GIVIモノキーケース(トップケース)「TREKKER 46L + R1200GS専用ベース」インプレ

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こんにちわ、バイクで旅する人見知り、さすライダーです。

この度、アドベンチャーバイク乗りとしては憧れのアイテムを手に入れる機会に恵まれたので、早速インプレしていきたいと思います。

そのアイテムとは、雨にも負けず風にも負けず、ライダーの大事な荷物をがっちり守る、ツーリングライダーのパッキングの最終形態ことハードケース、、、すなわち、パニアケースとトップケース、、、のトップケースの方です(パニアはもともと愛車のGSに付いていました)

しかも、手に入れたアイテムは、ハードケースの大御所中の大御所、定番中の定番、イタリアンメーカーの「GIVIのモノキーケース(トップケース)」です。

しかもしかも、そのトップケースを手に入れた直後に北海道ツーリングに行くという、出来すぎて現実を疑うシチュエーション付きでした(笑)

さて、、、前置きが長いので、そろそろ本題に移りますね( ・∇・)

GIVI社って?モノキーケース(トップケース)って?

GIVI社は1978年にイタリアで創設された、バイク用のアクセサリーメーカーです。

GIVIという変わった社名は、GIVI社の創設者であり、プロライダーだった「Giuseppe Visenzi(ジュゼッペ・ヴィセンツィ)」さんの苗字と名前の頭文字をとって「GIVI」としたと言われています。

ちなみにGIVIの読み方は「ギビ」ではなく「ジビ」と読みます、英語じゃなくてイタリーな発音です(多分)

僕のMacBookにジビと打ったら、速攻で「耳鼻」と出てきた、鼻炎持ちの僕には大変名残のある社名です。

主に、バイク用のハードケースを製作しているメーカーで、ハードケースといえば真っ先にGIVIを思い浮かべるライダーがほとんどだと思いますし、無論、僕もそうです。

日本でGIVI社が有名 & 製品が本格的に普及し始めたのは、バイク用品メーカーのデイトナが1997年にGIVIの代理店を始めたからです。

GIVIのモノキーケース(トップケース)とは?モノロックケースとの違いは?

今回、僕が手に入れたGIVIのモノキーケースとは、単純にいえばトップケースです。

GIVIにはモノキーケースと、モノロックケースという2種類のトップケースがあり、それぞれの違いは以下の通りです。

モノキーケース
・ケースの容量が大きい(33L〜58L)
・2重構造でガッチリとした作りになっている
・車種専用ベース、指定ベースでの取り付けが必要(別売)

モノロックケース
・ケースの容量が幅広い(25L〜47L)
・軽量でリーズナブル
・汎用ベースでの取り付けが可能(付属)

要は単純にいえば、ハードなモデル(モノキーケース)とエントリーモデル(モノロックケース)ということになります。

取り付けベースには車種専用ベースと汎用ベースがある

GIVIのトップケースを車両に取り付けるためには「ベース」と呼ばれるアタッチメントが必要です。

モノキーケースでは、ベースが付属していないので別途購入する必要があり、モノロックケースにはベースが付属しています。

モノロックケースに付属しているベースは汎用ベースなので、各車両の純正キャリアや社外品キャリアなど、幅広いモデルに取り付けが可能 = つまり取り付け車種に限りがありません(一部車種を除く)

今回僕が手に入れたのは、モノキーケースの方なので、ベースを別途購入する必要があり、基本的には車種専用ベース、つまりGIVI側で対応している車種だけに取り付けが可能です(モノキーケースのベースにも、一部汎用的なベースがあるようです)

つまり、今回僕は、モノキーケース本体とR1200GSの車種専用ベースを手に入れたわけです。

GIVIトップケース「TREKKER 46とR1200GS専用ベース」の開封の儀

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数あるGIVIのトップケースの中で、今回僕が手に入れたモノキーケースは「TREKKER 46L」というケースです。

名前の通り、46Lの容量を持つトップケースで、目立つ位置にアルミパーツを使用した見た目にもイカつい、ヘビーデューティー感が漂う代物です。

同じ「TREKKER」シリーズとしては、より大きな52Lの容量を持つ「TREKKER 52L」もありますが、46Lの方が形が長方形に近く、キャンプ時のテーブルとしても使えると思ったので、僕は「敢えて(カッコいいセリフ)」46Lの方をチョイスしました。

