現在、格安スマホは「docomo系・au系・softbank系」と、大手3社すべての電波に対応したサービスが登場しており、今まで以上に気軽に格安スマホへと移行する環境が整いつつあります。
中でもauの電波を用いた「au系の格安スマホ」は、docomo系の格安スマホの次に出たサービスであり、2017年に始まったばかりのソフトバンク系の格安スマホよりは選択の幅が広いことが特徴です。
しかし、auはdocomoやsoftbankとは異なる独自の電波を使用しており、au系の格安スマホへの移行にあたっては、端末の対応状況を念入りに確認する必要がありました。
今回はその「au系の格安スマホ」について、auの電波と端末の関係にも触れながら解説していきます。
- 格安スマホといえばdocomo系が主流
- auの電波はdocomoやsoftbankとは異なる独自仕様
- auの端末そのままで乗り換え可能なau系格安スマホ
- au系格安スマホ おすすめ5選
- 端末そのままでauから乗り換え可能!au系格安スマホのまとめ
格安スマホといえばdocomo系が主流
格安スマホを名乗るサービスの全体の8割から9割は、docomoの電波を利用している「docomo系の格安スマホ」です。
格安スマホという言葉を一般的にした日本通信の「b-mobile」というサービスもdocomo系の格安スマホで、格安スマホと言えばdocomoの電波を利用しているという認識が一般的です。
反対に、auまたはsoftbankの電波を利用している格安スマホは絶対数が少なく、どちらかと言えばマイノリティな存在と言わざるを得ません。
docomo系の次に登場したのがau系の格安スマホですが、それまでauユーザーは格安スマホへの乗り換えのハードルが高かったと言えます。
auの電波はdocomoやsoftbankとは異なる独自仕様
auの携帯電話網の電波は、 docomoやsoftbankのそれとは異なる仕様になっており、独自性が強いものを使用しています。
docomoとsoftbankの電波は「3G」の時代から共通のものを使用しており、両者の端末の互換性は高いものでしたが(実際はSIMロックがあるため動作はしないですが) auの場合は必ずauの電波に対応した端末が必要でした。
以上のことから、SIMロックを解除したsoftbankの端末は基本的にはdocomo系の格安スマホのSIMでも通信することが出来ますが、 auの端末はSIMロックを解除しても必ずしもdocomo系の格安スマホのSIMで通信できるとは限りませんでした。
これは、auの端末がdocomoとsoftbankとは異なる独自の電波をつかむように設計されているためであり「auの端末は電波の互換性が薄い」と言えるのはこの為なのです。
auの端末そのままで乗り換え可能なau系格安スマホ
auの電波を利用しているau系の格安スマホは、現在使用しているauの端末がそのまま使えることが最大の特徴です。
au系の格安スマホが登場するまでは、auのユーザーは格安スマホに乗り換える際に電波の互換性の都合上、新たに対応端末を購入する必要がありました(例:docomoの端末)
現在使用している端末がそのまま使用できるというメリットは、auユーザーによる格安スマホへの移行のハードルをかなり下げてくれたと言えます。
au系格安スマホ おすすめ5選
auの電波を利用している、auの端末そのままで乗り換え可能な格安スマホを5社紹介していきます。
au系格安スマホの先駆者「mineo(マイネオ)」
光回線による自宅用の固定回線などを手掛ける関西の大手の通信サービス会社「ケイティオプコム」が手掛ける格安スマホが「mineo(マイネオ)」です。
mineoは2014年6月にスタートした格安スマホで、当時au系の格安スマホとしては初めての1社となる、まさに先駆者と呼べる存在でした。
mineoがau系の格安スマホをスタートさせたことで徐々にau系、強いてはsoftbank系の格安スマホも目立つようになってきたと言えます。
現在ではau系の格安スマホはもちろん、docomo系の格安スマホも選べるマルチキャリアとして人気を博しています。
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auのグループ会社が運営しているau系格安スマホの本命「UQモバイル」
auを運営しているKDDIのグループ会社「UQコミュニケーションズ」の格安スマホが「UQモバイル」です。
もともとは、主にポケットWiFiなどで使用されている「WiMAX」の回線をメインで販売していた会社ですが、2015年12月からはau系の格安スマホの事業も始めるに至りました。
auのグループ会社として、auのサブブランドとも言えるUQモバイルは、au端末と相性が抜群な本命とも言える格安スマホです。
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ケーブルテレビが手掛ける格安スマホ「JCOMモバイル」
ケーブルテレビ大手の「JCOM」が手掛ける格安スマホが「JCOMモバイル」です。
JCOMは以前より、auのスマートフォンとの固定回線(ケーブルテレビ回線)のセット割を提供しており、auとは相性の良い会社と言えます。
現在はau系の格安スマホはもちろん、docomo系の格安スマホサービスも展開しており、マルチキャリアとしての存在感を強めています。
また、格安スマホとケーブルTVサービスをセット契約すると端末代が割引になるなどの特徴もあります。
定番の格安スマホがauプランをスタート「BIGLOBEモバイル」
docomo系格安スマホの定番サービスとして人気の「BIGLOBEモバイル」が、2017年10月にau系の格安スマホサービスもスタートさせました。
BIGLOBEモバイルは豊富なプランと安定した通信速度に定評のある格安スマホなので、au系サービスのスタートはauユーザー待望の瞬間でした。
BIGLOBE UQ mobile データ高速+音声通話プラン エントリーパッケージ au対応SIM(ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE) VEK54JYV
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docomo系格安スマホの本命からauプラン登場「IIJ mio」
老舗の通信サービス会社「IIJ」が手掛ける格安スマホが「IIJ mio」です。
別名みおふぉんとも呼ばれるサービスは、docomo系の格安スマホとしては本命とも言えるもので、特に安定した通信速度には定評があり、多くの格安スマホ比較サイトで常に高評価を得ています。
そのIIJ mioが満を満たしてスタートさせたのが「タイプAプラン」つまりau系の格安スマホサービスです。
もともとdocomo系では高評価のサービスなので、au系サービスでも高クオリティな通信サービスを提供してくれるのは間違いないです。
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端末そのままでauから乗り換え可能!au系格安スマホのまとめ
docomo系に次いで多いのがau系の格安スマホですが、独自の電波を使用してる都合上、端末に関する制約が多いことがネックでした。
現在は、auからの乗り換えはスムーズに行うことが出来るので、auユーザーの格安スマホへの移行のハードルはかなり低くなったと言えます。