こんにちわ、2018年の夏に、だいぶ遅咲きながらGoProでアクションカメラデビューを果たした、さすライダーです。
僕はもちろんバイクの走行動画を撮っているのですが、アクションカメラの普及により、それまでは撮影が困難だったエキストリーム系のスポーツや、ハードなアウトドア環境での撮影、水中での撮影に、モータースポーツのドライバー視点の撮影など、ありとあらゆる「体験」がアクションカメラを通じてシェアされる時代になってきています。
モノと情報が溢れている現代では「体験」こそが何よりも価値を持つので、その体験を手軽にシェアできるアクションカメラが普及したのは、ある意味当然の流れなのかもしれません。
そんなアクションカメラを、これから購入しようと思っている人はもちろん、既に持っている人にもプラス1台としてのオススメの機種を紹介していきます。
そもそもアクションカメラってなんぞや?
アクションカメラとは、スポーツやアウトドアなどのハードな環境の撮影に適した、1人称視点(FPV)の動画が撮影しやすい小型ビデオカメラのことです。
このアクションカメラの元祖と言われるのがご存知「GoPro」で、このGoProの大ヒットを受けて国内外の著名メーカーがこぞってアクションカメラを開発・発売したのが昨今のアクションカメラブームのきっかけと言われています。
また、アクションカメラの他には「ウエアラブルカメラ」と呼ばれることもあります。
一般的なビデオカメラとアクションカメラの違い
ソニーやパナソニックから出ている一般的なビデオカメラは、両手または片手でカメラを持ち、常に被写体をモニターで確認しがら、ズームを駆使して撮影するのが一般的です。
その際、カメラはあまり派手に動かすことはなく、水や埃はカメラの天敵だったりします
一方アクションカメラは、直接手で持つことほとんどなく、体の一部やヘルメット、サーフボードやバイクなどにカメラを固定して、決まった場所から同じ方向を撮影するカメラです。
アクションカメラはアウトドアやスポーツシーンなど、電子機器にとっては過酷な撮影環境に晒されることが多いので、基本的には堅牢な作り且つ防水防塵性能を備え、さらに軽量コンパクトなサイズを実現するために、カメラとしての機能は必要最低限に絞っているものが多く、基本的にズーム機能は備えていません。
この特徴こそが、一般的なビデオカメラとは別枠で「アクションカメラ」と言われている理由で、まさにカメラ自体がアクションに参加するという前提で作られているカメラなのです。
アクションカメラの映像は横に広い魚眼系の映像になる
アクションカメラで撮影した映像は、視覚野が広い、いわゆる「魚眼系」の横長の映像になります。
これは、随時自由に撮影場所を変えられる一般的なビデオカメラと違い、基本的に定位置に固定して撮影するのがアクションカメラなので、アウトドアやスポーツシーンの迫力を生で伝えるために、出来るだけ広い視点で映像を撮影するためです。
しかし、魚眼系の映像は、映像の端が多少歪んでしまうことがデメリットといえばデメリットですが、最近のアクションカメラは魚眼効果を無効にしたり、歪みを最小限に抑える機能を持つものもあります。
アクションカメラにはマウントが必要
アクションカメラは決まった場所に固定して使う機会が多く、そのカメラを固定するアタッチメントを「マウント」と呼んでいます。
具体的には、ヘルメットにカメラを取り付けるマウント、サーフボードに取り付けるマウント、車やバイクなどのマシンに取り付けるマウント、胸や腕、足などの体の一部に取り付けるマウントなど、実に様々なタイプのマウントがあります。
この各種マウントについても、元祖はやはりGoProで、純正のマウントはもちろん、サードパーティーメーカーから多種多様なマウントが発売されています。
また、GoProのマウントはGoPro以外のアクションカメラでもマッチするものが多いので、同じマウントを複数のアクションカメラで使い回すことも可能です(あくまで機種による)
アクションカメラを選ぶ上でのポイントとは?
