DTM(デスクトップミュージック)を行う人にとって、不可欠なツールとなるのがMIDIキーボードです。
実際、DTMソフトを使えば楽器未経験でもさまざまな機能を使って高度なトラックを作ることは可能です。
MIDIキーボードはDTMを行う人には本当におすすめです。
「ピアノが苦手だから必要ないのでは?」と購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今日は、なぜMIDIキーボードがDTMにおすすめなのか、また選び方やおすすめ商品についてもご紹介していきます。
DTMとは?
DTM(デスクトップミュージック)は、パソコンを用いた音楽制作行為のことですが、一般的にパソコンと電子楽器をMIDIを使って接続して演奏します。
DTMだと楽器を弾くことができなくても、パソコンに表示される譜面に音符を置いていくことで簡単に演奏できてしまうし、自分が演奏したものをパソコンに記録したり、データを簡単に修正することができるという点がメリットです。
作曲や編曲などは、音楽の知識がなかったり、楽器が弾けないとできないものですが、DTMなら誰でもコツをつかめば作曲や編曲を行うことが可能なのです。
パソコンとヘッドフォン、スピーカーなどを持っていれば、「DTM(オーディオ)インターフェース」と「DTMソフト」があればすぐに作曲をはじめられるので、気軽に音楽を作りたいという人におすすめです。
MIDIキーボードとは?
MIDIキーボードは、しばしばDTMにおいて「あると便利なアイテム」として紹介されます。
実際、DTMを行うときにはマウスやPCのキーボードで打ち込みができるので、必要ないといえば必要ないのですが、音色を確かめながら入力したり、キーボードで入力するよりも効率的に作業ができるというメリットがあります。
楽器が弾けないけど必要?
ピアノが弾けないから必要ないと思うかもしれませんが、「DTMで作曲をしよう!」と思う人というのは、何らかの形で過去に音楽に携わったことがある人なのではないでしょうか?
つまり、ピアノは弾けなくても譜面が読める、ギターなどのほかの楽器を使ったことがある…というように、音楽的な知識がある、また少しならピアノやギターを弾けるのではないかと思います。
MIDIキーボードは、音階が分かる人なら絶対に持っていた方がいいおすすめのアイテムです。
実際にMIDIキーボードで演奏する必要はない(入力するだけ)ので、下手でも構わないのです。
入力の際に便利なアイテムだと思ってください。
MIDIキーボードの選び方
鍵盤
MIDIキーボードには25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵の5種類あります。
設置場所が狭く、大きな鍵盤が置けないという人は25~49鍵程度のものでもOKですが、ピアノの演奏が得意で実際に弾いてデータをサクサクと入力していきたいという人は、61・88鍵のものがおすすめです。
また、鍵盤はフル鍵盤サイズ(フルキー)と、それより小さいサイズのミニ鍵盤サイズ(ミニキー)があります。入力だけに使用すのであればミニキーで充分だと思いますが、演奏しながら音を確認しつつ入力していきたい人はフルキーが便利だと思います。
また鍵盤の重さもライトウェイト鍵盤、と少し負荷がかかっているセミウェイト鍵盤があり、セミウェイト鍵盤の方がよりピアノに近い使い心地です。
価格
MIDIキーボードの価格帯は5,000円~20,000円が多いです。
安いものは鍵盤数が少なく、機能も最低限ですが手軽に取り入れることができます。
高いものは鍵盤数が多く、本格的で、演奏しながらデータ入力をしていきたい人にはこちらがおすすめです。
機能
鍵盤として使用するだけでなく、フェーダーやトランスポートボタン、ツマミ、パッドなどコントローラ機能を搭載した商品もあります。
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)をリモートコントロールし、操作性を高めるために必要な機能ですので、どんな機能があるのかもチェックしておくといいでしょう。
おすすめMIDIキーボード
KORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵
価格:4,684円
コルグのキーボードは手ごろな価格と使いやすさで人気です。
こちらは25鍵でコンパクトサイズですが、同シリーズは37鍵、49鍵、61鍵がありますのでお好みに合わせて選ぶことができます。
パソコンとUSB接続でき、iPhone/iPadやMac、Windowsとつなげて快適に音楽制作ができます。
ワイヤレスタイプもありますが、そちらは少しお値段が高めです。
KORG USB MIDIキーボード microKEY-25 マイクロキー 25鍵
- 出版社/メーカー: KORG(コルグ)
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 5回
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Alesis USB MIDIキーボード 49鍵 8パッド Ableton Live Lite付属 V49
価格:13,800円
フルサイズの49鍵のMIDIキーボードです。
アサインできる8つのパッドと4つのノブやボタンがついています。
作曲、編集、パフォーマンス、ミックスといったあらゆる作業を直感的でシームレスに行うことができる、オーディオ&MIDIソフトウエア「Ableton Live Lite 9」とさまざまな音色を搭載した4系統マルチティンバーである高品位ソフトウエア音源モジュールの「XPAND! 2」が付属しています。
個人的には49鍵盤が一番使いやすいと思うので、機能なども合わせておすすめできる商品だと思います。
Alesis USB MIDIキーボード 49鍵 8パッド Ableton Live Lite付属 V49
- 出版社/メーカー: Alesis (アレシス)
- 発売日: 2014/10/11
- メディア: 付属品
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Arturia キーボード・コントローラーKeyLab 61 Essential BK ブラック
価格:19,980円
ミュージシャンやプロデューサーの声をもとに開発された商品で、初心者から上級者まで使いやすいモデルです。
パフォーマンスパッド、ノブ&フェーダーを搭載しており、さまざまなコントロールが可能です。
DAWコマンド・センターで制作環境が一括コントロールできます。
iOS、Androidにも対応しており、ソフトウェアも付属。
たくさんの機能が付いたスペシャルな1台で、これさえあれば本格的な音楽制作が可能です。
Arturia キーボード・コントローラーKeyLab 61 Essential BK ブラック
- 出版社/メーカー: Arturia
- メディア: エレクトロニクス
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Roland ローランド MIDIキーボードコントローラー A-49-BK ブラック 49鍵
価格:19,440円
電子ピアノ、シンセサイザーなどのメーカーとしておなじみのローランドのMIDIキーボードです。
フルサイズのシンセサイザー鍵盤を採用しているので、本格的な演奏感で音楽制作ができます。
USBバスパワー駆動に対応しており、Windows/Mac、iPadに接続できます。
ピアノが得意な方、演奏しながら作曲していきたい人におすすめの1台です。
Roland ローランド MIDIキーボードコントローラー A-49-BK ブラック 49鍵
- 出版社/メーカー: Roland(ローランド)
- メディア: エレクトロニクス
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まとめ
DTMはMIDIキーボードがなくても作曲できると思っている方が多いですが、あると本当に便利です。
ただ、種類が多くてどれにしたらいいかは迷ってしまうところですね。
入力を少しでも楽にしたいという方は鍵盤数が少ないものでもOKです。
演奏が得意な方は、ピアノに近いタッチ&鍵盤数が多いものを選ぶといいでしょう。