こんにちわ、さすライダーです。
愛車と暖を求めて、11月後半に九州一周ツーリングに旅立ったら、暖どころか毎日日中は暑いくらいで、、、すっかり汗ダクになってしまいました。
なんせ、ゴツいバイク用の冬ジャケットを着ているので、気温が20度以上あると、かなり暑く感じてしまいます。
しかし、そんな時に突如僕の目に入ってきたのが「鍾乳洞」の3文字、つまり暑いときのオアシス的な存在です。
吸い込まれるように愛車のハンドルを切ったその場所は「風連鍾乳洞」という名の、僕的には全くノーマークな(失礼)初耳の鍾乳洞でした。
日本一美しい鍾乳洞?大分にある風連鍾乳洞とは?
風連鍾乳洞は大分県の臼杵市にある鍾乳洞で、大正15年(1926年)に発見された国指定の天然記念物です。
鍾乳洞の奥行きは、約500メートル近くあり、出入り口が一カ所しか存在しない「閉塞型の鍾乳洞」のため、外気と接触する機会が極端に少なく、洞内の保存状態が良いことが特徴です。
なお、キャッチフレーズは「日本一美しい鍾乳洞」と、かなりハードルの高いものです(大丈夫なのでしょうか。。。)
風連鍾乳洞には全部で21カ所の見所がある
風連鍾乳洞に限らず、鍾乳洞には必ず「〜の滝、〜の国、〜馬、〜牛、〜像、、、」など、自然物や動物に似た箇所に名前を付けた見所が必ずありますが、風連鍾乳洞ではそのような見所が全部で21ヶ所存在しています。
この手の場所は「あ〜なるほどね!」という場所と「う〜ん、、、まぁまぁかな、、、笑」という場所に分かれますが、僕の独断と偏見では、半分くらいは「なるほどね」という感じでした。
風連鍾乳洞は近年パワースポットとしても有名
近年のパワースポットブームに漏れることなく、風連鍾乳洞はパワースポットとしても認知度を上げてきています。
やはり、長い年月をかけて出来た自然の芸術には、人を惹きつける何かと、生命を司る何かがあるのでしょう。
風連鍾乳洞は、健康運アップ、厄除け効果、勝負運アップなどに効果があるパワースポットと言われています。
実際に「風連鍾乳洞」に行ってきました
狙って行ったわけではなく、ツーリング中に偶然発見、具体的には当日の休憩中にパラパラとツーリングマップルをめくっていたら、今から走るルート上にデカデカとした文字で書いてあった「風連鍾乳洞」の文字。
鍾乳洞ラバーとしては、そこに穴があるなら入りたい、というより、、、とりあえず暑いので涼みたい、、、という一心で、何もリサーチせずに愛車を現地へと走らせました。
風連鍾乳洞の場所・アクセス・駐車場について
風連鍾乳洞は大分県の臼杵市野津町泊というエリアにあり、大分市からは車・バイクで、国道10号線を南へ約37km走らせた先に存在しています。
首都圏で都市部から37km先といったら、確実に3〜4時間コースですが、地方の主要国道なんて、1時間〜1時間半もあれば余裕で到達できます。
僕は実際にバイクで大分市から国道10号線経由で現地まで行きましたが、特別辺鄙な場所というわけでもなく、途中にたま〜にコンビニもある、正しい田舎の道という感じでした。
道路上にちゃんと案内板も出ていますし、カーナビやグーグルマップにキチンと表示されるメジャーな場所なので、おそらく迷うことはないと思います。
駐車場は無料で停め放題な上に、かなり広いので、よほどの事がない限りは、満車で入れないという状況にはならないと思います(もちろんバイクも駐輪OKです)
公共交通機関でのアクセスは、JR日豊本線 の「大分駅・佐伯駅」からそれぞれ大分バスが路線バスを運行しており「風連鍾乳洞入口」のバス停から、徒歩15分くらいで現地です。
なお、バスの所要時間は大分駅からは約60分、佐伯駅からは約40分です。
風連鍾乳洞の営業時間や休洞日・混雑状況について
風連鍾乳洞は、地方の観光地では珍しい、、、まさかの年中無休営業です(つまり年末年始も営業)
営業時間は、3月から10月の期間が9時から17時、11月から2月までの期間が9時から16時となっています。