実際にアクションカメラを購入する上で、これだけは最低限抑えておいたほうが良いというポイントを説明していきます。
解像度とフレームレートに注意
アクションカメラを選ぶ上で、やはりカメラとしての画質はとても大切な要素です。
ここで言う画質とは主に「解像度」のことで、カメラの解像度が高ければ高いほど、より美しい映像を撮ることができます。
2018年9月の現時点では「4Kの解像度(または単純に4K)」の映像が撮れるか撮れないかが、カメラスペックの一つの基準となっていますが、個人的には1080Pの解像度(フルHD)の映像が撮れれば、とりあえずは十分なスペックを誇っているカメラと言えます。
何故なら、いくらカメラが4Kに対応していても、自宅のテレビやPCが4Kに対応していないと、実際に自分で4Kの画質を確認できないからです。
仮に4Kのモニターがあっても、4K画質の動画を快適に編集するにはかなりのマシンスペックを誇るPCが必要になるので、つまり4K動画を撮影して編集するとなると、カメラ以外にもある程度の投資が必要になってきてしまいます。
その点、1080Pの解像度の映像であれば十分綺麗ですし、ここ数年に発売された多くのテレビやPC、スマホであれば、1080Pまでの解像度には対応していることが多いので、僕個人としては1080Pまでの映像が撮れるカメラであれば、現状はそれで十分だと思っています。
次に、フレームレートとは「映像がどれだけ滑らかなのか?」を表す指標ですが、これは最低30フレーム、可能であれば60フレームで動画を撮影できるカメラであれば、臨場感溢れる滑らかな映像を撮影することができます。
SDカードはカメラメーカー推奨のものを選ぶ
アクションカメラは撮影した映像をSDカードに保存するカメラですが、多くのアクションカメラでは、そのSDカードは別売りになっています。
SDカードには「クラス」という分類があり、ここは例えば、GoProのカメラならGoProが推奨しているクラス以上のSDカード、SONYのカメラならSONYが推奨しているクラス以上のカードを用意することをオススメします。
推奨クラス以下のクラスのカードを使ってしまうと、最悪カメラ本体が故障してしまいますので、必ずここはチェックしておきましょう。
液晶画面の有無の選択
アクションカメラには液晶画面が付いているモデルと、付いていないモデルがあります。
液晶画面付きのカメラは、リアルタイムで映像の確認ができることがメリットですが、その分サイズが若干大きくなりがちで、必然的に価格も高くなります。
反対に液晶画面なしのモデルは、その場で映像の確認ができないことがネックですが、液晶画面付きモデルよりコンパクトで、価格がリーズナブルというメリットがあります。
また、GoProをはじめとする多くのアクションカメラは、スマホとの連携が可能で、スマホ上で映像の確認をすることが出来るので、映像はスマホで確認すると割り切れるユーザーなら液晶なしのアクションカメラ、常にリアルタイムで映像を確認したいというユーザーなら液晶ありのアクションカメラを選ぶ、という選択もできます。
水中撮影の場合はカメラの防水性能に注意
アクションカメラは基本的に高い防水性能を備えているモデルが多いですが、ダイビングやシュノーケルでの水中撮影には注意が必要です。
対応できる水深が何メートルまでなのか?実際に水中撮影できる時間はどれくらいなのか?本体だけで水中撮影が可能なのか、専用のハウジングが必要なのか?などは必ずチェックしてから購入するようにしましょう。
出来れば「手振れ防止機能」は欲しい
アクションカメラで撮影するシーンは、それ相応の振動を伴うシーンであることが多いです。
例えば、僕の場合はバイクの走行動画の撮影ですが、ヘルメットにマウントしているアクションカメラは、常に車体から伝わってくる振動と、僕自身の動きの振動、風が強い時は風の影響による振動など、実に多くの振動に常に晒されていることになります。
これは、スポーツやアウトドアシーンの撮影全般にも言えることで、つまり「アクションカメラは常に振動に晒されるカメラである」と言っても過言ではないのです。
つまりは「手振れ防止機能」がないと、アクションカメラで撮影した動画は安定した映像が撮れないケースが多いので、やはり最低限「手振れ防止機能」が備わっているカメラを選びたいところです。
アマゾンで買えるアクションカメラ おすすめ10選
アマゾンで購入できるアクションカメラの中から、特にオススメの機種を10機種ピックアップして紹介していきます。
GoPro HERO6 CHDHX-601-FW
アクションカメラの元祖にして王者、GoProの最新ナンバリングモデルが「GoPro HERO6」です。
新しくなったGP1映像処理チップにより、従来の2倍の撮影パフォーマンスを誇り、よりパワーアップした手ぶれ補正と、ハウジング不要で10Mまでの水中撮影ができる堅牢性で、王者の地位を揺るぎないものにしています。
今までの全てのGoProマウントやアクセサリーにも対応しているので、持っている資産を生かすことが出来ることも嬉しいポイントです。
[国内正規品] GoPro HERO6 Black ウェアラブルカメラ CHDHX-601-FW
- 出版社/メーカー: GoPro
- メディア: エレクトロニクス
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GoPro Fusion CHDHZ-103-FW
新世代のGoProとして、360度の全方位撮影を可能にした意欲的なモデルが「GoPro Fusion」です。
映像はもちろん、音声も360度の録音が可能なので、あたかも自分がそこにいるような臨場感あふれる映像が撮影できます。
撮影した映像はVR動画として再生することもできる、まさに次世代型のGoProと言えますが、それ相当の価格がネックといえばネックになります。
【国内正規品】GoPro Fusion 360° カメラ CHDHZ-103-FW
- 出版社/メーカー: GoPro(ゴープロ)
- 発売日: 2018/04/02
- メディア: Camera
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GoPro HERO5 Session CHDHS-502-AP
液晶なしのGoProとしては現時点(2018年9月)で最強スペックを誇るカメラで、僕自身も実際に愛用しているモデルが「GoPro HERO5 Session」です。
液晶画面を省いた分、本体が非常にコンパクトなので、どこへ持って行くにも気軽に連れ出すことができます。
スマホと連携すれば、映像はリアルタイムで確認できるので、それほど苦労はしないですし、手ぶれ補正も備えているので映像はとても滑らかです。
僕のように小型ガジェットが好きな人には、特にオススメのGoProです。
【国内正規品】 GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Session CHDHS-502-AP
