憧れの日本一周を実現するための手段・計画・装備・費用などまとめ

日本一周:沖縄の名護の海とバイク

どもです、日本をぐるっとバイクで2周済み、さすライダーです。

僕は2006年に単独で4ヶ月かけて日本一周、2011年に当時彼女だった妻と6ヶ月かけて日本一周をしており、いわゆる細切れ日本一周ではなく、一気に攻めるタイプの日本一周を2回経験済みです。

近年「好きなことで生きていく、やりたいことはやる」と言う風潮がようやく日本でも広まり、それに伴い日本一周をする人が以前より確実に増えていて、僕としては嬉しい限りです。

僕はバイクで日本一周をしましたが、日本一周自体の経験や知識は、他の手段でも十分活かせると自負していますので、これから日本一周に旅立つ方の何かの参考になればと願い、この記事を残します。

※極力バイクに依存しない内容で書いていますが、何分バイクが大好きなので、バイクバイクしていたらすいません。。。。

日本一周の定義は人それぞれ違う(どれもOK)

日本一周:本州最南端 佐多岬

一口に日本一周とは言っても、その定義は人それぞれ違います。

僕の日本一周の定義は「一回の旅で全ての都道府県を訪れる」と言う定義でしたが、これは別に細切れでもよく、全都道府県に行かなくても全くのノープロブレムです。

北海道と沖縄に行けば日本一周と言う人もいますし、海沿いをぐるっと走れば日本一周、日本の四隅を攻めたら日本一周と言う人もいます。

ここは本当に人それぞれなので、全てが日本一周ですし「日本一周とはこれです」と言う明確な定義は存在しません。

つまり100人いたら、100人なりの日本一周があるので、あまり深く重く考えず、要は国内の自分の行きたい場所へ、好きなときに好きなだけ、気の向くままに訪れる自由な日々、、、僕はこれが日本一周だと思っています。

なので、全ての都道府県に行かないと日本一周じゃないなんて、全くそんなことはありませんので、まずは自分なりの日本一周の定義を考えてみましょう。

日本一周をする手段について

ざっくりと「ボクちんはこういう定義で日本一周をするぜ(きらり)」と決めたら、次はそれを実現するための手段を決める必要があります。

手段とはつまり、移動手段のことで、これを何にするかによって日本一周の計画は大きく変わってきますし、その人のアイデンティティが最も色濃く反映される要素です。

動く宿が快適な旅を約束する「車で日本一周」

車で日本一周

車は日本一周と最も相性の良い移動手段の一つで、なぜなら車は「動く宿」になるからです。

日本一周で最も気を使うポイントは、毎日の宿泊場所の確保なので、それが常に確保されている車は、快適な旅になることが約束されているようなものです。

ガソリン代とメンテナンス費用はかかりますが、ぶっちゃけ宿泊費が毎日0円で済むなら(道の駅などで車中泊した場合)他の手段よりも、実は遥かに経済的な手段です。

移動手段としては申し分なく、雨や風の影響も最低限、荷物がたくさん詰めて夜は寝床になって経済的、、、と至れり尽くせりの車旅は、快適な旅を求める人に最もオススメの手段ですし、細切れの日本一周なら手軽に始めることができます。

しかし、旅の思い出は、楽しいことよりむしろ大変だったことや、失敗したことの方が色濃く残ったりするので、そういう意味で「濃い旅」を求める人には向いていない手段なのかもしれません。

2輪車の機動力を生かせる「バイクで日本一周:ライダー」

日本一周:四万十川の沈下橋とバイク

数ある日本一周の手段の中でも、バイクをチョイスする旅人はとても多いです。

車とは違い、バイクは「動く宿」にはなりませんが、狭い範囲に見所が密集している場所が多い日本では、その機動力を大いに活かすことが可能で、車では躊躇してしまう場所でも、バイクならスイスイっと入って行けます。

バイクを選ぶ人は、僕のように長期間で一気に日本一周する旅人が多く、どちらかと言えば「濃い旅」になりやすい手段です。

しかし、季節の影響や雨風の影響など、自然の影響をモロに受けやすく、ガソリン代はともかく、メンテナンス費用は車以上にかかることが多いため、ある程度の期間と予算が必要になってきます。

最後に、バイクで日本一周する旅人の多くは「バイク馬鹿」です(褒め言葉です・笑)