混雑状況としては、僕が行った11月の平日はガラガラのスッカラカンで、ほぼ貸切状態でした(店員さんも暇そうでした・笑)
シーズン的にはオフシーズンなので、一番空いている時期だったのかもしれませんが、あくまで僕の感覚的なものですが、そこまで混雑するイメージは湧かないので、シーズン中の週末でも問題ないのではと思います。
実際、google先生に「風連鍾乳洞 混雑」と数回質問してみましたが「混んでて大変だった」という回答は一切ありませんでした(良いのか悪いのか)
風連鍾乳洞の料金や割引券について
風連鍾乳洞の入場料は大人1000円(子供700円)と若干高めな設定です。
割引としては「JAF割」が使える場所で、割引額は100円です。
また、コインパーキングの「TIMES」の会員カードを持っている人は、JAFと同じく100円引きで入場できます。
風連鍾乳洞の洞内の気温と服装について
風連鍾乳洞の洞内の気温は、四季を通じて約15度〜16度に保たれています。
鍾乳洞としては、割と暖かめの気温なので、特に冬は暖かく感じることと思います。
なので、冬は特に服装に気を遣う必要はないですが(通常の冬の格好でOK)夏に風連鍾乳洞を訪れる際は、必ず羽織るものを持っていきましょう。
近年の夏は、連日30度を超える猛暑であることが多いので、となると外の世界と風連鍾乳洞とでは、実に15度以上気温差があることになるので、くれぐれも体調に留意しながら見学しましょう。
風連鍾乳洞の観光の所要時間の目安について
受付で入場料金を支払うと、風連鍾乳洞の簡単な見学方法の説明を受けることになりますが、その際に「所要時間はだいたい30分前後です」と言われますが、これは結構ドンピシャな時間です。
僕はどちらかといえば、観光地はゆっくりと観るタイプですが、それでもやはり30分くらいで見学は終わりました。
風連鍾乳洞は行った道を戻ってくる、往復型の鍾乳洞なので、体感的には30分よりもっと早い感覚です。
入場料が1000円と若干高めの設定なので、結構長い距離の鍾乳洞だと勝手に認識していましたが、結果としては、かなりあっさりと見学が終わってしまいました。
もちろん、入場料は鍾乳洞自体の価値や見応え、種類や立地などにより異なるものですが、僕は見学時間というのも一つの重要なファクターだと思っているので、ここはちょっと肩透かしを食らったポイントでした(個人的には500円が適正価格かなと思います)
風連鍾乳洞の洞内の感じと最大の見どころ
風連鍾乳洞の最大の見どころは、最深部にある「竜宮城」と言われる広いスペースで、ここは本当に一見の価値があります。
中でも、競秀峰と呼ばれる高さ10メートルの石筍は、日本の鍾乳洞の中でも屈指の石筍と言われています。
風連鍾乳洞はこの「竜宮城」までの往復の鍾乳洞になっていて、全体的に道が広く歩きやすいので、気軽に散策出来る鍾乳洞といった感じで、誰にでもオススメできます。
風連鍾乳洞は照明が明るいので鍾乳洞初心者にもオススメ
風連鍾乳洞に入ってまず思ったことが「照明がめちゃくちゃ明るい」ということでした。
僕は今まで、日本中のかなりの数の鍾乳洞を攻めてきましたが、その中でもダントツに照明が明るいです。
これをムードが無いと取るか、明るくて歩きやすいと取るかは各々の感覚になりますが、少なくても鍾乳洞に慣れていない方や、閉所恐怖症の方(暗いとますます狭く感じます)にはとても優しい鍾乳洞なのではと思います。
大分の風連鍾乳洞のアクセス・料金・所要時間 まとめ
風連鍾乳洞が日本一美しい鍾乳洞なのかと言われれば、、、残念ながら、僕は首をかしげてしまいます、、、(笑)
それでも、最深部の「竜宮城」は間違いなく一見の価値がある場所です。
鍾乳洞は基本的に辺鄙な場所にあることが多いですが、公共交通機関でも行ける鍾乳洞として、照明が明るく歩きやすい鍾乳洞として、風連鍾乳洞は鍾乳洞初心者の方にもオススメできる場所です。