- 出版社/メーカー: ゴープロ
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: Camera
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SONY ウエアラブルカメラ HDR-AS300
数あるアクションカメラの中でも、最も手ぶれ補正に優れているモデルと言われているのが、ソニーの「HDR-AS300」です。
その性質上、バイクの走行動画や激しいスポーツシーンを録画したいユーザーに特に人気のある機種で、なんと水深60M(!)までの撮影が可能な強固なハウジングが付属していることも人気の要因です。
もともとビデオカメラを販売しているSONYなので、映像の綺麗さも折り紙つきです。
ソニー SONY ウエアラブルカメラ アクションカム 空間光学ブレ補正搭載モデル(HDR-AS300)
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Camera
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パナソニック ウエアラブルカメラ HX-A1H
まるでアウトドアライトのような外観の、パナソニックのコンパクトなアクションカメラが「HX-A1H」です。
単3乾電池2本分の、わずか45gしかない本体は、数あるアクションカメラの中でも最軽量クラスの軽さを誇ります。
暗闇でも撮影が可能な、赤外線撮影機能を備えているので、他のカメラでは難しい夜間のアウトドアシーンでの撮影も無難にこなすことが出来ます。
パナソニック ウェアラブルカメラ オレンジ HX-A1H-D
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2015/06/11
- メディア: Camera
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OLYMPUS STYLUS TG-Tracker
そのゴツい見た目から、ヘビーデュティー感が嫌が応にも伝わってくる、オリンパスのタフなアクションカメラが「STYLUS TG-Tracker」です。
映像とともに、GPS/気圧/温度/方位/加速度の5つ情報を記録できる「フィールドセンサーシステム」により、フィールドログマシンとしての側面も備えています。
他のアクションカメラより、価格も比較的安いので、手に入れやすいアクションカメラとしてもオススメのモデルです。
※生産終了につき、市場在庫限りとなります。
OLYMPUS アクションカメラ STYLUS TG-Tracker ブラック 防水性能30m 耐衝撃2.1m 耐荷重100kgf 防塵 耐低温-10℃
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: エレクトロニクス
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360fly VRアクションカメラ FL36HDZ111
360度の全方位動画が撮影できる、近未来的なデザインのアクションカメラが「360fly」です。
撮影した動画はワンタッチで、市販のVRディスプレイでVR動画として再生できる優れもので、アクションカメラ界に新たな風を吹き込むモデルと言えます。
本体はもちろん、全ての操作はスマホ上でも行えるので、直感的に操作できるイージーさも魅力の一つです。
360fly HD VRアクションカメラ HD画質エントリーモデル 360°動画 16GB内蔵メモリ搭載 FL36HDZ111
- 出版社/メーカー: 360fly(360fly)
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: Camera
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RICOH 全天球カメラ THETA V
360度の全方位の動画を、4K画質で撮影できるハイスペックモデルが「RICOH THETA V」です。
4K録画された360度の動画は、あたかも自分がそこにいるかのようなリアリティ抜群の体験ができます。
画質を落とした「RICOH THETA S」もあるので、4K画質にこだわらないユーザーは、よりリーズナブルなこちらもオススメです。
RICOH THETA V 360度カメラ 全天球 910725 メタリックグレー
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2017/09/15
- メディア: エレクトロニクス
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RICOH THETA S 360度 全天球カメラ 910720
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: エレクトロニクス
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YI 4K アクションカメラ 155°広角レンズ
2万円台という低価格ながら、大型の液晶画面や4K録画が可能な性能を持ち合わせた、コスパに優れたアクションカメラが「YI 4K アクションカメラ」です。
全体的にバッテリーの持ちが弱いアクションカメラですが、このカメラは4K画質の映像を2時間以上連続録画できるという、非常にバッテリーライフに優れたカメラです。
YI 4K アクションカメラ スポーツカメラ ウェアラブルカメラ 155°広角レンズ JP版 オリジナル正規品 黒 90049
- 出版社/メーカー: YI Technology
- メディア: エレクトロニクス
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MUSON(ムソン)アクションカメラ MC2 Pro1
1万円を切る驚きのコスパを誇る、アクションカメラ界のダークホース的な存在が、中華ガジェット「MUSON MC2 Pro1」です。
この価格で4Kの30フレームの動画撮影が可能で、手ぶれ補正まで備えているとなると、決して大手メーカーも無視できない存在と言えます。
また、予備バッテリーやリモコン、大量のマウントなど、付属品が充実しすぎているポイントも見逃せない、ある意味「事件」なモデルです。
アマゾンで買えるアクションカメラ おすすめ10選 まとめ
アクションカメラを手に入れると、日常の全てがネタになり得ます。
スポーツをしたり、キャンプをしたり、自転車に乗ったり、恐らくそれらをついつい録画してしまう自分がいることでしょう。
モノや情報より「体験」が価値を持つ時代だからこそ、あなたの体験は他の人の興味の対象となるのです。
ぜひ、アクションカメラを手に入れて、あなたの素敵な体験をシェアしてみましょう!