最近イライラする!イライラしない方法が知りたい!
そう思って、いろいろと調べてみたところ、巷にはイライラしない方法があふれていました。
そこで、1つずつ実践してみて、本当にイライラしないで過ごすことができたのかをまとめてみました。
僕が実践するにあたって読んだ、おすすめの本などもご紹介します。
イライラって何だろう…?
「今日は朝起きた瞬間からイライラしている」と感じる日ってありますよね。
最近、やたらとイライラする日が続いている…その「イライラ」って一体何なんでしょうか?
ないことへの不安からイライラする?
例えば、心屋仁之助さんの『「もうイライラしたくない!」と思ったら読む本』には、こう書いてあります。
「イライラの原因は減ることへの恐怖心」
例えば、お給料が減った、趣味に使える時間が減った、寝る時間が減った(睡眠不足)、ダイエット中でお腹が減っている…など減ったときに人はイライラするという考え方。
確かに、仕事がなくなってイライラする、お腹が空くとイライラするということもあります。
では、対人関係で「減る」というのはどういうことでしょうか?
対人関係では、「無視されることで存在価値そのものが減る」、「理解されないことで自尊心が減る(傷つく)」など…いずれの場合も「減る」ことによりイライラすると説いています。
イライラして八つ当たりするのは「怒りたくて怒っている」から?
アドラー心理学の名著「嫌われる勇気」を読んだとき、「人は怒りたくて怒っている」と書いてあって驚きました。
例えば、母親が子供を叱っている、怒り狂って怒鳴っているときに電話が鳴る。
相手が学校の先生で母親の声色が変わる(高いよそ行きの声になる)。
そして、電話を切ったあとに、再度怒りがこみあげて子供を怒鳴りつける…。
小さい頃、誰もが親に怒られた経験があり、このような事態に遭遇したことがある人もいるのではないでしょうか?
母親は、電話が来たことで怒りを抑えています。つまり怒りという感情はコントロールできるんです。
イライラしている人は、自らその状況を作り出している…といえます。
人によって変わるイライラ
例えばあなたがカフェで店員に誤ってコーヒーをかけられ、その店員を怒鳴りつけたとします。
「コーヒーをかけられてイライラしたから怒鳴りつけた!俺は被害者だ!」と言うでしょう。
しかし、店員がもしめちゃくちゃ強面の、明らかに自分より強そうな男性だったらどうでしょうか?
はたまた店員ではなく、会社の重役だったらどうでしょうか?
怒鳴りますか?怒鳴らないですよね。
それでも怒鳴るという人は、ある意味チャレンジャーですが、ほとんどの人は怒鳴らないのではないでしょうか?
つまり、「怒らずにいられるけど、怒りたい(相手だ)から怒った」ということになります。
人によって変わるということは、絶対にコントロールできるということです。
また、常にイライラしている人は、「私は怒っているんだから察してくれ」と周りにわざとアピールしているんです。
周りに誰も人がいなければ、イライラした自分を見せたりはしないですよね。
イライラしない方法を実践してみた
①一呼吸おいて、10数える
イラっとした感情が襲ってきたとき、瞬間湯沸かし器のようにカーッとすぐに怒鳴ってしまう人は一呼吸おいて10数えるといいという話があったのでやってみました。
結果:10数える間に怒りを意識してしまい、怒りが増えてしまうという経験をしました。怒りを鎮めるためには怒りを作り出した状況の目の前で10数えても意味がないように感じました。もし怒りを鎮めるために10数えるならその場から立ち去ったほうがいいかもしれません。
②周りの人はみんな自分より偉いと思ってみる
先ほどご紹介した「自分より怖そうな人や地位の上の人に対しては怒らない」というところからヒントを得て、みんな自分よりも偉い人だと意識してみることにしました。
結果:これはなかなか効果がありました。人を敬う気持ちも生まれ、人には上も下もなく、「みんな自分よりもすごい人なんだ、この人たちは怒りを教えてくれているんだ」と学ぶことができました。
③楽しいことを考える
怒りが込みあげてきたとき、自分が心から「好き」と感じるもの、こと、人などを思い浮かべるという方法です。
結果:自分の場合は家族の写真をホーム画面に貼り付け、イラっとしたら見るようにしてみたのですが、ちょっと恥ずかしいかも?ということで、途中からイメージに切り替えました。しかし、怒っているときに好きなこと、楽しいことを考えるのってなかなか難しいなと感じました。
④好きな飲み物を飲む・食べ物を食べる
イライラが続くとき、自分の好きな食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりするというストレス解消法です。
結果:普段特に我慢しているものもありませんが、イライラする日は好きな酒の肴でお酒を飲んだりするとストレス解消になると感じました。でも飲みすぎるときもあり、食べ物や飲み物に頼るのは正直あまり良くないかも?と感じました。
⑤イライラしている人はカッコ悪いと思ってみる
イライラしている人を見ると、とてもかっこ悪いですよね。「俺、今怒ってます」アピールがすごいというか…。
大人でそれをやってしまうと正直引きますし、仕事ができる人とは到底思えません。
そこで、自分もイライラを前面に出していると、カッコ悪い人だと思われてしまう…と心に決めて過ごしてみることにしました。
結果:これはなかなかよかったです。実践中に、イライラアピールをする男性に遭遇し、本当にカッコ悪いと感じたので、自分はそれをしないぞ!と心に決めることで、イライラが抑えられるのを感じました。
一番効果的だと感じたのは?
イライラしている人はカッコ悪いと思ってみる
この方法は、本当に効果がありました。
家で子どもにイライラすることもありますが、小さい子どもに怒りをぶつけるほどカッコ悪い男はいないな…と思うと自然と怒りが鎮まっていきました。
職場でイライラアピールしている男性を見かけたら、「カッコ悪いなぁ、自分はああならないようにしよう」と思うだけでも、効果があると感じました。
イライラしない方法がわかる本
イライラしないために、ぜひ読んでいただきたい本をご紹介します。
嫌われる勇気
これをはじめて読んだときは、衝撃を受けました。
人の行動には必ず目的があるということ。
怒りに対してもそうです。
心理学とか、嫌われる勇気なんてタイトルを読むとスピリチュアルな感じを受けるかもしれませんが、怒りはコントロールできると分かるためにはじめに読むことをおすすめします。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
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図解 アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング
アンガーマネジメントの本を数々出している安藤俊介氏のトレーニング本です。
とっさの怒りだけでなく、慢性的なイライラ体質の人向けのトレーニングもあり、わかりやすいです。
[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング
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まとめ
実際に、怒りを抑える方法を試してみて、怒りはコントロールできる感情だということがよくわかりました。
イライラが抑えられない、短気だから…と思っている人は、そういう状況で許されてきてしまった人なのではないでしょうか?
イライラせず、いつも笑顔でにこやかな人は余裕を感じるし、人として信頼できます。
ぜひ、アンガーコントロールできるスキルを身に着け、安定した日々を送りましょう。