子どもの教育で「じいじや、ばあばがいると優しい子に育つわ〜」なんて、近所のおばちゃんから時々言われるのですが、本当にそうなのかな?と疑問に思い、真剣にまとめてみました。
結論から先に言うと、核家族・両親と同居それぞれのメリット・デメリットは存在するということ。
面白い結果になったのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
我が家の家族構成
私の家は結構な大家族で、私夫婦、我が子2人、両親、祖父母、私の妹という9人家族です。夕食の時は半端ない量のおかずがテーブルに並びます。
喧嘩もなくいざこざもないので、かなり快適にそれぞれ自分の時間を楽しんでいます。
子どもの様子は?
そんな大家族の中で暮らす子供たちですが、いつも大人がそばにいるので一緒に遊んだり、危ないことは注意したりと、子供の安全についてはバッチリです。
一人でテレビ見っぱなしということもないので、コミュニケーションはよく取れている方だと思います。見守る方も成長していくのを楽しみにしてますしね。
同居のメリット・デメリット
では私たち夫婦が思う同居のメリット・デメリットについてまとめてみます。
メリット1:家に帰ってきたら誰かがいるという安心
よく子供に鍵を持たせて、両親は共働きという家庭をTVや同僚との会話で耳にしますが、家に帰ってきて「ただいま」という相手がいないということはかなり寂しいですよね。
子供の不調や聞いて欲しいことに耳を傾ける時間も犠牲にしているのかもしれません。子供が家に対して「安心・安全な場所だ」と思うことはかなり重要なことです。
メリット2:教育に良い
同居をしていると色々な考え方に子供はぶつかります。私たち夫婦をはじめ、両親、祖父母など、それぞれの子供との接し方があるので、柔軟な思考が手に入れられるでしょう。
「同居すると優しい子になる」というのはおそらくこのような、頭の柔らかさや考え方の広さがもとになっているのだと思います。
メリット3:遊び相手がいる
我が子たちはカードゲームやボードゲームが好きなのですが、もちろん1人ではできません。私の母は働きには出ていないので、子守として一役買ってくれています。
先日も、仕事から帰ったら子供と母とでUNOを10ゲーム以上していたようで、毎日ハードな頭脳戦を母は強いられています。
母自身も、一人でワイドショーを観るより子供の相手をしている方が楽しいと言っていますので、遊び相手がいるという点においては同居の最大のメリットかもしれません。
メリット4:子供の安全を守れる
子供は時に恐ろしい病気に足を突っ込むことがしばしばあります。熱が出てそれが重度になってくると、熱性けいれんが心配になってきますし、実際息子も口から泡を吹いて救急車で運ばれた経験があります。
そのような子供の緊急事態に対応出来る大人がそばにいるかどうかは大変重要です。
私は極度の心配性なので、息子や娘が風邪を引いたら小休憩中に家に電話を入れて、体温や体の様子、食欲などを看病中の母に聞くことにしています。
いつも「心配しすぎ!」と怒られるのですが、大切な我が子を亡くすなんてことは絶対にしたくないのです。
では、次は同居のデメリットについて解説していきます。
デメリット1:教育に関して口を出してくる
私は子供に対しては「好きな時に好きなことをすればいい」という考え方なので、幼児教育などにはあまり関心がありません。それで子供を縛ってしまっては元も子もないという思いで暮らしています。
しかし家庭の中で「今から九九を習わせよう!」とか「習字教室なんかどうだろう!」という意見が出ることがありました。
私も小学校5年生までサッカー教室に通っていましたが、嫌で嫌で仕方なかったので、子供自身が「やりたい!」というまで待つつもりです。
このように夫婦の教育方針と、その親の教育方針が合致しないことはよくあるので、そこが「面倒くさいなぁ」と思う方も多いでしょう。
デメリット2:考え方がステレオタイプ
私から見て祖父母にあたるおじいちゃん・おばあちゃんとも、もちろん同じ釜の飯を食べて一緒に暮らしていますが、結構差別的な発言や人を無下にするような発言をよくするんですよね。
例えば「あの地区は〇〇だ!近づかないほうがいい!」ということも平気で言います。そのような考えは次の世代に残さずもう消えるべきものですし、そんな偏った考え方を持つ子には育てたくないのが実際問題です。
私はそのような差別発言を耳にしたら「やめて!」と怒るのですが、効果は薄いです。