これが、結果としては大正解で、がっつりテーブルとして活用できました。

なお、「TREKKER 46L」の最大積載量は10kgとされています。

実際にAmazonから届いた実物は、、、想像以上にデカくてゴツいブツで、46Lでよかった、十分すぎる、、、と思いました(笑)

まず、箱からしてデカイですし、実際でかいですし、、、ベースも結構な大きさでした。

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数々の商品の中で箱も本体も圧倒的にでかい

GIVIのハードケースを手に入れたのは今回はじめてでしたが、ケースの存在感と威圧感が半端なく、これ、、、バイクに取り付けて落ちないかな?と、心配性な僕は早速不安に駆られまくった開封の儀でした。

箱に入っていたものは、ケース本体とメインキーとサブキー、説明書(日本語あり)のみという実にシンプルな内容で、ベースの方も本体とネジ一式と説明書(日本語あり)という内容でした。

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このあたりは、いかにも海外メーカーっぽく、そのものだけ!というシンプルな構成です。

なんとなくの感覚ですが、英語で書かれた文字の箱が自宅に届くって、なんかワクワクしますよね(僕だけでしょうか?)

「TREKKER 46L」のベースをR1200GSに取り付けてみた

早速トップケースを使ってみたいところですが、モノキーケースなので、まずは車両に専用のベースを取り付けないといけません。

今回僕が購入したベースは「リアボックス用スペシャルラック(SR5108) 」という名の、R1200GSの車種専用ベースです。

一体何がスペシャルなのか?スペシャルということはノーマルもあるのか?その辺りは全くの未知数です。

僕はスマホやPC、ガジェットなどの扱いはプロを自認するデジタルオタクですが、メカやDIYは全然ダメダメで、バイクのオイル交換を一度も自分でやったことがない人間です。

なので、今回こんなにデカイトップケースのベースを、自分で愛車に取り付けるなんて、取り付けが甘くて走行中にケースが落ちたらどうしよう、、、そもそも取り付けできるんか?と、かなりナーバス気味な状態で作業しました、、、、(笑)

なんて、まごまごしていると時間が勿体無いので、意を決してベースの取り付け作業を開始しました。

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ベースには日本語の説明書がついていますので、作業内容はすぐに理解できました。

手順としては「純正キャリアに付いている4本の純正ネジを外す→そこに(取り外したネジ穴に)金属製のプレートを付属のネジではめ込む→金属製のプレートの上にベース本体を取り付ける」以上が作業工程です。

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ちなみに、ベースの取り付けには6角レンチが必要で、これは一般的な工具なので簡単に手に入るか既に持っていると思いますが、R1200GSの純正キャリアに付いている純正ネジはドイツ使用?の特殊なネジの形だったので、車載工具が必要でした(車載工具がない場合は一度ネジの形の確認を)

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まずは純正のネジを4箇所外します

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純正ネジは車載工具を利用します(特殊な形です)

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キャリアに金属プレートを乗せて、付属のネジで4箇所締めます

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金属プレートの上に4本の6角ボルトでベース本体を取り付けけます

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これで完成です

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上からベース、金属プレート、純正キャリアの順番になります

以上、何とか無事に取り付けが完了いたしました、落ちないか不安で仕方がないですが、、、

しかしながら、DIYが苦手な僕でもなんとか作業できましたので、さすが車種専用のベースだと思いました。

取り付けの位置やネジ穴が決まっているので、とても作業がやりやすかったです。

なお、ケースとベースの組み合わせは、GIVI社またはデイトナのページなどを参照して、間違わないように注意しましょう。

実際に「TREKKER 46L」を取り付けてツーリングしてみた

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無事にベースの取り付けが終わり、いざトップケースを愛車に乗せてみたところ、旅感が一気に増して、もともと男前の愛車がさらに男前になった気がしました。

