VR動画を子供が見るのは危険!?見せる前にリスクや注意点をチェック!


VR動画を子供が見たがるけれど、見せても大丈夫?
そんな不安を抱いている親御さんも多いのではないでしょうか。
確かに、大人でも長時間見ていると目が疲れたりすることありますよね。
成長期の子供に見せても大丈夫なものか…かといって家にVRゴーグルがあれば見たがるのも当然です。
今日は、子供にVR動画を見せてもいいのか?リスクや注意点、改善策についてもご紹介します。

VR動画を子供が見るのは危険な理由

子供にVR動画を見せることにはどのようなリスクがあるのでしょうか?

その①目や脳に負担がかかる

VRゴーグル、3Dメガネといわれるものは、人がものを見るときに「立体だ」と感じる仕組みを利用して疑似的な立体視を生み出しています。
ものが立体的に見える仕組みは、「立体視細胞」と呼ばれる細胞内で左右の目から入ってくる情報をもとに、脳で立体的に見えるようにしています。
実際にものを見るときは奥行きがありますが、VRゴーグルなどで見る場合は、同じ距離のモニターを使って左右で違う映像を見せ、疑似的な立体としてとらえることになります。
通常の見え方と違うため、脳と目にはかなりの負担がかかるといわれています。
脳と目がまだ発達段階にある子供に見せるのは危険だと言われるのはこのためです。

その②斜視になる恐れがある

斜視とは、目の筋肉の異常により、片方の目が目標物を見ているが、もう片方の目が別の方向を向いてしまっている状態のことを言います。
放っておくと視力低下や立体視するのが困難になるなどの悪影響が出てきます。
また、斜視は見た目で分かるため、幼少期になってしまうといじめの対象になるなど身体的ストレスを及ぼすこともあります。
本来幼少期の斜視は原因不明といわれていますが、立体視細胞を形成する時期にある幼少期にVR動画を日常的に見せてしまうとそれが直接的な原因になりえるということです。
子供の斜視は手術しなければ完治しないということなので、大人がVR動画を見せないように気を付けてあげることが大切です。

その③大人向けに作られた商品だから


そもそも、VR動画に使われるVRゴーグルは、大人用として作られたものがほとんどで、大人の「瞳孔間距離」をもとに開発された商品です。
瞳孔間距離とは、左右の瞳孔の間の距離のこと。大人よりも子供の方が距離は狭く、子供が使用すると、サイズが合わないため空間認知能力が低下してしまうなどの恐れがあります。

Q:VR動画は何歳からOK?

A:13歳以上、15歳以上などメーカーによって異なる

VR動画をVRゴーグルを装着して楽しむ場合、VRゴーグルの説明書に記載されている「対象年齢」をチェックしましょう。
ほとんどのVRゴーグルが13歳以上、15歳以上と明記されています。
13歳未満の子供にVR体験を制限する「13歳問題」というのがあるように、13歳未満の子供にはVR動画を見せないように、大人が見守ってあげる必要がありそうです。

Q:VR体験施設の利用はNG?

A:子供向けVRゲームが楽しめる施設があります

VRが普及している今、こんなにおもしろい世界を子供が楽しめないんじゃ意味がない…と思いますよね。
実は、最近子供向けVR体験ができる施設が続々出はじめているんです。
2018年3月に、グリー株式会社と株式会社イオンファンタジーが手掛けるアミューズメント施設「モーリーファンタジー」にて子供向けのVRゲームの稼働を開始しました。
13歳未満は遊ぶことができなかったVRゲームですが、こちらの子供向けのVRゲームは単眼型のVRヘッドセットを装着して遊びます。
単眼型のVRヘッドセットは1つのレンズで見るため、通常のVRゲームより立体感は得にくいですが、健康上のリスクは低く、3歳以上から楽しめるゲームになっています。
子供がVRを体験するのに最適なゲームですので、モーリーファンタジーにお出かけの際はぜひ試してみてください。

Q:子供がVR動画を見たがったらどうすればいい?

A:子供向けのVR体験おもちゃがあります

大人が楽しむためにVRゴーグルを買ってしまって、あとで子供が使えないことに気が付いた…という人もいるのではないでしょうか。
子供がどうしてもVR体験をしたがるという人は、子供向けのVR対応のおもちゃを買ってあげるというのはいかがでしょうか?
おすすめのおもちゃをいくつかご紹介します。

おすすめ子供向けVRおもちゃ

大人から見れば子供だましと思うかもしれませんが、子供がVRを少しでも体験できるおもちゃというのもいろいろ販売されています。
お子様の安全なVR体験をサポートできるおもちゃを見ていきましょう!

おばけシューターVR~ヴァーチャルおばけリターンズ~

おばけシューターVR~ヴァーチャルおばけリターンズ~
暗闇で飛び回るお化けたちを退治するシューティングゲームです。
対象年齢は6歳以上。
VRメガネといわれるいわゆる3Dメガネをかけるとリアルなお化けが増え、立体的に見える仕組みです。
メガネをかけなくても楽しめるので、家族みんなでワイワイ遊べます。
価格は、5,380円。

おばけシューターVR~ヴァーチャルおばけリターンズ~

おばけシューターVR~ヴァーチャルおばけリターンズ~

VR シューティング スピリッツ

VR シューティング スピリッツ (ブルー)
子供が気軽にVR体験できるシューティングゲームです。
大画面の液晶に映し出される宇宙を舞台にしたバトルでリアルにシューティング体験できます。
左右に動かすことで画面も切り替わるのがVRっぽい。
QRコードを読み取って全国のプレイヤーとランキングバトルできるのも楽しいです。
カラーはレッドとブルーから選べます。
対象年齢は6歳以上。価格は1,695円です。

VR シューティング スピリッツ (ブルー)

VR シューティング スピリッツ (ブルー)

Flycreat AR Gun VR ゲームガン ゲームパッド ゲームハンドル 携帯ゲーム機 360°現実増強 体感ゲーム

Flycreat AR Gun VR ゲームガン ゲームパッド ゲームハンドル 携帯ゲーム機 360°現実増強 体感ゲーム スマートフォンゲーム 3D体験 ゲームガン 電子 玩具 男の子 知育玩具 Bluetoothペアリング スマートフォン対応可能 振動付き シューティングゲーム ゲーム 軽質 携帯便利 設置簡単 ワイヤレス For Android iOS AAA電池 男性/子供 プレゼント 黒
スマホカメラを使い、実際に見えない風景をAR(拡張現実)化して楽しむゲームです。新感覚のスマホゲームとして大人にも大人気。400種類を超えるゲームに対応しており、そのすべてが無料で遊べます。
価格は、990円とリーズナブル。対象年齢は6歳以上。
ゲームセンターさながらに、ゲームガンを振り回して子供と一緒に遊んじゃいましょう。

まとめ

VR動画を子供が小さいうちから見せるというのには問題があるということがわかりました。
しかし、小さいうちでも楽しめるゲームやおもちゃもあり、選択肢はこれからも広がるのではないでしょうか。
VR体験できる施設や、VRゴーグルは本当にたくさんの種類があり、一大ブームを巻き起こしています。
子供に人気のYoutubeでもユーチューバーが体験している動画などもアップしているのでやりたくなる気持ちはわかります。
しかし、リスクがあることを知って、たまにゲームセンターなどの施設で遊ばせるというのが賢い選択だと思います。

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