どもです、子供の頃ナウシカのガンシップに憧れていた、さすライダーです。
今はR1200GSという名のガンシップに乗っていますが、機会があれば是非ナウシカのガンシップに乗ってみたいです( ・∇・)
、、、と言うと「あぁ、あのガンシップね」と、低く見積もっても8割の人には通じるところがジブリの凄いところです。
ジブリという言葉を聞くと思わず反応してしまう、これはもう日本人のDNAといっても過言ではありません。
そして日本には、そのジブリの世界に通じる「ジブリっぽい場所」が点在しており、そこに行って「うわ〜ジブリっぽい!」と叫ぶのは、一つのステータスのようなものです。
日本人はとにかくジブリが大好き
突然ですが、あなたは今までの人生で、一体何度トトロ、ナウシカ、ラピュタを観たでしょうか?何度「バルス」と叫んだ事でしょうか?
おそらく最低10回以上、100回を超えている人もそう珍しくはないかもしれません。
ジブリの新作映画が公開されればヒット確実、金曜ロードショーではヘビロテでジブリを流しても毎回高視聴率、、、と、これほどまでに日本国民に愛されるコンテンツは、おそらくジブリ以外に存在しません。
なぜ、ここまで日本人はジブリが大好きなのか?
きっとこれを解明できた人は、日本人に必ずヒットする究極のマーケティングが出来るかもしれません。
日本人はジブリっぽい場所も大好き
SNS、特にインスタが絶大な影響力を持つようになってからは「ジブリっぽい」と言われる場所は年々増加傾向で、著名なインフルエンサーが「ココはジブリっぽい」と投稿するや否や、どんな場所でも大人気になります。
ジブリっぽい場所に行き、インスタ映える写真を撮り、連想される作品の世界観に浸ることは、現代の日本人の癒しなのかもしれません。
ジブリっぽさは人それぞれの解釈
ジブリっぽいと言われる場所に行くと「あ、、本当にジブリっぽい!」と言う人もいれば「、、、微妙、、、」と言う人もいます。
何故ならジブリ映画は年齢や性別、その時の時代背景により、解釈が人それぞれ違うからです。
一貫して「最後は自然に還る」というテーマは共通していますが、誰もが自分だけの「ジブリ感」を持っています。
なので、それを確かめる為にジブリっぽい場所に行くというのもまた、日本人がジブリっぽい場所に反応する理由なのかもしれません。
ジブリ映画の舞台は実際のところ不明
ジブリっぽい場所の中には、実際にジブリ映画の舞台となったと言われるスポットも存在しています。
実際に行ってみると「確かに」と思う光景が広がっていることも多いですが、しかし実際のところ、ジブリ映画の舞台は謎に包まれています。
日本はもとより、世界中に「ジブリの舞台になった、、、」と名乗る場所は数多くありますが、あくまでそれはファンの想像で、巨匠:宮崎駿氏が明言したわけではありません。
では、実際の舞台はどこなのか?、、、このミステリアスな部分もまた、ジブリの魅力なのです。
日本全国のジブリっぽい場所10選
日本全国のジブリっぽいと言われる場所の中から、バイクでジブリっぽい場所に行きまくっている僕が独断と偏見で選んだ10箇所を紹介していきます。
ジブリっぽい幻想的な滝「濃溝の滝」
インスタで一躍有名になった、現代的な流行り方のジブリっぽい場所が「濃溝の滝」です。
千葉県の君津市にある濃溝の滝は、滝がある洞窟に差し込む光の風景が幻想的、つまりはジブリっぽいと話題の場所です。
以前は全くノーマークな場所でしたが、今では君津市が公式ホームページに「濃溝の滝」を載せているほどの人気で、週末は無料の駐車場が大混雑します。
なお、滝に光が差し込む写真を撮りたい場合は、朝の早い時間帯に行くのがオススメです。
・濃溝の滝の詳細情報
住所:〒292-0526 千葉県君津市笹1954-17(隣接する千寿の湯の住所)
入場料・駐車場:無料
ナチュラルにコダマがいそうな場所「白神山地」
秋田県と青森県にまたがる白神山地は、日本最大の原生的なブナ林にして世界自然遺産でもあります。
バッファーゾーン(緩衝地域)とコアゾーン(核心エリア)に分けられた広大な敷地内には、樹齢400年と言われるマザーツリーや、神秘的な青さを誇る青池など、ナチュラルにコダマやシシガミ様がいても違和感がない、深い自然が広がっています。
白神山地内にはライトなトレッキングから、ハードな登山ルートまで、様々な自然散策ルートがありますが、オススメは誰でも楽しめる「世界遺産の径 ブナ林散策道」です。
・白神山地の詳細情報(白神山地ビジターセンター)
住所:〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田61-1
電話番号:0172-85-2810
営業時間:8:30〜17:00(11月~3月は9:00〜16:30)
入場料・駐車場:無料
千と千尋の湯屋っぽい場所「道後温泉 本館」
愛媛県の松山市にある「道後温泉」は、あの日本書記にも登場する、日本で最古の温泉と言われており、兵庫県の有馬温泉と、和歌山県の白浜温泉と並ぶ「三古湯」の一つとされています。
その情緒あふれる本館の見た目は、さながら千と千尋に出てくる湯屋そのもので、ここがモデルの地ですと言われれば、何の疑いようもありません。
道後温泉は実際に入浴することもできるので、ジブリの世界に想いを馳せながら、ゆっくりと温泉に浸かるのはいかがでしょうか?
