どもです、さすライダーです。
2018年10月16日〜26日にかけて、中国・四国地方を愛車と旅してきましたが、その過程で遂に例の場所へ行ってしまったんです!
あの、SNSでバズりまくっている、日本のマチュピチュこと天空の城「竹田城」へ。
よっしゃ、竹田城を見に行ったる!というよりは、ルート上に、あれ?竹田城ってここにあったの?、、、じゃ〜行っちゃえ ( ・∇・)
という、いつも通りの行き当たりばったりから生まれた寄り道でしたが、想像以上に良い場所でしたので、早速情報を整理してシェアしていきたいと思います。
日本のマチュピチュこと「竹田城」とは?
竹田城とは兵庫県は和田山町にある城跡(竹田城址)で、標高353.7メートルの古城山の山頂に建てられた山城です。
古城山は、まるで虎が伏せているように見えることから、竹田城は別名「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。
山の上に建つ城跡、、、つまりは文明の跡、、、この時点でかなりマチュピチュ臭がしますが、秋から冬にかけて発生する雲海が竹田城を取り囲み、まるで天空に浮いているかのような情景は「天空の城(ラピュタ?)」とも呼ばれています。
竹田城はSNSで人気が出た現代型の観光地
竹田城はとても素晴らしいお城ですが、実はつい数年前までは無名の観光地でした。
いわゆる、知る人ぞ知るスポットだったのですが、高倉健主演の映画「あなたへ」の舞台となったり、某ネット検索大手のCMに登場したり、、、と、徐々に世間への露出が広まり、、、極め付けはSNS、特にインスタ映えるスポットとして人気を博し、ネット上で一気にバズりまくったことにより、竹田城の人気は爆発しました。
つまり、竹田城はSNSの普及によって人気が出た、現代型の典型的な観光地なのです。
竹田城のベストシーズンは雲海が立ち込める時期
竹田城はどのシーズンでも映える場所ですが、ベストシーズンはもちろん雲海が立ち込める時期です。
一般的には、9月〜11月にかけての明け方から午前8時くらいが雲海の発生率が高いとされていますが、あくまで雲海は自然現象なので、雲海に包まれた竹田城をどうして見たいという方はある程度の日数を確保することをオススメします。
実際に竹田城に行ったらマチュピチュよりはラピュタだった
竹田城は日本のマチュピチュと聞いていたので、そのつもりで現地へと向かいましたが、実際に竹田城を見た感想は、むしろ「ラピュタ」でした。
マチュピチュはあくまで史跡、つまりは人間が作ったものとされていますが、ラピュタは空想上の天空都市です。
、、、要は何が言いたのかと言えば、竹田城はとても幻想的な場所で、人が作った感や現実感が薄い場所、つまりはジブリっぽい場所でした(日本の人気スポットの条件の一つですね)
個人的に竹田城は、ジブリ度120パーセントを振り切っています。
竹田城の場所・アクセス・駐車場について
竹田城は今やメジャー観光地なので、各種アクセス方法は豊富な方ですが、なんせ山城なので、最終的には歩くことになります。
車・バイクでのアクセスは、北近畿豊岡自動車道・播但連絡自動車道の「和田山IC」で降りて、あとはアクセスが一番楽(登山バスを使う場合)な「山城の郷」もしくは竹田駅近くの「まちなか観光駐車場・城下町観光駐車場」に車を停めて竹田城を目指すことになります。
嬉しいことに駐車料金はすべて無料で、あとはバスを使う(有料)かオール徒歩(もちろん無料)かどちらかの選択ということになります。
つまり、車やバイクでのアクセスに関しては、すべて無料で竹田城に行くことも可能ということです。
「山城の郷」からは徒歩だけだと1時間ちょい、登山バスを利用して途中(中腹駐車場)まで行くと、あとは徒歩20分くらいで竹田城です。
「まちなか観光駐車場・城下町観光駐車場」からは、竹田駅の裏側にある「駅裏登山道」を登ることになりますが、なかなかの傾斜で竹田城まで40分ほどかかるので、健脚派の人にオススメです(ただし、一番早いアクセスルートです)
または「まちなか観光駐車場・城下町観光駐車場」からタクシーで「中腹駐車場」まで行ってもらい、そこから歩く方法もあります(タクシー片道1000円くらいです)
僕は今回、何も知らずに「山城の郷」までバイクで行ったところ、そこから先の道が夏の台風の影響で寸断されていることを現地で知り、大慌てで「まちなか観光駐車場」までバイクで行き、不本意ながら(笑)タクシーを利用する方法で行きました。
ちなみに、このタクシーは乗合が可能なので、駐車場でいかにもタクシーを待っている人がいたら「一緒に行きませんか、割り勘で(きらり)」と誘ってみるのはありです(僕は乗り合わせに成功しました)
なお「山城の郷」から先の道の寸断は、2018年11月1日に復旧する模様です。
