DODライダーズバイクインテントの継続レビューとトラブル時の神対応

DODライダーズバイクインテントとバイク

こんにちわ、ツーリングの寝床は宿よりキャンプ派、さすライダーです。

愛車と一緒にキャンプするというライダーの夢が叶う(GSは無理でした・笑)DODライダーズバイクインテントを手に入れて、早4ヶ月ちょいが経ちました。

初っ端から2週間の北海道ツーリング、その後は8日間の新潟・長野ツーリング、近場の一泊ツーリングに数回と、かなりハイペースで使ってきましたが、実は最終的にテントをDODに返品するに至りました。。。

返品したと聞くと、何やらとてつもなくネガティブなイメージを抱いてしまいますが、実際にはDODの神対応の末の、苦渋の決断にて返品するに至りました。

果たして一体、ライダーズバイクインテントに何があったのか?

まずは北海道ツーリング以降の継続レビューから説明していきます。

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北海道以降のDODライダーズバイクインテント継続レビュー

毎年恒例の、夏の北海道ツーリングでデビューした「DODライダーズバイクインテント」ですが、まず始めに、その後も継続して使ったレビューをお届けしていきます。

北海道はどこのキャンプ場も快適なので、どうしてもテントのレビューが甘口になりがちですが、今回は本州で使ったレビューなので、一番公平なレビューかもしれません。

相変わらず前室の居住性の良さは抜群

DODライダーズバイクインテントの前室

前回のレビュー記事で、僕はこのテントを「前室満喫テント」と名付けたいと書きましたが、これは本当にそうで、とにかく前室が広く快適です。

実際、このテントでキャンプする際は、ほとんどの時間を僕は前室で過ごしていて、テントの中に入るのは、設営時の荷物整理と夜に寝る時くらいです(笑)

このテントの前室は、ゆっくり過ごすもよし、バーナーを使ってお湯を沸かして食事を食べるもよし、パソコン開いてブログ書くもよしの快適空間です。

僕は身長173cmですが、キャンプ用の椅子に座れば頭がテントにぶつかることもありませんし、恐らく2人までは余裕で前室で過ごせると思います。

僕は、テントの中にいるよりは、外で過ごしたいタイプなのですが、かと言って寒い日は外にいるのが段々と辛くなってきますが、このテントの前室は左右が覆われていているので、ある程度の寒さまでは外で過ごせます。

テントの中はもちろん、前室にもランタンフックがついているので、残念ながら夜更かしも捗ってしまいます。

撤収は多少雑でも問題なし

僕はこのテントをはじめて見た時、絶対に撤収が難しいテントだと思いました。

何故なら、ワンタッチ機構の都合上、テントにポールが組み込まれているので、相当うまく畳まないと収納袋に入らないと思ったからです。

しかし、確かに最初は戸惑いましたが、ある程度撤収に慣れてくると、そこまで丁寧に畳まなくても、、、むしろ、結構雑に畳んでも問題ないという事が分かって来ました。

このテントは良くも悪くもデカく、それに伴い収納袋も余裕ある大きさで作られているので、よほど変な畳み方をしない限りはあっさりと収納できます。

さらに、僕はテントの他に、銀マットやハンマーなども一緒に収納袋に入れています(余裕で入ります)

設営が意外と面倒でキャノピーはあまり使わない

DODライダーズバイクインテントのキャノピー

撤収の楽さとは裏腹に、意外と面倒なのは設営です。

このテントの売りの一つは「テント自立までのワンタッチ機構」ですが、このワンタッチ以外の設営に手間がかかります。

まず、テントが大きいせいか、ペグ打ちするを場所が毎回悩みどころで、ワンタッチ機構で自立した状態は、あくまでテントがフワフワな状態なので、実際にはペグ打ちでテントの形を整えることになります。

一応バランスを見ながら、まずはテントの四隅にペグを打つのですが、、、結果としてはテントが若干ゆがんでいる事が多く、ペグを何度も打ち直す事が多いです。

さらには、ワンタッチテントは横風に弱いので、ペグにロープを結んで補強するのですが、このロープを結ぶ作業が結構面倒で、僕は面倒な時はやらなくなりました(風が弱い日に限る)

DODライダーズバイクインテント
赤丸で囲んだ部分のロープを結ぶのが面倒です

それと、このテント最大の特徴の「バイクイン」のためのキャノピーですが、これがなかなか自立してくれないので、僕は北海道以降は一度もキャノピーを立てていません(笑)

