DTM初心者必見!おすすめの耳コピソフトを徹底解説


耳コピできるソフトってDTMユーザーにとってはとても便利ですよね。
現在、DTM(デスクトップミュージック)制作に携わっている人、またこれから制作していこうと思っている人にぜひ知っていただきたい耳コピソフトを今日はご紹介していきます。
そもそも、耳コピって何だ?というところから詳しく解説していきます。

そもそも耳コピとは?


動画サイトを見ていても、最近は「耳コピしてみた」というような動画がたくさん出てきます。
耳コピとは、耳コピーとも言い、ある音楽を耳で聴いてコピーし、同じような音色で演奏すること、その作業・技術のことを指します。
ギターやピアノでの演奏において、耳コピできる人は音感があったり、音楽の知識があるとして尊敬されるものです。
僕自身、中学生のころまだCDなどがなかなか買えずにいた頃、レンタルショップで借りてきたCDをひたすら聴き、ピアノやギターで耳コピして演奏していた経験があります。
ピアノは小さいころから習っていたので、自分では耳コピできていると感じていましたが、ギターは難しかったのを覚えています。
今も、子どもにせがまれてアニメのオープニング曲やエンディング曲を弾いてほしいと言われると、小さな子ども用のピアノで弾いてあげたりします。
本格的ではありませんが、これも耳コピの一種ですね。
Youtubeなどの動画サイトでは、「耳コピをやってみた」という類の動画以外にも、「耳コピのやり方」といって、どうやったら耳コピできるのかというノウハウを教えてくれる動画もあり、見てみるとおもしろいです。
耳コピをやってみたいという人は、見てみるといいかもしれません。

耳コピができるようになる!?おすすめ本

耳コピをしてみたいという人は、まず本を読んでみてはいかがでしょうか?
僕が厳選したおすすめの耳コピのやり方本をご紹介します。

耳コピが基礎からできるようになる本 〜トライ&トレーニング30+150

耳コピが基礎からできるようになる本 〜トライ&トレーニング30+150
価格:2,808円
耳コピができるようになる予備練習150と実践曲30が入っています。
ベース、ドラム、ギター、キーボードという順番で耳コピをしていき、基礎をしっかり学ぶことができます。
本としてはちょっと高めではありますが、基礎を身に着けて、耳コピをマスターしたい人にはおすすめの一冊です。

耳コピが基礎からできるようになる本 〜トライ&トレーニング30+150

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ギターでコードを耳コピしよう!耳コピのレシピ 山脇流コード攻略法[DVD2枚組]

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価格:5,980円
ギターでしっかり耳コピできるようになりたい方におすすめのDVDです。
知識と経験の2つに分けて解説しています。
知識を身に着けて、実践する…という方法で耳コピをマスターできるようになります。

耳コピソフトって何?

先ほどご紹介したとおり、耳コピというのはある程度の音楽スキルがある人ができる技術ということになります。
つまり、耳コピできる=演奏や作曲技術があるということになります。
譜面を見て頑張って演奏していても、イマイチ上達しない…という人は、耳コピにチャレンジして自分の音楽センスをアップさせるというのもおすすめの方法です。
耳コピソフトとは、「耳コピして、演奏して、譜面に起こす」という一連の流れを、曲を取り込むだけで、自動で行ってくれるソフトのことです。
自動で分析してコード表示してくれるので、とても便利なのです。
耳コピソフト、耳コピ支援ソフトと呼ばれています。
フリーのソフトから、有料のソフトまでさまざまなものがあります。

耳コピソフトのメリット&デメリット

メリット

耳コピができるようになり、また次に演奏する際には譜面に起こす必要があります。
しかし、自分でやるには譜面を自分で書く必要があり、時間と労力がかかります。
耳コピソフトを使えば、耳コピしたい曲を自動的にコード表示してくれるので大変便利です。
自分で書かなくてもいいので、楽ですし、サクサクと作業できます。

デメリット

耳コピソフトに頼りすぎてしまうと、自分で作る能力が低下してしまうというデメリットはあります。
あと、ソフトによっては無料のものもありますが、お試し版しか使えずに、すべての機能を使う場合は有料になるというものが多いです。
価格は安いものでは数千円~ありますが、2万円くらいのものもあり、価格にもばらつきがあります。

おすすめの耳コピソフト

Band Producer 5【KAWAI】

カワイが開発した、Windows用の耳コピソフトです。
コンピュータにCDやMP3、生演奏などの音源を聴かせることで譜面に起こしてくれます。
こちらのソフトには「耳コピモード」と「作成モード」があり音楽制作する際にも使用できますが、今回は耳コピモードでご説明します。
まず、どの音源から耳コピするかを選択します。ファイルの場合は、WAV、WMA、MP3、CDAのいずれかを選びます。
「コード検出」か「コピー支援」を選ぶと、自動で解析してくれます。
ちょっと変えたいなと感じたら、自分で修正することも可能です。
価格は、7,980円。
www.sourcenext.com

Transcribe!

こちらのソフトは自動検出ではなく、なるべく自分の耳コピ能力を低下させたくないという人におすすめのソフトです。
耳コピしたい楽器に焦点を当てて作業できます。
パット・メセニー氏も推薦しているのでなかなかの優れものだということが分かります。
速弾きフレーズのコピーに適したスピードコントロール設定があったり、音程を変えずに再生スピードを変えることができます。
スペクトル分析で推定音程を表示してくれるという機能があり、とても便利です。
価格は1ライセンス$39(お試し期間あり)
www.seventhstring.com

WaveTone

音声や曲をスペクトル解析して、強く出ている音を拾い、その音程をピアノロール風に表示してくれる耳コピ支援ソフトです。
曲のテンポ、なっているコードを自動で解析してくれます。
さらに、検出したコードやメロディをMIDIに変換して音声とともに再生、保存が可能。
テキストファイルとして出力できるという優れものです。
これだけできて、なんと無料というから驚きです。
耳コピソフトを試しに使ってみたいという人におすすめです。
ackiesound.ifdef.jp

まとめ

耳コピソフト、耳コピ支援ソフトは音楽制作をする人にとってはとても便利なソフトです。
耳コピが苦手な人には助かるアイテムではありますが、使いすぎると自分で耳コピする能力が衰えてしまうので、もし本気で耳コピにチャレンジしたいなら使い過ぎには要注意かもしれません。
耳コピに慣れるまで、様子を見ながら上手に付き合っていけるといいですね。

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