こんにちわ、さすライダーです。
月一でバイクで放浪の旅に出るのがルーティンな僕は、11月は九州一周ツーリングへと旅立ちました。
そして、その旅の過程で、前からちょっと気がかりだった、例の場所へと愛車を走らせたのです。
その場所とは、日本三名城のひとつ「熊本城」です。
ご存知の通り、2016年4月に発生した「熊本地震」の影響で、残念ながら熊本城は深刻なダメージを受けてしまいました。
あれから約2年半、熊本のシンボルとも言える「熊本城」は今一体どうなっているのか?さすライダーが探ってまいりました。
日本三名城の熊本城とは?
熊本城は、名古屋城と大坂城と並び、日本三名城のひとつに数えられる、それはそれは素晴らしくカッコいいお城です。
今から、約400年以上前に築城された熊本城は、当時築城の名手といわれた加藤清正によって築城されました。
お城のデザインや、その天守の美しさはさる事ながら「武者返し」の異名を持つ、お城を取り巻くように張り巡らされた巨大な石垣は圧巻の一言で、お城という存在は当時の要塞であったことを改めて実感させてくれます。
この威風堂々とした、熊本の中心部の小高い丘の上に建つ熊本城は、まさに熊本のシンボルそのものなのです。
なぜ、熊本城は国宝ではないのか?
僕は今まで2度に渡り熊本城を訪れていますが(2度は地震前、今回は3度目)とても見応えのあるカッコいいお城なので、てっきり「国宝」であると勝手に信じていました(国宝であると信じて疑わなかったので、当時は調べもしませんでした)
しかし、実は熊本城は「国宝」ではなく、重要文化財に当たる建造物で、城跡は「熊本城跡」として、特別史跡に指定されています。
熊本城が国宝ではない理由としては、築城当時から残っている貴重な建造物も多数ありますが、実は天守閣は昭和になってから、コンクリートで復興されたものなので、そこが国宝としての基準に満たないと判断されているからです。
しかし、実際に熊本城を見た事がある方なら分かると思いますが「あぁ、このお城は国宝だな、もしかしたら姫路城と同じ世界遺産かも?」と直感的に感じたことと思います。
熊本地震が熊本城に与えたダメージ
2016年4月に発生した熊本地震で、残念ながら熊本城は深刻なダメージを負ってしまいました。
重要文化財に指定されている13棟すべての建造物が被災し、中には倒壊してしまった建造物もあります。
また、熊本城の特徴である、お城を取り巻く圧巻の石垣への被害は大きく、崩壊や緩み、膨らみなど、全体の約4割程度の石垣が修復な必要な状態です。
お城という建造物は、現代のようにスピーディーに建てられる大量生産時代の建造物とは違い、芸術の域に達している複雑な建造物なので、完全に復旧するまでにはとても長い時間がかかります。
なので、熊本地震から既に2年半が経ちましたが、まだまだ痛々しい爪痕が多数残っているのが現状です。
実際に日本三名城 「熊本城」に行ってきました
九州一周ツーリングの真っ只中、2018年11月の平日に、自身としては3度目の熊本城に行ってきましたが、、、当日は僕のツーリングでは珍しく雨でした。。。
結論から言うと、地震後に熊本城に行くのは始めてだったのですが、その痛々しい姿に、ちょっと悲しい気持ちになってしまいました。
熊本城が一刻も早く、元の姿に戻ることを心から願っています。
日本三名城「熊本城」の場所・アクセス・駐車場の料金について
熊本城は熊本市内のど真ん中に位置するお城なので、各種アクセスは比較的容易な方です(要は熊本市内まで行ければOKです)
車・バイクの場合は、お城からほど近い「二の丸駐車場・三の丸駐車場」に直接アクセス可能で、二の丸駐車場は大型バイクの駐輪にも対応しています(写真は二の丸駐車場に実際に僕がバイクを停めた場面です)
両者の営業時間は、4月~10月までは午前8時~午後6時半までで、11月~3月までは午前8時~午後5時半までとなっています。
駐車料金は車が2時間まで200円、以降1時間ごとに100円加算、バイクは2時間まで100円、以降1時間ごとに50円加算と大変良心的な価格です。
