どもです、二度に渡る日本一周で回り切れなかった空白地帯を、徐々に埋めることが最近マイブームのさすライダーです。
マイブームというワードが、死語じゃないことを切に願います( ・∇・)
僕に限らず、国内旅が好きな人で、ある程度いろいろな場所に行き尽くした人が最後に向かう場所は、おそらく「離島」じゃないでしょうか?
四方を海に囲まれた日本には、数え切れないほどの離島が存在しており、それぞれが独特の自然や文化を持っています。
この離島巡りを始め出すと、本当にキリがなく「日本一周どころか日本一生」になってしまいそうな勢いですが、、、僕はいたってマイペースで離島旅を続けております。
さて、今回はその数ある日本の離島の中でも「奄美大島」について語っていきます。
なお、僕が奄美大島に行ったのは、2018年のとても寒い1月で、しかも滞在中ずっと天気が良くなかった(笑)ので、全体的に写真が暗めですが、実際はこの10倍は綺麗だと見積もってください(晴れてる夏のイメージで見て下さい)
奄美大島ってどんな島なの?ってか何県?
奄美大島は九州南部にある「奄美諸島」のメインの島で、沖縄本島を含む離島としては国内3番目の大きさを誇る島です。
とても大きな離島ながら、人口は約7万人弱ととても少なく、しかも殆どの人は島の中心地の名瀬市に住んでいるので、あとは手つかずの大自然が残っている自然豊かな島です。
都道府県としては鹿児島県に属しますが、なんと鹿児島から380kmも離れており、文化としては琉球、つまり沖縄に近いものがあるという大変興味深い島で、南国ではありますが冬は結構普通に寒いです(僕は冬に行きました・笑)
奄美大島へのアクセスについて
奄美大島は離島なので、必然的に空路か海路でのアクセスが必要になります。
まず、一番メジャーかつ確実なアクセス方法としては、羽田・成田からの直行便でのアクセスで、羽田からはJALが、成田からはバニラエアがそれぞれ奄美大島までの直行便を飛ばしています。
僕は成田からバニラエアを利用して行きましたが、所要時間は2時間半程度で、思ったよりは近いな(飛行機ですが)というのが素直な印象でした。
羽田からJALの場合は更に所要時間が短く、約2時間程度で奄美大島まで行けます。
ちなみに余談にはなりますが、ANAのマイルを貯めている方は、バニラエアの航空券をANAのマイルで交換できるのですが、奄美大島は往復10000マイルで行くことが出来ます(僕はこれでバニラエアをタダ乗りしました)
もう一つの空路は、鹿児島空港から奄美大島までJALで飛ぶという方法で、だいたい1時間くらいで奄美大島まで行くことができます。
次に海路でのアクセスは、鹿児島から沖縄行きのフェリーに乗るという方法で、寄港地の奄美大島の名瀬港で降りることになります。
マルエーフェリーとマリックスラインという2つのフェリー会社がこの航路を運用していて、双方の所要時間や運賃に差はありません(毎日ローテーションでどちらかの会社が運行している感じです)
鹿児島から名瀬港までは、船内での一泊を含めて、約11時間の船旅となるので、ゆっくりとした旅が好きな人にオススメの方法です。
もちろん、フェリーの場合は車やバイクの持ち込みも可能です。
奄美大島の島内移動はレンタカーがおすすめ
ズバリ、奄美大島の島内での移動はレンタカーがオススメです。
公共交通機関とタクシーはありますが、離島の定番にのっとって、交通機関は便が少なくタクシーは運賃が高めです。
その点、レンタカーの場合は、ほとんどのレンタカー会社が空港周辺にあるので、行きは島についたら速攻で、帰りもギリギリまで楽しめますし、相場も安いです。
僕は2018年の1月26日の17時〜29日の15時までレンタカーを借りましたが「全て込み込みで8760円」という破格で車をレンタルすることができました。
時期がオフシーズンであったこと、楽天トラベルから予約したのですが、たまたまクーポンがあったこと、など条件が良かったこともありますが、仮にそれらがなくても1万円弱だったと思うので、本当に奄美大島のレンタカーはリーズナブルだと思います。
僕が利用したのは「くろうさぎレンタカー」という会社でしたが、とても感じが良い会社でした。
ちなみに、レンタルしたのは軽自動車でしたが、特に不便を感じませんでした。
奄美大島の宿泊施設について
奄美大島の宿泊施設の大半は、中心地の名瀬に集中しています。
特別数が多いというわけではないですが、島は観光業がメインなので、泊まる場所がなくて困るということはないと思います。
宿の種類もリゾートホテルからビジホ、ゲストハウスまで幅広く揃っているので、高級ホテル派も貧乏旅行派の人も問題ありません。
レンタカーを借りるという前提なら、島の西側(自然盛りだくさん)を覗いては、そこまで立地を気にする必要はなく、僕は名瀬市街から北へ車で1時間ちょいくらい、距離にして約40kmくらい離れた島の北端エリアに位置する「あやまるビレッジ」さんというゲストハウスに泊まりましたが、とても快適でスタッフの方の対応も良く、気持ち良く4日間滞在することができました。