必要なのは自らの力「自転車で日本一周:チャリダー」

自転車で日本一周

車やバイクで日本一周をする旅人は、ちょっと乱暴な言い方をすれば「エンジンの力で」旅をしています。

対して自転車の旅人は、自らの力、つまりは自分がエンジンとなることで旅をしています。

この「自らの力」で旅をするというのが、自転車旅の最大の魅力で、その達成感や気持ち良さは、車やバイクの比ではありません。

ある程度の体力と、何よりも精神力が求められますが、車やバイクでは入れない場所に余裕で入って行けて、それでも難しい場所は、最悪持ち運べば連れていけるというフレキシブルさは他の手段には無いメリットです。

僕はバイクの旅がひと段落(する時はあるのか?)したら、次は自転車で日本一周したいと思っています。

究極のスーパー旅人「徒歩で日本一周:トホダー」

徒歩で日本一周

徒歩で日本一周をする旅人は、日本一周業界の中でも神レベルで扱われる人です。

エンジンにも人力マシンにも頼らず、正真正銘自分の足だけで旅するツワモノの旅人です。

もちろん、電車やバスなどの公共交通機関を利用することもあるとは思いますが、それでも、それなりの量の荷物を常に身につけながら歩く事には変わりないので、トホダーはやはり凄いとしか言いようがありません。

数ある日本一周の手段の中でも、最も濃い旅が出来る手段であり、もっとも時間のかかる手段でもありまりますが、日本、、、というより、この世で行けない場所が無い、究極の移動手段とも言えます。

変化球・クレイジー系の日本一周

ヒッチハイクの合図

僕は今まで様々な旅人を見てきました。

ヒッチハイクで旅をする人、スケートボードで旅をする人、リアカーを引いて旅をする人、一輪車や三輪車で旅をする人など、、、他にも、きっと僕がまだ知りもしない、とんでもない手段で日本一周をしている人は沢山いると思います。

多様性を認めるという世界の流れは、実は旅人業界から普及するのかもしれません。

日本一周中の宿泊方法について

移動手段に次いで重要度が高いのは、日本一周中の宿泊方法です。

細切れにしても、一回でドカっといく日本一周にしても、普段の旅より長いことは間違いないので、当然「宿泊費」という項目が普段より重くのしかかってきます。

よほどのお金持ちか、確固たる資産の不労所得(僕はこれを目指しています)がある人でない限りは、宿泊費をどう削るのか?これは日本一周の大きなテーマです。

ここでは、日本一周で使える主な宿泊方法のメリットやデメリットなどを説明していきます。

宿(ホテル、旅館、ビジネスホテルなど)

日本一周の宿泊方法:宿

ここでは、ホテル、旅館、ビジネスホテルなど、ある程度の金額がかかる個室の宿泊方法を宿と総称します。

宿泊費の削減という意味では、あまり日本一周中で使うことがない宿泊方法かもしれませんが、例えば温泉街で温泉宿に泊まったり、沖縄の海が見えるリゾートホテルに泊まったりする行為は、特別な場所で特別な経験をするという意味では、すごく良い旅費の使い方と考えることもできます。

ビジネスホテルは、大抵の都市部にあってチェックイン時間が寛容なので、雨風の影響を受けやすいライダーやチャリダー、トホダーにとっては、エスケーププレイスであったり、長旅の疲れを癒す場所でもあります。

宿は確かにお金がかかりますし、特にビジネスホテルなどは旅情が薄く、日本一周業界では邪道とされていますが、たまには宿を織り交ぜた方がストレスを溜めずに旅を続けることができます。

ゲストハウス・バックパッカー・ユースホステル

日本一周の宿泊方法:ゲストハウス

外国人観光客の増加もあって、今最も盛り上がっている宿泊方法です(元々は海外で盛んな宿泊方法です)

基本的には男女別(または共同)の相部屋方式で、サービスは全てセルフサービス、トイレやシャワーは共同で、セキュリティは自己責任の宿泊方法です。

料金は場所やシーズンによりますが、一泊2000円〜3000円くらいが相場で、一週間や月単位の割引を設けているケースも多いです。

その日一泊だけの利用というよりは、気に入った場所に数日間滞在するという使い方がオススメですが、特に荷物の多い日本一周の旅だと、荷物スペースが限られている上に、常に不特定多数の人と一緒になるので、やや神経を使うことが多いです。

ちなみに、ユースホステルの場合は、2泊以上する場合は会員になった方が割安で、全国各地の観光地の割引も受けられるので、日本一周をするなら会員になることをオススメします。

漫画喫茶(ネットカフェ)・健康ランド

日本一周の宿泊方法:漫画喫茶(ネットカフェ)