ケースのベースへの取り付けは、まずはベースの前方にある2つの穴に、ケースの底面にあるストッパーを入れてから、ベースとケースを押し付けてロックします。

このロックが、それなりの力が必要ですが、乾いた「カチャ」っと気持ちの良い音がなるので、僕は好きです。

ケースをつけた状態で、ケースを揺らしたり、バイクを揺らしたりしましたが、どうやら落ちる気配はないようです(心配だけど、、、)

ってことで!実走テストも何もせず、いざ北海道にGOです、心配性なんだか、怖いもの知らずなのか、もはや分かりませんね(笑)

「TREKKER 46L」はデカイので荷物がかなり入る

もう見慣れましたが、最初にこのケースを見たときは「でかい!デカイ!DEKAI!」とにかくそれしか頭に思い浮かびませんでした。

僕は今まで、20L〜30Lの安物トップケースしか使ったことがなかったので、GIVI様の洗礼はかなり響きました。

しかし、当然のことながら、その見た目のデカさに比例して、結構な荷物が入ります。

「TREKKER 46L」は、箱の形がほぼ長方形なので、荷物がとても入れやすいですし、箱の深さも結構あるので、ポンポンっと何でも適当に突っ込んでも余裕で入ります。

参考までに、僕は北海道ツーリング中に「ツーリングマップル、ガイドブック、レインウエア、ブーツカバー、防寒用品一式、折り畳み傘、夏用・冬用グローブ、帽子、ヘルメットクリーナー、腰ベルト、キャンプ用のレインウエア、折りたたみリュックサック、ヘッドライト、うちわ、食材を買った際は食材」を常に入れていましたが、これでも箱全体の半分ちょいくらいの容量で収まりました。

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適当に突っ込んでも余裕で入ります

僕は荷物をギュウギュウに詰めるのが好きじゃないので、これくらいですが、本気でギリギリまで積もうと思ったら、かなりの荷物が積めると思います(荷物の合計10kgまでなのでそこは注意)

以前は、毎回荷物をパズルのように安物トップケースに入れていたので、荷物の出し入れをするたびにストレスを感じていましたが、「TREKKER 46L」にしてからは、荷物の出し入れのストレスは一切なくなりました。

「TREKKER 46L」はケースの開け閉めがクセになる

「TREKKER 46L」を開ける際は、両サイドにあるストッパーと、中央のロックの3箇所を解除します。

反対にケースを締める際は、3箇所をロックするのですが、、、「え?3箇所?面倒じゃない?」と思うかもしれません。

しかし、実はこれがとても気持ちよく、僕はケースを開ける時も締めるときも、まずは両サイドのロックを操作するのですが「カチャン」という感覚がすごく気持ちいいんですよね。

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サイドのロック

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メインのロック

特に、締める際の操作が気持ちよく、仮にサイドのロックの締まりが悪いと「荷物が上手く入っていない」というお知らせなので助かります。

仮にロックが一個だけだと、変に力が必要だったときは、中の荷物が潰れているときもあるからです。

開ける際も、まずはサイドから解除することで、風とか中の荷物の圧縮で急に扉が開くことなく「今から開けるぞ」という自分の中でのワンステップが踏めます。

肝心のメインのロックの操作感も気持ちよく、これは正直癖になります。

僕は、このロックの操作感の気持ち良さに、さすがハードケースの王道GIVIのケースだと思いました。

ちなみに、このケースはサイドケース(パニアケース)としても使用できる代物で、その名残で蓋の手前だけを開けることもできますが、トップケースとして使う場合はこの開け方はしません。

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「TREKKER 46L」はヘルメットが入れにくい

トップケースといえば、ヘルメットを入れる場所として有効な場所ですが「TREKKER 46L」は、ヘルメットが正直入れにくいです。

試したのは「OGK KabutoのASAGI」というジェットヘルメットですが、ヘルメットをケースに対して垂直方向に入れることはできず、斜めにずらしてようやく入る感じで、結果としてはケース内の半分以上を占拠してしまいました。

ジェットヘルメットでこんな感じなので、フルフェイスはもっと場所をとるでしょうし、事実上ヘルメットを入れた場合は最低限の荷物しか入らないことになります。

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そもそも僕は、これにヘルメットを入れることは考えず、単純に荷物の収納+キャンプ場でのテーブルとしての目的で手に入れましたが、ヘルメットの収納を目的とする場合は他のケースを検討した方がいいかと思います。

それこそ、公式の説明写真でジェットヘルメットが2個入っている「TREKKER 52L」の方がオススメですね。

「TREKKER 46L」はトップケースではなくテーブルです!