これはあくまで僕の見解ですが、奄美大島の方の対応は皆とても親切で礼儀正しく、良い意味でチャラい(笑)沖縄とは違って、まるで首都圏で接客を受けているかのような感覚でした。
奄美大島の天気と気温について
奄美大島は南国なので、1年を通して暖かいイメージですが、実はハッキリとした四季があるので、冬は結構寒いです。
なので、もちろん夏の間は問題がないですが、冬から春にかけては、仮に日中気温が高かったとしても、必ず1枚羽織るものを持っていくことをお勧めします。
特に1〜2月にかけては、気温が10度以下になることも稀にあります。
夏は日差しが強いので、しっかりとした紫外線対策が必要で、特に7月〜8月にかけては、常に台風の動きには注意しておきましょう。
奄美大島の梅雨は例年5月中旬~6月下旬くらいで、常にジトジトした雨が降る本州の梅雨とは違い違い、ドバッとしたスコールが急に降ってくるような梅雨です。
南国なので、もちろん夏に行きたいところですが、過ごしやすいという観点でいえば、9月〜10月くらいが一番ベストです。
奄美大島のオススメ観光スポット5選
僕が実際に奄美大島で訪れた観光スポットの中から、特にオススメの場所を5か所紹介していきます。
なお、今回はたった4日間のショートトリップだったので、島の西側は全く攻めておりません(また次回改めて行きます)
アドベンチャーな体験が出来る「黒潮の森 マングローブカヌー」
奄美大島の必須アクティビティと言えるのが「マングローブカヌー」です。
中でも「道の駅 奄美大島住用」での「黒潮の森 マングローブカヌー」は、一番メジャーで元祖と言われているアクティビティです。
1日5回、1回約1時間くらいで気軽に楽しめるアクティビティながら、奄美大島のマングローブの中をカヌーで進むアドベンチャーな体験ができます。
料金も込み込みで1人2000円とリーズナブルで、はじめにしっかりとしたレクチャータイムがあるので、初心者でも全く問題がありません(事実、僕はカヌー素人です)
スーッ、、、と流れるように進むカヌーを操縦するのはとても楽しく、クライマックスのマングローブトンネルは一見の価値ありです。
インスタ映えるパワースポット「ハートロック」
インスタ映え必須の「ハートロック」は、波打ち際にあるハートの形をした青いプール(潮だまり)のことです。
ハートロックは奄美大島の龍郷町というエリアにあり、本町赤尾木集落の東側の海岸に存在しています。
近年とても有名なスポットですが、ガッツリ観光地化されているわけではなく、場所が多少わかりずらいので、辿り着けない人もいるようです。
実際僕も、かなり迷ってたどり着いた人間の一人で、車の場合は県道82号線沿いにある「うふた」という宿の手前にある駐車場に車を停めます。
そこから「それいゆふぁーむ」というカフェ兼農園まで歩いていくと、ビーチの入り口に「ハートロック」の小さい案内板が出ているので、あとは道なりに歩いていくだけです。
文章で書くとこれだけなのですが、、、周辺は似たような道が多く、迷いがちなので、オススメは「それいゆふぁーむ」さんをカーナビで検索して、そこでカフェなり何なりお金を使い、許可をもらって「それいゆふぁーむ」さんに車を停めたままハートロックに行く方法です。
ハートロックは干潮時しか見れないスポットですが、その干潮の時間も「それいゆふぁーむ」さんで確認できます(オススメのカフェとしても後で紹介しています)
本物のハブのショーが見モノ「原ハブ屋」
奄美大島は「ハブ」がいることでも有名ですが、本物のハブのショーを楽しめる面白いお店があります。
名瀬市の北のほうにある「原ハブ屋」は、表向きはハブに関するグッズ販売をしているお土産ショップですが、実は800円で観れる「ハブと愛まショー」がメインのお店です。
ハブのショーといえば「ハブ VS マングース」を思い浮かべるかもしれませんが、実はハブとマングースが戦うことは実際の自然界ではほぼ無く、ここでは純粋にハブのショーが楽しめます。
本物のハブが観れる迫力満点のショーですが、名物のヘビ使いのおじさんのアクの強いトークとギャグセンスも最高です。
大島紬村の泥染め体験
大島紬とは奄美大島の基幹産業の一つで、日本を代表する絹織物です。
大島紬の着物は、着物の女王とも呼ばれており、仮に大島紬の着物を銀座辺りで買おうとすれば、目が飛び出すとんでもない金額になります。
それほどまでに貴重で、洗練された大島紬を学べる場所が「大島紬村」で、ここの泥染め体験が、個人的に奄美に来たら是非チャレンジしてほしい「MUST DO」です。
大島紬の、世界で唯一と言われる染色方法「泥染め」を体験しながら、ハンカチやTシャツなどが出来上がって行く様は、まるで魔法のようです。
特に泥田に浸した布に、綺麗な模様がつく瞬間は必見です!