デメリット3:すぐ凹む
例えば娘の機嫌が悪い時に「おーばぁば(子供からしたらひいばあちゃん)嫌い!」と言ったとしましょう。祖母はその言葉を間に受けてしまうんです。
たかが子供の言うことなのに「失礼な子だ!」「こんなに世話してるのに!」「ろくな子に育たない!」など、もう批判しまくります。
私たち夫婦はたとえ「パパ嫌い!」と言われても「そーかそーか」で流せるのですが、祖父母はダイレクトに受け取ってしまうのです。
そこがちょっと面倒な部分だなと日々感じています。
別居のメリット・デメリット
核家族にはもちろん大家族との同居にはないメリットやデメリットがあります。
メリット1:文句を言ってくる人はいない
例えば、23時に子供とディスカウントストアに出かけようが、0歳から英才教育を施そうが、両親の考え方が一致すればそれに対して異論を唱える人はいません。
ですので自由に家庭環境を築くことができますし、気を使わなければいけないという状況もないに等しいです。
メリット2:食費が最小限で済む
今はもう慣れましたが我が家の食費はかなり経済的な圧迫をしてきます。9人家族の米を炊くのに、炊飯ジャー2台は当たり前です。
今は私の父親・私の妻・私自身が働きに出ていますが、私の父ももうすぐ定年を迎えるので、ますます経済的な不安は大きくなっていきます。
その分核家族となれば食費も抑えることができますし、経済的な不安も大家族に比べると小さいと言えます。
メリット3:フットワークが軽くなる
大家族だと旅行をするにしても、他の家族の食事や火の元の心配は必ずついてきます。もし仮に家族の誰かが要介護者だとしたら旅行どころではありません。
親の面倒や他の家族との距離などを考えて、核家族には縛られるものが少ないというのが最大のメリットと言えます。
それでは、核家族のデメリットは何か挙げていきます。
デメリット1:子供の孤独感を生む
両親が共働きだと当然帰りは遅くなりがちですし、子供だけで夕飯を食べることもあると思います。そのカバーとして「土日で家族団らん小旅行!」みたいなイベントを立てるのは有効だと思いますが、毎週どこかのテーマパークに行けるわけではありません。
子供の一番嫌いなことは、親に怒られることよりも孤独を感じることなのです。そのことを胸にしまって育児をすべきだと思います。
デメリット2:緊急事態に100%備えられない
「子供が大きい怪我をした!」という事態や「大きな病気で救急車が必要だ!」というシチュエーションはどの家庭でも起こりうることです。
その時、親がそばに居てあげられるのとあげられないのとでは、子供の命に関わってくるかもしれません。
もし持病があるお子さんなら誰かがそばにいる環境を構築すべきだと言えますね。
デメリット3:本当に美味しいものを味わえないかも
これは私の個人的な意見なのですが、私の祖母はなすびを着けるのが大変上手で、誰が真似しても祖母の味には近づけません。そして最高に美味しいのです。
祖母の自慢料理はそれだけでなく、たくあん、鍋焼きうどん、ぜんざいなど「昔の味ってうっまーい!」というプチグルメを味わうことができます。
核家族に話を戻しますが、おそらくぬか床や餅つき機を置いてある家庭は少ないと思います。大家族だからこそ味わえる本当の旨さは、同居しないと体感できないでしょう。
同居・別居をまとめてみた感想
私が一番嬉しいと思っていることは、家族みんなが「子供のことを心から大切に思っている」ということです。
ちょっと表情に陰りがあれば、誰かが気づきます。もはや子供の両親である私でさえ気づかない問題を拾い上げることだってあるのです。
特に私の母や祖母は、子供の不調には敏感です。
大家族で暮らすことに最初は心配もありましたし、今も考え方や育児の方向性の違いでぶつかることもあります。子供自身も私たち夫婦以外の家族とよくぶつかっています。
でもそれが、この先人生の困難を乗り超える訓練だとしたら、同居も意外と悪くないなと思えます。
まとめ
今回は色々な家庭があって、それぞれメリット・デメリットがあるよ!という話でした。これを見てすぐにでも同居だ!別居だ!ということを望んでいる訳ではありませんが、暮らし方の一つの参考になれば幸いです。
同居・別居についてもう少し考えましょう!
日々の暮らしをもう一度考えるきっかけに。
どうしよう!?両親の面倒―同居していても、離れて暮らしていても…
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