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個人的に、これがこのケースを手に入れて、一番良かったと思ったポイントでした。

今までは、ソロキャンプ用の折りたたみ式の小さいテーブルを使用していましたが、このケースの方が100倍テーブルとして有能です。

若干の湾曲はありますが、ケースの上面がほぼ水平なので、これはもうトップケースではなく、純粋にテーブルですね(笑)

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高さもちょうどよく、これと椅子があれば、かなり快適なキャンプ空間が出来上がりますし、パソコンするにもグッドでした。

キャンプ中は狭い空間で色々な荷物の出し入れをするので、時に壊れやすいものを踏んづけてしまったり、蹴ったりしちゃいますが(経験あり)、、、そういうものはこのケースに入れておけばいいんです。

また、特に北海道のキャンプ場では、食べ物の匂いにつられてやってきた野生動物や鳥に食料を食べられる時もありますが(これも経験あり)食料はこのケースに入れておけば、一種のフードコンテナ的な役割も果たしてくれます。

とにかく、このトップケースはキャンプにおけるテーブルです!以上!

「TREKKER 46L」をロックする際のストッパーの入れ忘れに要注意

北海道ツーリング中のある日、突然ケースの左側のロックがすんなり入らなくなりました。

具体的には、ケースの左側が右にずれてしまったような感じで、ケースを閉めようとすると、左側に隙間ができている状態でした。

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右にずれちゃってる

なので、隙間を押し込んでロックをするという状態で、、、あぁ、ヨーロッパ製品だし、国産じゃないし、まぁそういうもんだよね、、、、と、海外メーカーあるある「すぐ壊れる現象」の一環だと思っていたのです。

しかし、それは僕のおバカすぎる勘違いで、実際はベースの前方にある2つの穴の左側に、ケースの左側のストッパーが入っていなかったのです。

一応この状態でも、メインのロックができてしまっていたので、よく見ないと全く気が付きませんでした。

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ちゃんとストッパーをベースの穴に入れると、嘘のようにケースは元どおり、左側のロックはすんなり入るようになりました。

今回は幸い、ケースが落ちたり、ケース自体が曲がってしまうことはありませんでしたが、くれぐれもベースの穴に確実にケースのストッパーが入っているか、ここは毎回チェックする必要があると実感しました。

片方のストッパーが入っていない状態でも、メインのロックはできてしまうので、本当にこれは要注意で、ぜひ僕の今回の失態をダメな例・反面教師として活用いただけたら幸いです。

「TREKKER 46L」はサイドの見た目はイマイチかも

「TREKKER 46L」の上面はアルミでカッコいい感じですが、サイドのデザインは、、、正直イマイチです(笑)

ただの無骨な箱という感じで、、、ここはステッカーを貼ったりして、自分なりに盛り上げていくとします。

このケースは、ツアラーバイクやアドベンチャーバイクならすんなり似合いますが、ほぼ四角い形なので、流線型のスタイリッシュなバイクだと、デザイン的にちょっと浮いてしまうかもです。

バイクのデザインと装備のデザインの相性って、これってある意味一番大切ですし、僕はカッコイイ、可愛いことはバイクの一番の正義だと思っています。

「TREKKER 46L + R1200GS専用ベース」インプレ まとめ

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GIVIのケースを初めて使いましたが、本当に素晴らしいの一言ですね!
やはり大御所、定番はハズレがないというか、正直に「GIVI様、参りました」という気分です。

荷物がたくさん、しかもストレスなく入るし、専用ベースでのフッティングも完璧、ロックも気持ちのいい感覚でカチッと入る。

レビュワーとしては、商品の良いことだけを書くと怪しく思われちゃいますが、僕としては現段階で不満なところが、ほぼ無いに等しいです。

強いて言えば、価格が高いことがネックといえばネックですが、この快適な環境が手に入るなら致し方ない、当然の投資だと思えてしまいます。

なので、結論を言うと「TREKKER 46L」さすライダー的には買いです!

この記事を書いた人

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