もちろん、バイクインしなくても、キャノピーを立てた方が快適性が増すので、立てた方が良いのですが。。。

モンベルのムーンライトとDODライダーズバイクインテント
モンベルのムーンライトの方が設営が早いです。

これは、あくまで参考程度に捉えて頂きたいのですが、ちょっと実験したところ、単純にテントの設営時間なら、モンベルのムーンライト2の方が遥かに早く建てることが出来ます(あくまで僕の場合)

雨の日に過ごすのは楽だけどインナーテントが若干浸水する

DODライダーズバイクインテントの雨の日

北海道では一度もキャンプ中に雨に当たりませんでしたが、その後の新潟・長野ツーリングで、待望の雨(?)に遭遇しました。

雨に遭遇したというよりは、テントを設営する時から雨が降っている状態で、強さ的にも結構な雨でした。

結論から言うと、想像通り、前室で過ごす分には雨でも快適でしたが、アウターの防水性がお世辞にも高いとは言えず、最終的にはインナーテントが若干浸水しました。

なので、雨の日にこのテントを使う場合は、純正のグランドシートの他にブルーシートなどを用意し、テントの下に敷くと共に、絶対に濡らしたくない荷物はバイクに入れておく(トップケースとかがある場合)もしくは、テント内では側面に荷物を置かず(側面が湿ってくるので)真ん中に集めておくなどの工夫が必要です。

ただし、これはある程度予想できた事なので、まず前提として、雨の日にキャンプをしないか、もしくは雨の日もキャンプする場合は、モンベルやスノーピークなどの頑丈なテントを使うべきです。

DODは本格的なアウトドアメーカーというよりは、ライフスタイルとしてのアウトドアを提案している会社なので、そもそも悪天候時のキャンプにはあまり向いていないというのが僕の見解です。

ワンタッチテントは自宅で乾かしにくい

初の雨キャンプで濡れてしまったテントを、帰宅後に自宅のベランダで乾かそうと思いましたが、しかし、これもある程度は予想していた事ですが、テントを乾かすのが中々難しいです。

テントにポールがくっついているので、布(外側の生地)だけ布団のようにベランダに引っ掛けて乾かす事ができず、なんとかうまくポールを取り回して、地べたに置いておくという乾かし方しか出来ません(インナーテントは取り外せばベランダで乾かせます)

もちろん、テントを設営して乾かせば良いのでしょうが、賃貸ではそんなスペースはなく、、、キャンプ場である程度テントを乾かせない場合は、ちょっと面倒なことになります。

DODライダーズバイクインテントが合う人合わない人

DODライダーズバイクインテントとバイク

僕のようにロングツーリングが多い人は、日々の疲れをいかに抑えるかがポイントになってくるので、その場合は快適に過ごせるライダーズバイクインテントはオススメできます。

また、テントで読書を楽しんだり、調理など、キャンプ生活全般を楽しみたい人にも、全室が広く使えるので、このテントはオススメできます。

反対に、1泊や2泊程度のツーリングがメイン、または、あくまでテントは寝るためだけのアイテムという考えの人は、設営に時間がかからず、軽くてコンパクトなアウトドアメーカー(例えばモンベルなど)のソロ・ツーリング用テントの方がオススメです。

また、雨男を自認している人(笑)は、アウトドアメーカーのテントとタープの組み合わせの方が濡れないかと思います(雨の日は晴れるまで連泊と決めているなら、ライダーズバイクインテントもありです)

最後に究極的なことを言えば、北海道と本州のキャンプをどちらも経験している方にしか理解できない選び方にはなりますが、、、北海道ならライダーズバイクインテント、本州ならアウトドアメーカーのコンパクトなテントという選び方が僕的には一番しっくりきます。

DODライダーズバイクインテントにトラブル発生

ある日、奥多摩のキャンプ場でライダーズバイクインテントを設営していたところ、僕の頭の中が一瞬「?」になってしまう事件が発生しました。

ワンタッチ機構でテントを自立させた後は、テント前方にある伸縮可能なポールを引き延ばす作業が必要なのですが、そのポールを「カチャ」っとロックさせる出っ張りが、綺麗さっぱり無くなっていたのです(文書と写真ではちょっと分かりづらいと思います)

DODライダーズバイクインテントの不具合
ポールをカチャっと留める出っ張りが消えていました

厳密に言えば、恐らく出っ張りがココに付いていたのであろう、僅かな出っ張りで何とか伸ばしたポールを押さえてはくれたのですが、これはもうロック出来なくなるまでは時間の問題だと思いました。

DODライダーズバイクインテントの不具合
かろうじてポールがロックされている状態

この、テント前方の伸縮可能ポールは、購入当初から「なんとなく動作が硬いな」とは思ってはいたのですが、まさかストッパーの出っ張りが取れるとは思ってもみなかったので、本当に驚きました。