電車でのアクセスは、JR播但線の「竹田駅」で降りて、あとは車・バイクと同じく「駅裏登山道」を歩くか、タクシーを呼んで「中腹駐車場」まで送ってもらう方法です。
竹田城の営業時間や休城日・混雑状況について
竹田城はシーズンごとに営業時間が異なり、1月4日〜2月末の間は完全に休城します。
・3月1日~ 5月31日:AM8時~PM6時(最終入城 PM5時30分)
・6月1日~ 8月31日:AM6時~PM6時(最終入城 PM5時30分)
・9月1日~11月30日:AM4時~PM5時(最終入城 PM4時30分)
・12月1日~1月3日:AM10時~PM2時(最終登城 PM1時)
ちなみに、最終入城時間までに竹田城に入ってしまえば、あとは多少営業時間が過ぎてもゆっくり見れます(僕は10月に行って18時頃まで城にいました)
混雑状況としては、もちろん雲海シーズンの9月1日~11月30日の早朝がピークで、駐車場に入るまで1時間以上待つこともあるようです。
ただし、それ以外のシーズンの日中の時間はそれほど混雑が目立たないようで、もちろん週末や連休はそれなりに混むとは思いますが、そこまで気を使う必要はなさそうです。
僕は2018年の10月の平日の15時頃現地に行きましたが、ガラガラのスッカスカで静かな竹田城を独り占めできて最高でした。
竹田城の入城料金や割引券について
竹田城の入城料金は大人500円(中学生以下無料)と大変良心的な価格です。
僕が調べたところ、公式の割引クーポンやJAF割などはありませんが、元が十分リーズナブルなので、素直に500円払って竹田城を満喫しましょう。
登山バスさえ使わなければ、駐車場が無料なので、これだけの人気スポットに関わらず、入城料の500円だけで楽しめるのは本当に素晴らしいと思います。
竹田城の人気の度合いから言えば、値上げしようと思えば1000円くらいまでは余裕で上げられると思いますので。。。
竹田城までと城内の歩き方と服装について
竹田城は舗装されていて歩きやすい「中腹駐車場」からのアクセス以外は、すべて登山道を歩くことになるので、動きやすい格好と運動靴は必須です。
特に、駅裏登山道からのアクセスはキツイ坂道もあるので、ぶっちゃけオシャレより、完全に動きやすさ重視で行くことをオススメします。
もちろん、早朝の雲海を見に行く方は、防寒着やレインウエアも必須の持ち物です。
竹田城自体は、歩きやすい遊歩道が完備されているので、景色を眺めながらゆっくり散策を楽しめます。
竹田城の見どころや所要時間について(雨天でも行くべき)
竹田城はサーっと歩くだけなら、おそらく30分もかからないと思いますが、本当に景色が素晴らしいので、どこを歩いても写真を撮っても絵になります。
特に景色がいい場所にはベンチが設置してあるので、絶景をぼーっと眺める時間も加味して竹田城自体が1時間、前後の登山道を含めたアクセスが2時間と見て、最低3時間くらいは見積もっておくことをオススメします。
なお、時間がない方は、山城の里からの登山バス、もしくは、まちなか観光駐車場・城下町観光駐車場からのタクシー利用がアクセス時間を短縮できます。
僕は今回夕方頃に竹田城に行きましたが、直前まで雨が降っていた影響で、まるで雲海のような雲が立ち込める幻想的な風景に出会うことができました。
なので、竹田城に行く日が仮に雨でも落胆せず、とりあえず上まで行ってみると、実は絶景が待っているかもしれません。
雲海に包まれた竹田城と立雲峡について
竹田城といえば雲海に包まれた風景が有名ですが、雲海はあくまで自然現象ゆえに狙って見れるものはでありませが、以下の条件を満たしている日は発生率が高いと言われています。
・発生時期:9月〜11月
・発生時間帯:明け方から午前8時くらいまで
・発生気象条件:晴天で湿度が高く気温が低いこと、風が弱いこと、日中との気温差が大きいこと
また、それこそインスタでバズっている、竹田城がぽかっと雲海に浮かんでいるような写真のほとんどは、実は竹田城ではなく「立雲峡」という別な場所から撮影された写真です(この項目の見出し写真もそうです)
立雲峡は竹田城の絶好の写真撮影スポットで、竹田城からは直線距離で2.2kmほどの距離に位置し、車・バイクでのアクセスが可能です。
立雲峡の駐車場から大体40分くらい歩いた先にある「第1展望台」が雲海の竹田城のベスト撮影スポットで、ぜひ竹田城と合わせてこちらも訪れてみましょう。
天空の城 竹田城のアクセス・駐車場・雲海など まとめ
日本のマチュピチュ、天空の城とは実に的を得ている表現で、竹田城ではその期待を裏切らない非日常的な風景に出会えます。
それなりに歩くことになるので、歩くのが苦手な人には少々きついかもしれませんが、それを加味しても、個人的には是非一度は行ってみて欲しいオススメスポットです。
旅の途中のノリで寄ったつもりが、さすライダー的2018年の旅スポットBEST10に入る場所でした。