自由気ままな日本一周の旅にマッチする宿泊方法としてオススメなのが、漫画喫茶と健康ランドです。

これはあくまで僕の見解ですが、せっかく自由な旅をしているのに「予約」というものに縛られる宿泊方法は面倒なので、24時間いつでも好きなタイミングで入れる漫画喫茶と健康ランドは、そういった旅人の需要にマッチしていると思います。

両者ともに雨風を避けることが出来ますし、漫画喫茶は旅先の充電やWiFiの接続元として、健康ランドは広いお風呂にゆっくり浸かれるというメリットもあります。

両者の相場としては、1500円〜2500円くらいで、特に漫画喫茶はナイトパックを利用するとかなり安くなります。

しかし、両者は純粋な宿泊施設ではなく「宿泊しようと思えば宿泊もできる施設」なので、あまり深い眠りにつくことは出来ず、荷物が多けば多いほど滞在中は不便が伴います。

Airbnb(民泊)

日本一周の宿泊方法:Airbnb

ここ数年、各メディアで「民泊」と言われているのは、米シリコンバレー企業の「Airbnb(エアビーアンドビー)」のことです。

これは、何でもシェアする世の中で生まれた「部屋をシェアする」サービスのことで、部屋を貸したいホストと、部屋を借りたいゲストを繋ぐマッチングサービスです。

どちらかと言えば、日本ではアンダーグラウンドなイメージ付いてしまっている民泊ですが、それはマスメディアの情報操作で、世界では今最も熱いサービスの一つです。

実際、Airbnbは日本一周における優秀な宿泊方法の一つで、宿が少ないエリアの代替手段となったり、現地の人の生活を垣間見ることのできる、体験型アトラクションとしても機能します。

なお、都市部は利権絡みで使い難くなっていますので、Airbnbは地方での利用がオススメです。

ライダーハウス

日本一周の宿泊方法:ライダーハウス

主にライダー向けの簡易宿泊施設ですが、チャリダーやトホダー、場所によっては車の旅人も宿泊OKです。

主に発祥の地である北海道に多く存在する宿泊施設で、無料〜1000円くらいで利用できる格安料金が魅力で、内容としては(失礼ながら)ゲストハウスのグレードを落としたような場所ですが、近年は「え?ここがライダーハウスですか?」と言いたくなるような立派な場所もあるようです。

ツワモノの旅人が集まることが多いので、各地の濃い旅情報を手に入れることができたり、旅人同士のネットワークを築けるというメリットがある反面、僕のようにコミュニケーションが苦手な旅人には若干ハードルが高く、人を選ぶところがあります。

好きな人はライダーハウスがあれば必ず利用し、苦手な人は一回利用したらその後は利用しなくなる、、、というある意味特殊は宿泊方法と言えますが、少なくても一度は経験すべき宿泊方法です。

なお、本州や九州地方にもライダーハウスが目立ってきましたが、全体的に北海道よりは相場が高く、雰囲気も若干違います。

キャンプ場

日本一周の宿泊方法:キャンプ場

日本一周の旅人御用達の宿泊方法が、キャンプ場です。

一部特殊なケースを除けば、ほとんどの日本一周人はキャンプ道具を持っており、キャンプ生活が日常になるのが日本一周です。

基本的には低料金、場所によっては無料で宿泊が可能ですが、特に本州のキャンプ場はゲストハウスや漫画喫茶より割高になるケースも多く、平日は人の気配がなく、怖い思いをする場合もあります。

さらに、キャンプの良し悪しは100パーセント道具に依存するので、短期間の日本一周なら、良いキャンプ道具(高価なもの)を揃えるより、宿泊施設を利用した方が結果としては安く収まる場合もあります。

しかし、時間を気にせず、自然の中でゆっくりと過ごすことが出来るキャンプは、旅の非日常感を盛り上げてくれますし、意識せずとも性格リズムが規則正しくなります。

さらに言えば、少なくても北海道を旅する場合は、キャンプのみで快適に旅ができます(相場が安く設備も整っていて、利用する人も多いため)

野宿・道の駅

日本一周の宿泊方法:道の駅

これができる旅人は、いくらでも日本一周の宿泊費を抑えることができます。

旅人が野宿地として選ぶのは、公園や駐車スペース、橋の下のスペースや駅舎、屋根のあるバス停など、、、基本的には夜間に人目のうすい場所ですが、当然リスクは伴いますし、公共の場所での野宿はあくまでグレーゾーンなので、出来ればやらないほうが望ましいと、ここでは敢えて記載しておきます。