・道後温泉 本館の詳細情報
住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5番6号
電話番号:089-921-5141
営業時間:6:00〜23:00(入浴プランによる)
入浴料:410円〜1550円(入浴プランによる)
駐車場:周辺に有料パーキング多数・バイクは無料駐輪場あり
存在自体がジブリっぽい場所「ぬくもりの森」
静岡県の浜名湖の近くに、まるでおとぎ話、いや、、、ジブリの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える場所「ぬくもりの森」があります。
建築家の佐々木茂良氏が、1983年に建てた「ぬくもり工房」から始まったこのメルヘンな世界は、その後徐々に成長を続け、現在の形になったと言われています。
まるで某ネズミ帝国のような園内は、たった300円で入場できるので、カフェや雑貨屋が立ち並ぶ敷地内を、誰でも気軽にゆっくりと散策することが出来ます。
ここの「ジブリ感」はかなり強めで、全体的に丸みを帯びた独特な建物は、そのままジブリ映画のセットとして使えそうなものばかりです。
・ぬくもりの森の詳細情報
住所:〒431-1115 静岡県浜松市西区和地町2949
電話番号:053-486-1723
営業時間:10:00〜17:00(全館定休日:木曜日)
入場料:大人300円(駐車場無料)
もののけ姫の舞台と噂の「白谷雲水峡」
鹿児島県が誇る世界自然遺産「屋久島」の中にある「白谷雲水峡」は、ジブリスタッフが「もののけ姫」を製作するにあたり、ロケハンをしたと噂される場所です。
白谷雲水峡は、美しい屋久島の自然に触れることの出来る自然散策路の総称ですが、その中でも「苔むす森」と呼ばれる、苔が生い茂っているエリアは別名「もののけ姫の森」とも呼ばれています。
流石にここまでの事態になってくると、ジブリっぽい場所というよりは、もはや完全にジブリってます。
僕は実際に白谷雲水峡を歩いたことがありますが、決して一切お世辞を言うつもりは無いですが、、、ここは完全にジブリの世界観(特にもののけ姫)そのものと言える場所でした。
深い森の中に現れる、苔に覆われたグリーンの世界、今にもシシガミ様が出てきそうな鬱蒼とした森、ふと振り向くと何かの気配を感じる(決して嫌じゃない気配)生命感、、、正直言ってジブリ云々を差し引いても、一度は訪れるべき場所であることは間違いないです。
・白谷雲水峡の詳細情報
住所:〒891-4200 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
電話番号:0997-42-3508
入場料:大人500円
平均トレッキング時間:2〜3時間
ジブリっぽい場所であり日本のウユニ塩湖でもある「江川海岸の海中電柱」
濃溝の滝に引き続き、再び千葉県のジブリっぽい場所が「江川海岸の海中電柱」です。
木更津市にある江川海岸は、沖合に向かって電柱が伸びると言う非日常的な風景が広がっていて、さながら千と千尋に出てくるワンシーンのようだとジブリファンの心を掴んで離さない場所です。
また、江川海岸は日本のウユニ塩湖とも呼ばれ、風が弱い日は周りの風景を投影する、ウユニ塩湖の「天空の鏡」のような現象も起きます。
ジブリっぽくもあり、ウユニ塩湖のようでもある、、、千葉県にあるのに東京と名の付く某ネズミーランドしかり、千葉県のポジショニングの曖昧さを露呈するスポットとも言えます(笑)
・江川海岸の海中電柱の詳細情報
住所:千葉県木更津市江川の潮干狩り漁協駐車場付近
電話番号:0438-23-8457(木更津市観光推進課)
入場料・駐車場:無料(その辺に駐車)
これぞ正統派のジブリっぽい場所「ラコリーナ近江八幡」
