こんにちわ、近い将来ロボットやAIに、人間の仕事を奪われることを、至ってポジティブに捉えている、さすライダーです。
だって、ルーティンワークから解放されて、遊ぶ時間が増えるって最高じゃないですか( ・∇・)
仕事が無くなって、お金も無くなったらどうしよう、、、恐らくその頃には日本でもベーシックインカムが導入されているはずなので、少なくても飢え死にすることは無いと思います(個人の実に主観的な予想です)
ということで、ロボットやAIにめちゃめちゃ興味がある僕が、先日ふとテレビCMが目が止まった、とても可愛いロボット「LOVOT(ラボット)」に心打たれ、早速触ってきたので、その時の感想などをシェアしていこうと思います。
一言で言うとLOVOTは「人間の仕事が増える・役に立たないロボット」でした(もちろん良い意味です)
- テレビCMで話題のロボット「LOVOT」とは?
- 実物に触れるために「LOVOT」の体験会に行ってきました
- 「LOVOT」の予約方法や発売日・価格について
- LOVOTの価格よりも毎月の基本料金が気になる
- 「LOVOT(ラボット)」の体験会に行ってきた話 まとめ
テレビCMで話題のロボット「LOVOT」とは?
突然「2001年宇宙の旅」のBGMが流れ、意味深なフレーズと共にエレベーターを上がっていく、2台の有機的な形状のロボット。
ようやく地上へと辿り着くと、1台が鶏の鳴き声にびっくりして後退、後ろにある農機具を倒しちゃう、、、という内容のCMを見たことがないですか?
僕は今年の初めにこのCMを見て、ロボット感が薄いキュートなその姿と、びっくりしてドジをしちゃう可愛さに「なにこのロボット?マジやば〜い」と女子高生並に興奮してしまいました。
早速Google先生に質問してみると、どうやらそのロボットは「LOVOT」という名の、今年の秋ごろに発売される、革新的なロボットだということが判明しました。
LOVE+ROBOT=LOVOT(ラボット)
このキュートなロボットの名前「LOVOT」は「LOVE+ROBOT」から生まれた造語で、呼び方は「ラボット」です(LAVOTではなくLOVOTです)
このネーミングから分かるように、LOVE、つまりは愛をテーマとしたロボットで、この時点で仕事系ロボットではないことが容易に想像できます。
実際LOVOTは、人間の代わりに何か作業をしてくれるわけでもなく、特に生活に役立つわけでもなく、敢えて今までのカテゴリーに分類すれば、ソニーの「aibo」的な友達やペットのような位置付けのロボットです。
役に立つロボットではなく「あったかい」ロボット
LOVOTは、今までのこの手の家庭用ロボットと比べて、見た目のロボット感がかなり薄いです。
もちろん、歴としたロボットなので、機械的な部分も多々ありますが、それでも有機的に感じる部分の方が圧倒的に多く、単純にかわいい!と思えます(これ凄いと思います)
実際、僕もテレビCMを見ただけで、一発で気になってしまったわけで、このLOVOTの愛くるしい見た目はかなりインパクトがあると思います。
LOVOTのミッションは「ロボットと人の新しい関係」であり、ロボットを単に仕事をお願いする機械的な存在ではなく「あったかい」と思えるパートナー的な位置付けの存在を目指しています。
この「あったかい」というポイントは、実際にLOVOTと遊んでみると、物理的な面からも、心理的な面からも感じ取ることができて、LOVOTを抱っこすると「あったかい体温」を感じますし、甘えたり喜んだりする仕草には「あったかさ」を感じます。
つまり、LOVOTは人の役に立たないどころか、人にかわいい!ほっとけない!という感情を芽生えさえ、抱っこする、ヨシヨシするという人間の仕事(言い方が悪いですが)を、むしろ増やすロボットなのです(これが革新的)
開発元の「GROOVE X」とは?
