格安スマホを契約する際は、ほとんどの場合クレジットカードが必要になります。
大手の通信サービスのような口座振替での契約は受け付けておらず、格安スマホの契約にはクレジットカードが必須と言えます。
したがって、何らかの理由によってクレジットカードが使えない又は持てないユーザーは、今まで利用料の高い大手の通信サービスを契約せざるをえない状況がありました。
しかし、近年は格安スマホでも口座振替で契約できる会社が徐々に増えつつあり、中には口座振替以外の独自の決済方法を用いる会社も出てきました。
クレジットカード以外の方法で格安スマホを契約したい、今回はそんなユーザーに贈る記事です。
なぜ格安スマホの契約にはクレジットカードが必要なのか?
多くの格安スマホのサービスが、支払い方法をクレジットカードに限定している理由を説明していきます。
ユーザーの料金未納分はカード会社が補填してくれる
格安スマホとは、その名の通り格安で通信サービスを提供している都合上、ユーザーのサービス料の未納が増えると経営が立ち回らなくなる可能性があります。
クレジットカード払いの場合は、仮にユーザーがサービス料を支払わなくても、クレジットカード会社がユーザーの代わりに格安スマホ側に補填してくれるので、ユーザーの料金未納のリスクを回避することができます。
料金未納の場合の支払い督促のコストと時間がかからない
口座振替の場合は、ユーザーの料金未納が発生した際は格安スマホ側で支払いの督促をする必要があります。
この支払いの督促は非常にコストがかかる行為で、コストと同時に時間も消費してしまいます。
クレジットカード払いであれば、ユーザーに支払いの督促をするのはクレジットカード会社の仕事なので、格安スマホ側では督促の必要がなくなります。
クレジットカードを持っている=社会的信用があると判断できる
クレジットカードを作る際はいわゆる審査を通過する必要があります。
クレジットカード会社の審査は個人の信用情報に基づき判断しているので、クレジットカードを持っているということは社会的信用があるということと同意なのです。
もちろん、クレジットカードを作れない=信用がないという短絡的な判断はできないですが、ユーザーの支払い能力の有無を目に見える形で確認できると言う点では格安スマホ側にメリットがあるのです。
仮に、格安スマホの会社が独自の信用情報判断システムを構築するとなると、恐らく莫大な費用がかかるはずです。
クレジットカードなしでも契約できる格安スマホ(MVNO)5社
前述の通り、クレジットカード払いが格安スマホ側にとってメリットがある支払い方法である以上、全ての会社がクレジットカード以外の支払い方法を設定できる可能性は極めて低いと言えます。
しかしながら、クレジットカード以外の支払い方法で契約できる格安スマホも徐々に増えてきていることは事実です。
ここでは、クレジットカードなしでも契約できる格安スマホを5社紹介していきます。
全てのプランにおいて口座振替での契約が可能「楽天モバイル」
ネット通販大手の楽天が運営する「楽天モバイル」は、全てのプランにおいて口座振替での契約が可能な格安スマホです。
クレジットカードなしでも何ら問題なく普通に契約できる格安スマホとしては、現時点では唯一無二の存在といえる会社です。
しかし、楽天モバイルは今後自社で通信インフラを構築すると発表していますので、そういった意味では大手の通信サービスと変わらない状況になりつつあるとも言えます。
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手間と時間をかければ口座振替での契約が可能「OCN モバイルONE」
docomo系の格安スマホの「OCN モバイルONE」は、楽天モバイルと同じく全てのプランにおいて口座振替での契約が可能です。
しかし、口座振替での契約をする際は契約窓口への電話連絡が必須であることと、 開通までに3週間程度の時間を要することを納得の上で契約する必要があります。
したがって、すぐに格安スマホを使いたいユーザーには不向きですが、口座振替で契約できるなら時間がかかってもいいというユーザーにはオススメの格安スマホです。
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裏技を使うと音声通話付きプランを口座振替で契約できる「BIGLOBE SIM」
docomo系の格安スマホを提供している「BIGLOBE SIM」は、 原則データ通信プランのみ口座振替での契約が可能です。
音声通話付プランはクレジットカードが必要になりますが、ある方法で口座振替でも契約することもが可能です。
それは、データ通信プランを口座振替で契約した後に、音声通話付きプランに切り替えるという方向です。
これで事実上、口座振替で音声通話付きプランを契約することが可能ですが、データ通信プランから音声通話付きプラン変更する際は所定の手数料が必要になってきます。
また、口座振替の場合は口座振替手数料として毎月216円が利用料金に加算されます。
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LINEのプリペイドカードで契約が可能「LINEモバイル」
LINEが運営しているdocomo系の格安スマホが「LINEモバイル」です。
LINEモバイルは原則クレジットカードでの契約が必要ですが、 実はLINEが発行している「LINE Payカード」での契約が可能です。
LINE Payカードは銀行口座からチャージ可能なプリペイドカードで、クレジットカードのようなカードを発行する際の審査は必要ありません。
つまり、支払い方法をLINE Payカードにすることで、事実上口座引き落としのでの契約が可能なのです。
LINE Payカードはオートチャージの設定も可能なので、料金を支払う度に毎回チャージする手間もありません。
なお、LINE Payカードは、LINEのアプリ上から申し込みが可能です。
- 出版社/メーカー: LINEモバイル
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: エレクトロニクス
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一部のデビットカードでの契約が可能「mineo(マイネオ)」
docomoとauの2つの回線を選ぶことができる「mineo(マイネオ)」は、原則クレジットカードでの契約が必要ですが、実はデビットカードでの契約も可能です。
デビットカードとは、銀行口座と直結している決済専用のキャッシュカードのようなもので、クレジットカードのような後払い方式ではなく、決済時に即時に銀行口座から料金が引き落とされるリアルタイムの決済システムです。
申し込み時にクレジットカードのような審査が不要なので、 誰でも気軽にデビットカードを手にすることができます。
「mineo(マイネオ)」では、デビットカードでの支払いにも対応していますが、全てのデビットカードに対応しているわけではなく、その受付基準も公開されていないのが現状です。
したがって、デビットカードで「mineo(マイネオ)」を契約できるか否かは、実際に契約してみないと分からないというのが正直なところです。
契約事務手数料3000円が無料になるmineoエントリーパッケージ docomo/au/SoftBankの3回線が選べる格安SIMカード
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クレジットカードなしでも契約できる格安スマホ(MVNO)まとめ
格安スマホの契約においては、原則クレジットカードが必要であることはおそらく今後も変わることはないですが、クレジットカードなしでも契約できる格安スマホが徐々に増えていることは間違いありません。
クレジットカードがないという理由で、今まで格安スマホへの以降に踏み込めなかったユーザーにはまさに朗報と言えます。