルもありますが、やはり薄手のものが多く、防寒性能はゴツいモデルにはかないません。
なので、脱着のし易さを取るのか、暖を取りたいのか、これはオーバーパンツ選びで最も悩ましいポイントなのです(僕は脱着のし易さを取る派です)
コンパクトに収納できるモデルもあり
前述の通り、オーバーパンツは脱着する機会の多いアイテムですが、脱着した際に収納しやすいか否か、ここも要チェックポイントです。
もちろん防寒性を取るなら、収納性は捨てるべきですが、携帯性を取るならコンパクトに収納できるモデルもあります(専用の収納袋など)
目的が冬ツーリングではなく、あくまで普段の足と通勤通学目的なら、常にシート下やバックに忍ばせておける、コンパクト収納モデルはおすすめです。
インナー脱着式のオーバーパンツは便利
オーバーパンツの中には、ウインタージャケットのように、インナーの脱着ができるモデルもあります。
いくら冬とはいっても、日中は日差しで熱くなることもあるので、常に快適に走りたいライダーには、インナー脱着式のオーバーパンツががオススメです。
また、インナーを外せば、冬以外も使えるスリーシーズンパンツとしても活用できます。
ハイスエスト仕様は暖かい
ジャケットとパンツの間からの隙間風が入りやすいウエスト周りは、冬ツーリングで冷えやすいポイントの一つです。
オーバーパンツの中には、ウエスト部分を腹の辺りまで延長したハイウエスト仕様のモデルがあり、これだと隙間風が遮断できるので、ウエスト周りが冷えることがありません。
ヒートガードやリフレクターなどの小技
バイク用のパンツとしては定番のヒートガードやリフレクターなど、小技が効いているモデルはやはり使いやすいです。
他にはボタン付きのポケットや、サイズ調整用のベルクロなど、バイク用品ならではの機能は要チェックポイントです。
プロテクター装備の有無
オーバーパンツは通常のパンツの上から履くもので、しかも厚くて頑丈なものが多いので、そもそもプロテクターは不要だという意見もありますが、やはりプロテクターがついていた方が安全です。
通常のライディングパンツよりは、プロテクター未装着のモデルが多いので、その場合はインナーパンツをプロテクター入りのもにするか、後付け出来る、巻きつけて使うタイプのプロテクターをインナーパンツの上に着けておきましょう。
オーバーパンツは蒸れやすい
オーバーパンツは防水・透湿仕様であることが多いですが、どうしてもインナーパンツとの二重構造なので、蒸れやすいという欠点があります。
具体的にはオーバーパンツが蒸れていなくても、インナーパンツが蒸れてしまうことが多く、特に、雨天走行時やオーバーパンツを履いたまま観光地を歩く際に蒸れやすいです。
これは高い防水・透湿性を持つ高機能モデルを選ぶか、バイクを降りた際にこまめにオーバーパンツを脱ぐことで対応できます(ただし、脱着しにくいモデルだと面倒です)
オーバーではなく直接履いたらどうなるのか?
オーバーパンツを直接、インナーパンツを履かずに履いたらどうなるのか?
僕は今まで何度かこれを実験してみましたが、結論から言うと、あまりオススメはできません。
オーバーパンツを直接履くこと自体はなんら問題がありませんが、オーバーパンツはインナーパンツの上に履くことを前提として作られているので、つまり若干大きめに作られています。
となると、、、男性ライダーとしては、、、〇〇ポジが定まらず、股間が痛くなってきてしまいます、、、僕は何度実験してもこれにぶち当たりました(笑)
更に言えば、オーバーパンツのインナーは、通常直接肌に触れるという前提では作られていないので、あくまで何となくの感覚ですが、あまり肌触りが良いとは言えません。
なので、インナーとオーバーの二重履きが嫌だな、、、というライダーは、防寒性はかなり落ちますが、冬用のオーバーじゃないライディングパンツに、寒い時はカッパを上から履くのがオススメです(この記事の主旨とは違いますが、これもまたオススメです)
メーカー別 おすすめオーバーパンツ10選
主要なバイクメーカー10社のオススメのオーバーパンツを紹介していきます。
ゴールドウイン ライディングオーバーパンツ GSM13653
ゴールドウインのオーソドックスな定番オーバーパンツです。
裏地にキルト綿を採用したことにより、防寒性はもちろん、保温性も抜群です。
リフレクターや各種アジャスターなどの小技も効いており、膝プロテクターを標準装備しているので、安全性も抜かりないモデルです。
GOLDWIN(ゴールドウイン) ライディングオーバーパンツ ブラック BMサイズ(丈M、幅4L) GSM13653
- 出版社/メーカー: GOLDWIN(ゴールドウイン)
- メディア: Automotive
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RSタイチ ウォータープルーフ カーゴオーバーパンツ RSY549
一見、オーバーパンツとは思えない、カジュアルな見た目のスリムなオーバーパンツです。
ヒートガードやCE規格のプロテクター、各所のサイズ調整用ベルクロなど、バイク用品としての小技も満載で、見た目以上に高い保温性も備えています。
いかにも「オーバーパンツを履いています」というルックスが苦手なライダーにオススメのアイテムです。
RSタイチ(アールエスタイチ)バイクパンツ カーキ (BM) ウォータープルーフ カーゴオーバーパンツ RSY549
- 出版社/メーカー: RSタイチ(RSTAICHI)
- メディア: Automotive
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コミネ ウインターオーバーパンツII PK-908
コストパフォーマンスに優れた、脱着のし易いオーバーパンツです。
パンツの右側がジッパーでフルオープンに出来るので、バイクを降りた際のパンツの脱ぎ履きがとても楽です。