琵琶湖県こと滋賀県の近江八幡市にある巨大なスイーツショップ「ラコリーナ近江八幡」は、緑で覆われた建物がいかにもジブリっぽい、正統派ジブリっぽい場所の教科書のような場所です。
とてもスイーツショップとは思えない、さながらテーマパークのような場所で、広い園内はジブリっぽいオブジェの宝庫で、インスタグラマーが泣いて喜ぶ映えっぷりです。
肝心のスイーツはどれも絶品で、カフェスペースもあるので、ジブリの世界観に浸りながら1日ゆっくりと過ごすことが出来ます。
・ラコリーナ近江八幡の詳細情報
住所:〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615−1
電話番号:0748-33-6666
営業時間:9:00〜18:00
入場料・駐車場:無料
日本最北のジブリっぽい場所「宗谷丘陵」
北海道は日本最北端の宗谷岬の裏手に広がる「宗谷丘陵」は、日本離れしたスケールの大きな風景が広がる絶景スポットです。
広大な草原と抜けるような青空を貫く巨大風車群は、さながら風の谷のようで、ナウシカが今にもメーヴェで飛んできそうな勢いです。
また、シェルロードと呼ばれるホタテの貝殻を敷き詰めた白い道は、僕のようなツーリングライダーの御用達スポットで、これまたジブリっぽい、アニメのどこかで見たような風景が広がっています。
・宗谷丘陵の詳細情報
住所:〒098-6758 北海道稚内市大岬
交通規制なし:24時間走行可能
宗谷岬の裏手にある公園に「最北の白い道(シェルロード)」の案内あり
ジブリの精神を具現化した場所「知床」
大々的にジブリっぽいと言われる場所ではないですが、僕の独断と偏見では日本一ジブリっぽい、いや、ジブリを具現化した場所と言えるのが「知床」です。
北海道の世界自然遺産の知床は、ビジュアル的なジブリっぽさはないかもしれませんが、そこに行っただけで他とは違う空気感や自然の神々しさを感じる、ジブリの精神世界を感じる場所です。
野生の鹿が目の前を通り過ぎる、美しいトレッキングルートを歩けば、まるで目の覚めるような自然の絶景が待っています。
特にジブリに通じるものがある場所は「知床五湖」で、知床連山が湖畔に映る姿を眺めていると、心が軽くなってくるから不思議なものです。
すぐそこにトトロがいても、ネコバスが飛んでいても全く違和感がない、知床とはそういう場所です。
・知床の詳細情報(知床自然センター)
住所:〒099-4100 北海道斜里郡斜里町遠音別村岩宇別531
電話番号:0152-24-2114
営業時間:9:00〜16:00
入場料・駐車場:無料
おすすめキャンプ場:国設知床野営場(さすライダー独自視点)
名前からしてジブリっぽい幻の場所「ラピュタの道」
熊本県の阿蘇にあるジブリっぽい場所が、その名も「ラピュタの道」(通称)で、阿蘇の巨大な外輪山上にある「阿蘇市道狩尾幹線」という細い一本道です。
まるで空に飛び出すかのような感覚を覚える絶景の道で、いつしかライダーの間で「ラピュタっぽい」と言われたのが始まりと言われています。
しかし、残念ながら、2016年に起こった熊本地震により、現在は通行止となっている幻の道ですが、復旧を望む声は多く、再びココを走れる事を僕も願っています。
日本全国のジブリっぽい場所10選 まとめ
ジブリっぽいと言われる場所は、どこも基本的に良い場所です。
何故ならジブリのテーマは「自然」であり、結局人間は動物なので、自然を感じる場所が一番なのです。
ジブリがここまで日本人の心を惹きつけるのは、そんな人間の本質に訴えかけるものがあるからなのかもしれません。
ジブリっぽいと言われている場所に行ってみるのはもちろん、ぜひ自分でもジブリっぽい素敵な場所を探してみましょう!
PS:ジブリっぽい場所ではなく、ジブリが作った本気のジブリスポットは下のリンクからどうぞ^ ^