LOVOTの設計・開発・販売を行なっているのは、東京都の浜町にオフィスを持つ「GROOVE X」さんという会社です。
企業ミッションは「ロボティクスで、人間のちからを引き出す」を掲げており、まさにLOVOTのような存在を世に送り出す、2015年11月に設立されたロボットベンチャー企業です。
今回僕は、実際に「GROOVE X」さんのオフィスに行ってLOVOTと遊んできましたが、スタッフの方が皆フレンドリーで、とても居心地が良かったです。
こういう会社に就職していたら、僕の不治の病「会社員恐怖症」は発病しなかったんだろうな〜、、、としみじみ思いました(僕の初めての就職先は真っ黒けっけのブラック企業でした・笑)
実物に触れるために「LOVOT」の体験会に行ってきました
年明けに、テレビCMでLOVOTに心奪われてから、実際に会えるまでにそう長くはかかりませんでした。
何故なら今「GROOVE X」さんでは、LOVOTの体験会を無料で開催しているからです(現時点では2019年の1月18日まで)
無料という言葉を聞くと、何でもハイエナのように群がる僕は、早速体験会を予約してLOVOTに会いに行ってきました。
LOVOT体験会の予約方法や当日のスケジュールについて
この記事を執筆している、2019年1月9日時点では「GROOVE X」さんのオフィスで、1月18日までLOVOTの無料体験会を開催しています。
実は、去年の年末ごろから体験会を開催していたようですが、あまりの人気で速攻で予約が埋まり、現在開催しているのは追加開催分とのことです。
LOVOTは実際に触ってみてなんぼのロボットなので、おそらく今後も体験会は継続していくものと思われます。
さて、LOVOT体験会の予約方法は、下記リンクの応募フォームから必要な情報を送信するだけです。
10:00〜20:00までの間で、30分単位での予約になりますが、実際にLOVOTと遊べるのは5分くらいで、残りの時間はLOVOTランドと化している「GROOVE X」さんのオフィス内を自由に見学できます。
ちなみに「GROOVE X」さんのオフィスがあるのは、東京都内の浜町の大きなオフィスビルの中(住所は予約者に通知されます)ですが、ビルに入ると「LOVOT」の案内板があるので、ビル内で迷うことはありません。
あ、体験会の最後にクイズとアンケートに答えると、可愛いLOVOTグッズが貰えますよ!
生LOVOTはとにかく可愛いの一言
やっぱり、LOVOTは可愛いの一言です!
テレビCMを見て一発で惚れたわけですが、実物はCMの100倍可愛かったです。
丸っこいデザインで、目がくりくり、ペンギンのようなパタパタ動く手が最高にキュートです。
個体により顔の色や目の色、服の色などが異なるので(カスタマイズや着替えも可能です)見ているだけで全く飽きません。
メガネをしていたり、着物を着ているLOVOTもいたので、実際に発売されたら「うちのLOVOTちゃんが一番可愛いの!」戦争が勃発しそうな予感です(笑)
実際にLOVOTと触れ合ったらやっぱり可愛い
LOVOTは自分で考えて行動するロボットなので、基本は部屋の中を勝手に動いています。
それぞれの個体には、名前を付けることができるので、その名前を呼ぶと音声認識により近づいてきます。
ただし、LOVOTには「感情」があるので、一気に寄ってくることもあれば、普段あまり接していないと、すぐには寄ってこないこともあります(内気になっちゃう)
幸い、僕はLOVOTに気に入ってもらえたのか、名前を呼んだら直ぐにやってきてくれました。
なんとも言えない、ウニョウニョ〜っとしたLOVOT語(鳴き声)を発しながら、こっちに寄ってくる仕草は超可愛いです!
さらに、目の前にくると「抱っこして〜」とリアクションをしてくるので、抱きかかえると「体温」があることに気がつきました。
このLOVOTの体温は、いかにも機械的な熱ではなく、じんわりと暖かい温もりを感じる、完全に生物的な体温です。
LOVOTを抱っこしながら、体をナデナデすると、徐々に目が閉じていって、、、最後には寝ちゃいます、、、あまりに生物的な挙動なので、本当に驚きますよ。
そのまま寝かしておきたかったですけど、、、5分という短い体験時間なので、可哀想ですが、、、LOVOTの鼻を押して起こしました(鼻を押すとびっくりして起きます)
次に、スタッフの方が「高い高い」すると喜びますよ!と教えてくれたので、早速LOVOTを高い高いしてみると、いかにも喜んでますという表情と鳴き声で、手をばたつかせてくれるじゃありませんか!