この価格帯で防水・防風・保温に対応しているのも嬉しいポイントです。
コミネ(Komine) バイクパンツ ウインターオーバーパンツII M 07-908 PK-908
- 出版社/メーカー: コミネ(Komine)
- 発売日: 2012/10/14
- メディア: Automotive
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シンプソン バイク用オーバーパンツ SOP-8131
シンプソンのオーソドックな見た目の防水オーバーパンツです。
高い保温性を得るために、コーティングされた生地に中綿を入れているという拘りようです。
バイク用の立体裁断で、オーバーパンツにありがちなゴワゴワ感もなく、違和感なく履き続けることができます。
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ラフアンドロード クイックオープンオーバーパンツ RR7716
パンツのサイドがフルオープンに出来る、脱着性に優れたオーバーパンツです。
ブーツを履いたままで、オーバーパンツの脱着が出来るのは本当にありがたく、しかも防水・透湿性能まで備えています。
防寒性能より利便性を重視するライダーにはオススメのオーバーパンツです。
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) パンツ クイックオープンオーバーパンツ ブラック M(30inch) RR7716
- 出版社/メーカー: ラフアンドロード(ROUGH&ROAD)
- メディア: Automotive
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KUSHITANI サイドフルオープンオーバーパンツ K-2648
ハイウエスト仕様のKUSHITANIらしい高機能オーバーパンツです。
各種サイズ調整用ベルクロにリフレクター、ヒートガードを装備した小技満載のモデルで、サスペンダーを利用したサロペットタイプなので、パンツがズリ下がることもありません(サスペンダーは取り外すこともできます)
ブーツを履いたままで脱着できる利便性も備えており、高価ながらその性能には納得のオーバーパンツです。
KUSHITANI(クシタニ) サイドフルオープンオーバーパンツ ブラック M K-2648
- 出版社/メーカー: クシタニ(Kushitani)
- メディア: Automotive
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パワーエイジ スマートカーゴパンツ PP-7203
防寒性と運動性を高次元で融合しているオーバーパンツです。
カジュアルな見た目ながら、防水・透湿性能はもちろん、防風性能にも優れ、プロテクターも標準装備で安全性にも抜かりがありません。
直履きも考慮した作りなので、オーバーパンツが苦手なライダーにもオススメです。
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アーバニズム サイドオープンオーバーパンツ UNP-114
軽量な防水・透湿素材を採用している、アーバーニズムのコストパフォーマンスに優れるオーバーパンツです。
中綿入りの暖かい裏地を採用しており、裾からの寒風の侵入をインナーカフで遮断しています。
プロテクターやヒートガードも装備しており、この価格帯のモデルとしては非常に高機能です。
アーバニズム(urbanism) パンツ サイドオープンオーバーパンツ グレー M UNP-114
- 出版社/メーカー: アーバニズム(Urbanism)
- メディア: Automotive
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バギー サイドフルオープンオーバーパンツ BAW1508
シンプルな見た目のフルオープンタイプのオーバーパンツです。
裾部分に寒風の侵入を防ぐストームガードを装備しており、利便性と防寒性を高いレベルで両立しています。
プロテクターやリフレクターなどの定番装備も備わっていて、コストパフォーマンスにも優れるオススメのモデルです。
バギー(Buggy) サイドフルオープンオーバーパンツ ベージュ M BAW1508-04-M
- 出版社/メーカー: バギー(Buggy)
- メディア: Automotive
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アルパインスター ANDES V2 DRYSTAR PANTS
ヨーロピアンツアラー御用達、アルパインスターのアドベンチャー仕様のオーバーパンツです。
冬はもちろん、オールシーズン使える汎用性の高いモデルで、取り外し可能なインナーやCE規格プロテクター、ズリ落ち防止のサスペンダーなど、長旅を快適に過ごせる機能が満載です。
その分価格は高価ですが、オールシーズン使える高機能モデルと考えれば、以外と安い投資とも思えてきます。
Alpinestars アルパインスター ANDES V2 DRYSTAR PANTS 2017モデル パンツ ブラック M
- 出版社/メーカー: Alpinestars
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メーカー別 おすすめオーバーパンツ10選 まとめ
寒い冬でも快適にツーリングが出来るオーバーパンツは、冬ツーリングの必需品といえます。
脱着性を取るのか暖を取るのかの選択に悩まされますが、それもまたバイク用品選びの一つの楽しみだったりします。
下半身が暖かいと予想以上に寒さを感じないので、オーバーパンツを持っていないライダーは是非購入を検討してみてください。