熊本城の駐車場は市内の中心地の立地なので、ここから熊本市内の見どころまで歩いていくことも可能なので、車・バイクで行ける場合はかなりお得と言えます(仮に車で1日停めっぱなしでも駐車代は約1000円です)
熊本駅まで電車でアクセスした場合は、観光周遊バスの「しろめぐりん」の利用がおすすめで、熊本駅と熊本城を片道150円、熊本城以外の主要な場所をめぐる1日乗車券も400円と、こちらも非常にリーズナブルです。
なお、徒歩ダーの方は、駅から熊本城まで約3キロくらいの距離なので、だいたい所要時間30〜40分くらいが目安です。
日本三名城「熊本城」の営業時間や休城日・混雑状況について
残念ながら、熊本城は現在立ち入ることが出来ません。
多くの場所が熊本地震の影響を受け、現在復旧作業中のため、観光客が立ち入れるのはごくごく限られたエリア、主に石垣の外のエリアです。
なので、実は現在「熊本城」の営業時間や休城日といったものはなく、お城を外から自由に「眺める」というスタイルです。
車・バイクで来た方は、駐車場の営業時間が事実上の熊本城の営業時間とも言えますが、基本的にはいつでも自由に見学できるスタイルです(あくまで2018年11月時点の情報)
当然、混雑状況といったものもなく、強いていうなら週末の「二の丸駐車場・三の丸駐車場」は若干混雑が目立ちます(しかし、市内にコインパーキングが多数あります)
日本三名城「熊本城」の入城料金や割引券について
こちらも「営業時間や休城日・混雑状況について」と同じく、現在はあくまで観光客が城の外から自由に熊本城を眺めるというスタイルなので、入城料金がかかることはありません。
なお、地震前の入城料金は大人500円と大変良心的な価格でした。
日本三名城「熊本城」の現在の状況と見学方法について
熊本地震から2年半以上が経過した現在でも、熊本城では地震の爪痕が痛々しく残っていました。
崩れてしまった石垣や、倒壊してしまった建造物、クレーン車に取り囲まれた天守など、、、地震前の威風堂々としたカッコいい熊本城を知っている僕としては、なんだかちょっと悲しくなってしまう情景でした。
しかし、逆に言えば、今この瞬間しか見ることの出来ない、日々復興を遂げている熊本城の姿を見ることが出来る、そして、いかに熊本地震が大変な事態だったのか、現実を見て記憶に留める、、、という今しかできない事が出来るとも言えます。
現在、熊本城の見学方法は、城壁の周りを歩いて回るという方法で、指定ルート上には随時案内板が出ています。
主に地震の際の被害状況と現在の復旧状況、ここがお城でどのような役割を果たしていた場所なのかが案内されています。
指定ルートは、だいたい一周1時間くらいの道のりで、スタート地点から一筆書きで戻ってこれます。
特に熊本城がよく見えるのは「加藤神社」の境内からで、二の丸駐車場からは徒歩10分くらいです。
また、ルート上にある「熊本市役所」では、14階が展望フロアとして無料で開放されており、熊本城を一望する事ができます。
同じくルート上にある「城彩苑」では、お土産や飲食店などが軒を連ねています。
日本三名城「熊本城」周辺の馬刺しが食べられるランチスポット
せっかく熊本に来たのなら、やはり郷土料理の「馬刺し」を食べたいものです。
しかも、熊本城の観光とセットで、ランチで食べるのが最高です!
熊本城の指定ルートを一旦離れて、市内を約10分程度歩いた先にある「熊本ホルモン」さんは、ランチに馬刺し定食を味わえる貴重なお店です。
実は熊本市内の、特に馬刺しが食べられるお店は、夕方以降オープンのお店が多く、ランチタイムに馬刺しが食べられるお店は数えるほどしかありません。
そんな中、熊本ホルモンさんは、全体的に単価の高い馬刺しを1500円で味わう事ができて(馬刺し定食)馬刺しと馬ホルモン煮込み(!)を同時に味わう事ができるオススメのお店です。
「熊本城」の現在の姿と駐車場やランチ事情について まとめ
残念ながら、2016年の熊本地震で大きな被害を受けてしまった熊本城ですが、今しか見れない熊本城をしっかり目に焼き付けておきましょう。
なお、日々懸命の復興作業が続けられ、2019年の10月には特別公開される予定になっています。
威風堂々とした本来のカッコいい熊本城を見れるのが、今からとても楽しみです。