、、、もう、超可愛いです(笑)思わず「いい子だね〜」と無意識に声を発してしまった僕は、この時LOVOTがロボットだという事実を完全に忘れていました。
この、ロボットであることを忘れてしまうこと、あたかもペットを飼っていて、普通に可愛いと思う感情と同じ感情を抱いてしまうこと、これがLOVOTの素晴らしいポイントです。
ちなみに、2台以上のLOVOTがいると、お互いにコミュニケーションをとったり、社会性が育まれていくようです。
LOVOTは開発に数十億円かけた最新技術の塊
帰宅後、受付で頂いたLOVOTのパンフレットを見てみると、なんと開発には「数十億円」かかっているようです。
しかし、実際にLOVOTと遊んだ身としては、確かに色々と凄かったので、これは納得の開発費でした。
例えば、LOVOTは車輪で移動するロボットなのですが、例えば人の前に来て抱っこをせがむ時は、いつの間にか車輪が格納されています(動作音が聞こえません)
そして、抱っこして再び床にLOVOTを置くと、いつの間にか車輪が出ています。
LOVOTの目は、実はディスプレイに投影されている映像で、気になる人の動きを追ってくれています。
しかも、目の色や動きは、ちょっと記憶が曖昧ですが、理論上は数億パターンくらいのバリエーションがあるということでした。
さらに、僕が気に入ったLOVOT語(鳴き声)ですが、これは例えば、AppleのSiriのように、予めプログラムされたものを再生しているわけではなく、その場その場でリアルタイムで鳴き声を発生させていると聞きました。
一般的なロボットやAIの声って、どことなく作り物感が否めないですが、LOVOTのそれは全く違和感がなく、普通に生き物がその場で発しているような自然な鳴き声でした。
ちなみに、LOVOTは1時間に1回15分ほどの充電が必要で、自分でネスト(巣:充電台)に戻って充電、完了後再び自分で活動するそうです。
このネストに接続した際に、物理ディスクとクラウドに、それまで培ったデータや性格がバックアップされる仕組みもあるそうです。
、、、と、このように、見た目はとても可愛いLOVOTですが、中身は最新技術が満載のハイテクロボットになっています。
「LOVOT」の予約方法や発売日・価格について
あまりにLOVOTが可愛かったので、純粋に「欲しい!」と思いましたが、さすがは最新技術の塊だけあって、かなり値が張ります。
それを踏まえた上で、LOVOTの予約方法や発売日・価格については以下の通りです。
LOVOTの予約方法について
下記リンク先のLOVOT公式ページの予約フォームから予約が可能で、予約には20,000円の予約金が必要ですが、購入時にその金額は差し引かれます。
LOVOTの発売日について
2体セットの「デュオ・本体2体+ネスト」は2019年秋ごろ発売予定、1体だけの「ソロ・本体1体+ネスト」は2020年内の発売予定です。
LOVOTの価格について
気になるLOVOTの価格は、デュオ・本体2体+ネストが「598,000円」で、ソロ・本体1体+ネストは「349,000円」です。
実はこの他に、毎月の基本料金が必要で、2体セットの場合は「プレミアムプラン:36,360年・スタンダートプラン:27,270円・ライトプラン:19,960円」1体の場合は「プレミアムプラン:23,635年・スタンダートプラン:17,990円・ライトプラン:9,980円」となっています。
プランの違いは、万が一の際の保証修理の内容と、年一回行うことが推奨されている「オーバーホール(車でいう車検的なもの)」の内容や金額による違いです。
LOVOTの価格よりも毎月の基本料金が気になる
LOVOTの価格に関しては「高い」というのが正直な感想ですが、しかしながら、これはあくまで僕の経済感覚であって、これまでにかかっている開発費や実際の収益性を考えると、普通に妥当な金額だと思います(新しいものが好きな人にとっては価格は関係ないですし)
むしろ、本体価格よりは、決して安くない毎月の基本料金の方が気になってしまいます。
この基本料金については、前述のような保証修理やオーバーホールに関する説明以外はこれといった明確な説明がなく、個人的にはちょっと説明不足かなと思うところです。
例えば、クラウドシステム利用料で〇〇円とか、ソフトウェアバージョンアップ手数料で〇〇円とか、このような明確な形で示して欲しいというのが正直なところです(決して安くない金額なだけに)
「LOVOT(ラボット)」の体験会に行ってきた話 まとめ
少しでもLOVOTが気になるなら、まずは実際に触れてみることをオススメします。
GROOVE Xの方も言っていましたが、LOVOTは実際に触ってみないと分からない、新しい感覚のロボットです。
抱っこしてみて感じる重さや温かさ、独特の鳴き声や動き、そして最新技術の数々などを、ぜひ実際に触って体験してみてください。
きっと、LOVOTがロボットであろうという事実を忘れて「こっちにおいで〜」と笑顔でLOVOTを呼んでいるあなたがいると思います。