野宿をしてみたいけど、ちょっとハードルが高いなと思う場合は道の駅がオススメで、夜に郊外の大きな道の駅や、有名観光地に近い道の駅に行くと、少なくても車中泊の旅人は結構います。

参考までに、僕は2度の日本一周において、野宿する場合は全て道の駅でした。

日本一周をするのに適した季節とルートの関係について

日本はハッキリとした四季がある国なので、日本一周をするにあたっては、ある程度は季節を考慮する必要があります(考慮し過ぎると自由度が減ります)

最もオーソドックスなルートとしては、春〜初夏に日本一周に出発 → 7〜8月頃に北海道(または本州の北のほう)を満喫 → その後は南下しながら旅のゴールを目指すというパターンです。

このルートだと、本州の梅雨は北海道で回避できますし(最近は蝦夷梅雨なるものがあるようですが)暑い時は涼しい北に、寒くなってきた時は暖かい南にいるので、気温差による影響も最低限に抑えることができます。

また、1年以上かけて日本一周をする旅人は、冬の間は沖縄に滞在するのが定番ですし、逆に冬の北国を味わいたいという旅人はこの限りではありません。

日本一周に必要な持ち物や装備について

日本一周のキャンプ風景

日本一周に必要な持ち物や装備は、どんな旅をしたいか?によって大きく変わってきますが、一応の目安はあるので、それを説明していきます。

キャンプ道具について

日本一周中は必然的にキャンプ生活が長くなるので、予算内で可能な限り良いアイテムを買うことが大切です(特にテントとマット)

スマホ・タブレット・パソコンなどの通信機器について

純アナログな旅がしたいという旅人もいますが、持っていた方が何かと便利なのは間違い無いですし、万が一のトラブル発生時の連絡手段という意味でも必要です。

もちろん、モバイルバッテリーもあった方がいいです。

衣類・着替えについて

旅をする季節よって異なりますが、最低でも上下の半袖と長袖、防寒用具とレインウエアは用意すべきで、海パンもあった方が何かと便利です(遊び的に)

なお、冬も旅する旅人に人気の防寒着は、ユニクロのウルトラライトダウンです。

下着や靴下は消耗品と割り切り、ある程度使ったら、例えばしまむらなどで新品を安く手に入れた方が楽チンです。

靴について

アウトドアや登山でも使える頑丈な靴をメインとし、サブでサンダル、または脱ぎ履きがしやすい楽な靴を用意する(主にキャンプ用)

日常品について

歯ブラシや洗面用具、そのほかの日常品は、始めからあれも必要・これも必要と持って行くよりは、旅先で判断して、必要な場合は100円均一で揃える方が無駄がありません。

名刺やメモ帳

旅先で出会った旅人同士、お互いのメモ帳に一言メッセージを書くという行為は、今も昔も旅人の思い出作りとして定番の方法です。

また、近年はスマホで簡単に名刺が作れるので「旅人名刺」を持っている旅人も多いです。

最後に、荷物はできるだけ少ない方が身も心も軽くなり、旅もより一層楽しめます。

日本一周の費用について

日本一周の費用についてのイメージ

結局のところ、日本一周をするにあたり、最終的に誰もが悩み、最も気を使うものが「お金」です。

僕はここで綺麗事を言うつもりは一切なく、日本一周をすると決めたのなら、可能な限りの予算をかき集めることをオススメしますし、変な使い方さえしなければ、お金があればあるほど旅の自由度は確実に上がります。

世の中で唯一、あり過ぎて困ることはなく、むしろ助かるものはお金です。

仮に有り余るお金があれば、無計画に今すぐ日本一周の旅に出ても、かなりの確率で無事に楽しい日本一周ができます。

もちろん、そんな恵まれた旅人はごく少数(羨ましいことに、僕は数名知ってます)なので、日本一周のお金計算は可能な限り何度もシュミレーションしておきましょう。

基本は「1日あたりの予算 × 日数+予備費(1日あたりの予算 × 60)」

無期限日本一周の旅人を除けば、誰しもがゴール時期を決めて日本一周の旅に出ます。

となると、必然的に日本一周の予算は、実費ベースでは「1日あたりの予算 × 日数」で導き出すことが可能で、例えば1日5000円の予算で3ヶ月で日本一周をする場合は「5000円 × 90日 = 450000円」と導き出すことができます。