また場内では、大島紬の着物を卸売現地価格で売っていますが、それでもかなり高額です(しかし、男性でも目の保養になる美しさです)
奄美大島で最も有名な景色「あやまる岬」
思わず謝りたくなる、、、訳では無く、奄美大島で最も有名な景色かつ奄美十景の「あやある岬」は、正面には太平洋、右手に美しい土盛海岸が見える大パノラマの海の景色を楽しむ事ができます。
空港からも近く、奄美大島最北端の笠利崎灯台への通り道でもあるので、シーズン中は常に多くの観光客が訪れている奄美屈指の人気スポットです。
ちなみに僕が行った1月は、、、寒いし誰もいませんでした(笑)
奄美大島のオススメ食堂&カフェ選
僕が実際に奄美大島で食べた食堂やカフェの中から、特に良かった場所を5か所紹介していきます。
奄美の郷土料理の鶏飯ならここ「ひさ倉」
奄美大島の郷土料理「鶏飯」が食べられる人気店が「ひさ倉」です。
鶏飯とは、奄美流のお茶漬けのような料理で、ご飯に細かくした鶏肉、錦糸卵、しいたけ、ネギ、海苔、紅ショウガなどをのせて、特製の出汁をかけて食べる料理です。
これがお世辞抜きにとても美味しく、僕はすっかり鶏飯にハマってしまいました。
とり肉の刺身「とりさし」も名物で美味しいので、両方味わえる「とりさし付き鶏飯(1500円)」がおすすめメニューです。
手作りのジェラート味わえる「La Fonte(ラフォンテ)」
県道82号線沿いにある、白いおしゃれな建物「La Fonte」では、店内で作っている手作りのジェラートを味わうことが出来ます。
着色料や香料などを一切使っていない、自然の味を存分に生かしたジェラートは絶品で、常に観光客の足が絶えない、奄美の人気スポットの一つです。
ジェラートと一緒にコーヒーも味わいながら、テラス席でゆっくりと過ごすのがオススメです。
おしゃれカフェでマグロ丼を食す「てやん」
奄美大島の南に位置する「瀬戸内町」は、クロマグロの養殖日本一のマグロの町として有名です。
その瀬戸内町のマグロを、おしゃれなカフェで味わえる場所が「てやん」で、ぱっと見南国風リゾートカフェにしか見えないので、とてもマグロ料理が食べられる場所だとは思えません。
綺麗な瀬戸内町の海が見えるオーシャンビューの店内で味わう「本マグロ丼」は絶品の一言です(カフェメニューも充実しています)
これぞ南国の海が見えるカフェ「奄美きょら海工房 フランドールカフェ」
奄美空港から車で10分ぐらいの好立地な海カフェが「奄美きょら海工房 フランドールカフェ」です。
奄美大島産の純黒糖を生産・販売している「奄美きょら海工房 」が運営しているカフェで、黒糖を使ったスイーツや焼きたてのパン(特にランチ)が大人気のカフェです。
ここから見える海は本当に綺麗で、時間を忘れてしまいそうになります。
ハートロックの観光とセットで「それいゆふぁーむ ヘルシーアイランドカフェ」
奄美一のインスタ映えスポット「ハートロック」への道の入り口にあるカフェです。
「それいゆふぁーむ」とは農園のことで、その農園で取れた食材を味わえるカフェが「ヘルシーアイランドカフェ」です。
おすすめは奄美産のフルーツに自家製ハチミツとハーブを混ぜたスムージーで、種類が豊富なので選ぶのに迷ってしまいます。
ハンバーガーやカレーなども食べることができるので、ハートロック観光とセットで味わいましょう。
奄美大島のアクセス・レンタカー・観光スポットなど まとめ
奄美大島は島の面積に対して人口が少ないので、全体的にゆったりとした雰囲気に包まれています。
同じ南国でも、ガッツリと観光地化されている沖縄とは対照的なので、いい意味で開発されていない、ナチュラルな南国を味わいたい人にはオススメの場所です。