心当たりとしては、もしかして新潟・長野ツーリングの時に、雨の中キャンプをして、そのまま家に帰るまで何もケアせずテントをバックに入れていたので、ポール内が錆びてしまったとか、雨と一緒にポール内に入った汚れが悪さをしたとか、そういう心当たりはありました。

ダメ元でDODに聞いてみた

取れた金属の出っ張りなんて、当然僕は修理できないので、DODのテントには1年保証が付いているので、ダメ元で問い合わせてみることにしました。

問い合わせはDODのホームページから、オンライン上で簡単にできます(文章での説明や故障箇所の写真が必要です)

DODの製品サポートページ
商品トラブル時の問い合わせはオンラインで

ダメ元でという意味は、例えばガジェットなら、個人的に間違った使い方をしていない限りは、元々の製品の不良である可能性が高いですが、テントはアウトドアで使うもので、しかも毎回組み立てるものなので「自分の使い方には問題ないです!」とは言い切れないですし、そもそも購入してから軽く20回は使っているので、流石に保証対象にはならないと思ったからです。

なので「なんだ!不良品じゃないのか!DODこの野郎!」というよりは(そもそも僕はそういうキャラじゃないです・笑)商品自体の不具合だったのか、もしくは自分に何か過失があったのかの判断ができないので、とりあえずは問い合わせてみようというスタンスで問い合わせをしました。

こういう時は、お互い紳士的に、気持ちよくやり取りするのが、結果として解決を早めてくれます。

DODのまさかの神対応に驚き

問い合わせのメールを送った翌日、DODのサポート担当から、信じられない返信が来ていました。

内容としては「大変申し訳ございません、商品の返品(全額返金)で対応させて頂きたく存じます」という驚きの内容でした。

、、、そりゃ驚きますよね、、、僕が送ったメールは「こういう事があったんですが、商品の不具合なのか、個人的な過失なのか判りかねるので、まずは問い合わせをした次第です」という内容です。

しかも、仮に今回のケースがDODのテントの不具合で、僕に100パーセント過失が無いとしても、既に20回ほど使ったテントを返品して全額返金なんて、むしろこっちが申し訳なく思うくらいです。

実際、このメールに対して「野外で使うものですし、組み立てて使うものなので、僕に100パーセント過失がないとは言えず、しかも20回も使っているテントを返品して全額返金なんて、御社に申し訳ないです」と返信したら「いえ、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしました、お手数ですが返品手続きをお願いいたします」と返信されました。

いやいや、返品なんて全然お手数じゃないし、、、DODの方がよほどお手数じゃないか、、、とは思いましたが、逆にここで返品しないのも失礼かと思い、返品するに至りました。

付け加えると、今回破損した箇所の修理部品と、交換品の在庫が現在欠品しているので、だから返品手続きで、、、という風にDODは説明してくれましたが、じゃ〜仮に部品と交換品があったら(恐らくですが)無料で修理・交換対応だったことになります。

保証期間が1年なので当然じゃないか!と思う人もいるとは思いますが、僕は業界は違えど、こういうトラブルの対応をしていた時があるので(スマホ販売員)当然とは思っていません。

商品の破損が発生した際には、まずは、どちらに過失あるのかを明確にする!ことが大切なので、僕は怒られてもお客さんのスマホの使い方や破損個所を検証して、、、という対応をしていましたし、最初に「申し訳ありません」と言ったら負けだと当時の上司に教わっていました(もちろん丁寧な対応の上で)

ぶっちゃけテントの破損なんて、メールの内容と写真だけじゃ絶対に判断できないので、つまりDODは絶対に商品側の不具合だろうと、ユーザーには過失はないだろうと最初から信じている上での今回の対応と言えます。

これを神対応と言わずになんと言えばいいのか、、、間違いなく言えることは、ユーザー(僕)は返品してもまた同じ商品、少なくてもDODのテントを買うということです。

DODライダーズバイクインテントの継続レビューとトラブル時の神対応 まとめ

DODライダーズバイクインテント

DODの特徴の一つは、通常企業が莫大な予算をかける広告費を一切かけず、その分商品価格に転嫁する(リーズナブルにする)ことで、そもそも商品が魅力的であれば、勝手にマスコミが広げてくれるし、ユーザーがSNSで広げてくれるから宣伝は不要という考え方です。

つまり、売り手本意ではなく、ユーザー目線であることが、僕も今回の一連の対応を通じて理解できました。

テント自体はとても気に入っているので、返金されたら再び購入し直そうと思っています。

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