しかし、実際には旅は計画通りにいかないことが多く、特に予算はオーバーしがちです。

なので、より現実的な予算を割り出すためには「1日あたりの予算 × 日数 + 予備費」で考えるべきで「予備費」の項目は2ヶ月分の旅費が望ましいです。

これは、前例で計算すると、1日5000円の予算で3ヶ月で日本一周「5000円 × 90日 = 450000円」に「5000円 × 60日(2ヶ月分)=300000円」を足して合計750000円、つまり「1日あたりの予算 × 日数 + 予備費(1日あたりの予算 × 60)」で割り出すことが出来ます。

予備費が2ヶ月分の旅費という考え方は、あくまで僕自身の経験から生み出された数値ですが、少なくても1ヶ月分の余裕はあった方が、旅の途中で胃が痛くなる可能性は少なくなります。

ポイント:1日あたりの予算は高めに見積もる

日本一周の費用の大まかな目安は「1日あたりの予算 × 日数 + 予備費(1日あたりの予算 × 60)」で計算が出来ますが、さて、、、では1日あたりの予算をいくらに設定するのか?ここが旅の成功を左右する一番のポイントです。

日本一周で一番避けたいことは、旅の途中で予算が尽きて断念することなので、そうならないためにも、1日あたりの予算は高めに見積もることが大切で、決してギリギリの予算は組まないようにしましょう。

参考までに、僕はこのように日本一周の1日の予算を割り出しました(手段はバイクです)

ガソリン代1500円+食費1500円+観光代500円+宿泊代2500円=1日6000円(1ヶ月18万円)

実際は、毎日4000円以下の費用でやり繰りが出来ましたが、はじめの予算計算を高めに見積もっていたお陰で、食べたいものや体験したいこと、泊まってみたい宿など、割と自由にお金を使うことが出来ました。

これが、例えばオール野宿前提で1日2000円で計算していたら、確実に旅の途中で予算オーバーで終わってました。

そもそも、僕が日本一周した時より、今はかなり物価が上がっていますので(消費税も増えてますし)事前の予算計算は高めに計算することが大切です。

日本一周の究極のテーマ「仕事を辞めるか否か」

日本一周するために仕事を辞める

旅と仕事の両立、これは旅人の永遠のテーマであり、僕も未だにこの方程式の回答を模索中です。

特に、僕のように長期間で日本一周をする人の多くは、ほとんどの場合、仕事を辞めて旅に出ています(学生が長期休みや休学を利用するケースもあります)

常に世界の最先端を行く欧州、特に北欧であれば、サラリーマンでも数ヶ月のバケーションが普通に取れるので、仕事をしながら旅することも十分可能ですが、労働条件後進国の日本では、数ヶ月なんて夢の世界、実際は1週間の休暇を取ることさえ困難な状況です。

となると、日本一周のような、まとまった日数の旅をしたい場合は、事実上、日本人は仕事を辞めるという選択肢しかなく、何を隠そう僕も今まで2度の日本一周は仕事を辞めて旅しています。

旅の間は常に貯金を切り崩すことになるので、ついつい旅を終えてからのことを考えがちですが、そこを考えてしまった途端に旅は面白く無くなるので、帰ってからのことは帰ってから考えることにしましょう。

せっかく仕事と日常を離れ、自分の好きなことを好きなだけ楽しめるチャンスを手に入れた訳なので、まずは思い切り旅を楽しむことを優先するべきです。

ここは本当に悩んでも仕方なく、そして旅を終えると意外と人生なんとかなるものです(事実、僕は今普通に生きています)

最後に余談として、仕事を辞める以外の方法としては、例えばブロガーやYouTuberなど、旅先でもパソコン1台できる仕事を構築して、旅と仕事を自ら両立できる環境を作り上げることです。

ここは今、かなり需要がある分野ですし、僕自身が取り組んでいるところなので、何かしらシェアできる機会と情報があれば、今後の記事でシェアしていきたいと思います。

憧れの日本一周を実現するための手段・計画・日数・費用などまとめのまとめ

ここまで色々と書いてきましたが、結局のところはこれです「あなたは本気で日本一周がしたいですか?」

この問いに対して、素直にYESと言えるならば、きっとあなたはどんなことがあっても日本一周の旅に行けます(断言します)

反対に、この問いに対して迷いがあるなら、あなたは日本一周することに対し、なんらかの底知れぬ不安や恐怖を持っていますので、まずはそれを取っ払うことから始めていきましょう。

大丈夫です、日本一周すると言えば、誰もが時間とお金がないと答えますが、誰でも時間とお金は作ることができます。

なぜなら、作れないと言っている人は、ただ作ろうとしていないだけだからです。

この記事を書いた人

sasu-rider